2010年9月21日火曜日

山口県美祢市附近(8)

秋吉台科学博物館の前に車を止めて久し振りにこの附近のカルスト大地の景観を眺めながら、展示している岩石を見ているとこの標本が在り、横に「方解石の沈殿」と題された説明板が在りました。秋吉台の各地にあるこの様な岩石は以前は「結晶質石灰岩」即ち「大理石」と考えられていました。春先に、伊佐山の石灰岩採掘場の南縁を緑色岩露頭を探して歩いた時に脈状のこの様な露頭を何度か目にしました。熱変成を受けた「結晶質石灰岩」が何故脈状に存在するのか?不思議でなりませんでしたが、此処でやっと納得が出来ました。此処には「今では熱水の中の石灰分が沈殿して出来た「方解石」脈とされています」と書かれていました。

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