2011年8月21日日曜日

岡山で万成石を見てきました

万成石と言う美しい御影石をご存じだろうか?19日と21日の二日間、岡山県の万成石を一生懸命観察してきました。
岡山市北区で万成石の採掘をしておられる(有)武田石材殿の御好意で丁場を見学させて頂く事が出来ました。
その後、岡山県立美術館⇒後楽園傍の旭川に懸る蓬莱橋⇒竹久夢二の詩碑⇒有本芳水詩碑⇒岡山県古代吉備文化財センター(庭瀬:此処は古墳に使われている石材の資料を探す目的もありました)⇒倉敷市内(自然史博物館他)等に使われている万成石を観察して来ました。撮影した画像は200枚を越えるので、整理するのに時間が掛かりそうですが、近日中に画像をまとめてご紹介したいと考えています。
サンプルを採集させて頂けたので、何れ薄片を製作して、「カリ長石」を観察してみようと考えています。
画像は、県立美術館の内装に使われている万成石の拡大です。画像をクリックして拡大して頂くと、横幅が大体38㎜程度です。これはバーナーで焼いて肌を凹凸に富む状態を作り出したものだと思いますが、美しいですね。
ピンク色の部分がカリ長石、白色部分が斜長石・長石、透明な部分が石英、黒色部が黒雲母と角閃石だと思いますが、薄片を検鏡した訳ではありませんので、詳細は判りません。透明部分は石英だけではなく、長石の場合もありますね。。19-21日の3日間福山に出張したのですが、仕事は1日だけでしたので、その前後の時間を利用しての万成石にどっぷりと浸かってみました。

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