2011年11月7日月曜日

鋸山風景:C-1;車力道

鋸山の遊歩道を歩くとこの様な風景に出合います。
凝灰岩質の礫岩の敷石に深い溝が掘り込まれています。これは石材を山頂付近の丁場から降ろす為に使われた道で、詳しい画像などの資料はありませんが、どうやら「修羅:しゅら」を小型にした、石材を運ばない時には背負って運べるような「橇:そり」の様な道具を使っていた痕跡です。「車力道」とされているので、大きな車が在る台車を想像したのですが、傾斜がきつい坂道ではブレーキを掛けなければならず、しかも、麓で荷卸しした後は背中に背負って運んだと在りますので、ブレーキ付荷車ではとてもコンパクト軽量とは行きませんので、ブレーキを掛けながらとすると小型の修羅を想定した次第です。修羅の掘り込んだ細い溝は左右に二本あります。

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