2013年9月13日金曜日

野蒜石の露頭:タフォニーのいたずら

野蒜石は東北地方で広く用いられた凝灰岩質石材です。現在では鳴瀬川に沿った川下(かわくだり)で細々と採掘されているだけですが、大谷石や房州石とはまた異なった美しさをもっています。
何度か野蒜や東名等を中心に歩いて採掘跡や、この様な露頭を観察しています。これは海底の土石流でも有ったのでしょうかと思ったのですがどうやらタフォニーのいたずらの様です。
今回は、大きめの軽石を接写したり、軽石と軽石の間の黒色の礫を少し採取してみました。この露頭の直ぐ傍では、未固結と言える程度の泥岩片も沢山入っている層がありました。東名運河の南東側です。露頭のスケール代わりに右下に松の樹幹を入れました。

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