日光街道の宿場町として元和二(1616)年に開宿された杉戸宿の北側で日光街道に面した、「渡辺勘左衛門邸」は杉戸町の発行した観光パンフレットでは横町の古民家として紹介されています.
その日光街道に面して一部は安全の為かコンクリートで覆われていますが伊豆石の石塀が現存します。伊豆半島の下田市内に石切り場が有るこの凝灰岩は堆積後に様々な地殻変動を被っているのですが、石切り場の壁面で見る時には大体において斜交層理が目立つのですが、石材として切り出す時の集うで様々な模様を見せてくれます。
比較的明るく照らされている部分の壁面はこのような雰囲気です。
幾つか代表的な切石の画像をご案内しましょう。
下田の石切り場ではこのように比較的繊細な白い火山灰の線が美しいものが多いのですが、所々に全く様相が異なる石材が入ります。岩片が入る事も
白色のパミスの偽礫が集合する事も
この石材は、茨城県土浦市や栃木県足利市等、伊豆から遠く離れた地域にも分布します。建設年代が特定出来ないケースが殆どですが、舟運が大きな役割を果たした事は間違いないようです。
使われている石材とその想定される産地:
細粒の白色パミスと細粒左岸が斜交層理を示す石材:伊豆下田付近
資料整理番号:No.114642-10,最新観察時期:2015年10月7日
地理院地図10進座標系:36.032256,139.724566
2016年5月31日と6月1日ににUPした、「No.114642-10 杉戸町下高野 伊豆石の石塀」(ラベル:伊豆石)は内容が重複するので削除した。ラベルは石材名から存在する地域名に変更した。
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