2014年12月24日水曜日

地質標本館 特別展:地質情報展2014かごしま -火山がおりなす自然の恵みー

つくばの産総研・地質標本館で、表記の展示が来年3月22日までの予定で開催中です。詳細は残念ながら公開されて居ませんが、ポスターだけは下記にあります。コピペでどうぞ!
https://www.gsj.jp/Muse/eve_care/2014/kagoshima/kagoshima2014.html

下の画像は産総研地質調査総合センターの今年の“Greetings of the Season”季節の御挨拶状です。例年美しい画像が使われていますが、今年は運よく手に入れる事が出来ましたのでご披露します。一番上が開いた処。下は背面の半分づつです。一番下の地質図は本来カラーですが、スキャナーが不調で旨く撮れませんでした。



2014年12月23日火曜日

本宿:岩脈の中の杏仁構造の配列

岩脈の表面を剥がすと、内部に方解石或は沸石に満たされた杏仁構造が現れる。杏仁構造は、溶岩(この場合はまだ地上に出る前の貫入状態なのでマグマと呼んだ方が良いかもしれない)が流動する最中も発泡が継続しているので、熔岩・マグマの流れの方向に細長く引き伸ばされており、これがそのまま冷却固結し、更に熱水等の作用でその気泡を様々な物質が満たしてできるものなので、杏仁構造の分布は形状を観ると流動性を失う前にどの方向に流れていたのか保存されている。ここでも杏仁構造は一定の方向に引き伸ばされているのが観察された。
クリノメーターで、岩脈の方向を調べて居る処。

この処、真鶴半島や三浦半島を歩く機会が多く、中々、フィールドの記録を残す事が疎かになっていたので、年内は外出をしないでレポート作成を頑張りながら、この後のブログの構成を考えて行こうと思っています。