2011年1月1日土曜日

宇都宮市大谷石(12)

大谷石公園の一角。大谷観音に続く道の右側に見える場所。雨の水滴が写ってしまった画像を敢えて取り上げたのには訳があります。
もし、この大谷石の故郷を訪ねる機会があったら、この場所の画面左側のチラリと傘が写っている附近の生垣(植え込み?)に注目して欲しい。生垣の奥の大谷石の一番下の部分を観察しながら歩くと面白いものをきっと見る事が出来るでしょう。
私もそれを初めて見た訳ではないけれど、此処を歩いたときにこれがあれだとはとても気付かなかった。訳の判らない文章でゴメンナサイ!この後に続く明日、明後日の画像を見て下さい。
今年も日本国内各地の地質景観をご案内出来る事を楽しみにしています。毎日毎日1枚ずつUPして行く予定です。

2010年12月31日金曜日

宇都宮市大谷石(11)

前の画像を含む少し範囲を広げたもの。大きなミソの周りをリング状に取り巻いたミソや、3個並んだ中くらいのミソの周りを楕円形に包み込むミソ。その他にも観察していると星座を紡ぐ様に不思議な形状が浮かび上がって来ます。如何ですか?
今年最後の画像になりました。この一年 このつたない画像のブログをご覧頂き有難う御座います。
明日からの新しい年にも健康である限り1日1枚の地質系画像をUPしてゆきたいと考えています。

2010年12月30日木曜日

宇都宮市大谷石(10)

前の画像で指摘したのは拡大するとこの様な画像になります。中央の平べったい丸型の凹みを取り巻いて、やや小型の穴が取り巻いて居る様に見えませんか?これも「タフォニー」や「蜂の巣状風化」の一形態なのでしょうか?

2010年12月29日水曜日

宇都宮市大谷石(9)

大谷観音の境内です。有料ですが是非内部を見学される事をお勧めします。レンズに水滴が付着してしまいましたが、その水滴の直ぐ左の附近に面白い構造を見る事が出来ます。ミソが抜けた後なのか?気泡なのか?よく判りませんが、火山弾などが降った後かもしれない等と勝手な事ばかり想像しています。お堂の屋根上の部分の侵食で現れた崖の面が他の場所で見られるほぼ垂直な面と異なるのでこの様な構造が現れたのでしょうか?あるいはこれも蜂の巣状風化の一つの形態なのでしょうか?水滴の部分の近くの大谷石の表面を次の画像で取上げます。

2010年12月28日火曜日

宇都宮市大谷石(8)

この部分のミソはかなり菱形とか大分薄い形状が多いですね。かなり圧密されて仕舞ったのでしょうか?もう少し圧密されていればこの部分が黒曜石に変わっていたかも知れません。大谷観音の境内にある石塔には小さくて判り難いですが、やや赤味を帯びた石塔に、圧密されて小さな黒曜石に変化したと思われるものもあります。但し、他の大谷石とは石材の色が異なるので或いは他の産地の溶結凝灰岩かもしれません。

2010年12月27日月曜日

宇都宮市大谷石(7)

望遠で拡大したので前の画像とは収まっている範囲が異なりますが、この部分は途中にかなり厚いミソの無い部分が存在しています。
ミソ=軽石の大きな部分と考えると、もっと大型のものも在って不思議が無いと思うのですが、大きなものは浮いて流れてしまったので浮力を失った小型の軽石だけが堆積したのか、火砕流の中で揉まれて小片に砕かれてしまうのでしょうか?

2010年12月26日日曜日

宇都宮市大谷石(6)

駐車場から大谷公園に入る手前の川沿いの露頭。この附近の大谷石はかなり白い雰囲気が強いですが、所々に抉り取られた部分があります。元々、亀裂などが入っていて弱い部分だったのか?上からの水量が多く削られたのか?判りません。ミソは脱落していてその後の凹みが積み重なった層準を現しています。