2012年5月19日土曜日

宮城・多賀城の柱状節理 13.6±0.9Ma

宮城県の多賀城市で、その日の仕事が終わって日没までの短い時間に、近くの小さな丘陵地を巡っています。何処も住宅が密集していて、火山岩の露頭などありそうもない場所なのですが、下関や北九州市内でも火山岩の露頭がありましたので、出張を含めた旅先では務めて丘陵地付近を散策し露頭を探しています。
この露頭は、地質調査所月報,1982年425-431Pに掲載された「塩釜地域の中新世火山岩のK-Ar年代」によれば、「鶴ヶ谷安山岩」と呼ばれる13.6±0.9Ma前の松島層の直上の時代のものの様です。
偶然の産物でこの露頭に出会いましたが、以前は天真小学校の南側崖に露頭が在ったらしいのですが、現在は全てコンクリートで覆われて居て、どうやら警察学校正門前の露頭と自衛隊・警察学校敷地内だけに残っている様です。 歩けば何かに出会えるものの様です。但し、余程の偶然でなければ露頭に出会う前に居酒屋の提灯に惹きつけられてしまう事が多い様です。

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