
サンプルの全体。目盛は 1 mm単位。画像の横幅は70 mm。やや濃い灰色の点と黄色い紙魚の様なものが見えます。

三脚を忘れたので、マクロレンズを使っても、手持ちではせいぜいこの程度までした拡大できない。

実体顕微鏡を使うと、黄色い紙魚の様なものはこの様に大きく拡大して見る事が出来ます。薄片を作って調べた訳ではありませんが、恐らく「緑簾石」だと思います。

濃い灰色の点は表面が皺皺の丸みを帯びた形状が観察されます。劈開面が見当たりません。

サンプルを隅から隅まで観ていると、ビッカース硬度計の測定痕の様な四角錐に近い凹みが観察されました。

単眼だと立体形状が判りませんが、実体顕微鏡だと表面の細かな凹凸は別にして、高温推奨の両端が六角錐の様な形状がおぼろに浮かびます。前の画像の四角錐の凹みは二本の稜だけが目だっていたので、尖った錐の先端では無く横に寝た凹みだった様です。石英に間違いないようです。

最後の画像は、家を出る時にフト思いついて持参した伊豆の玄武岩の薄い破片に旨い具合に残ってくれたオリビンです。比較しようと観察したものです。