2012年3月3日土曜日

千葉の大地で (3)

砂の崖の上に立つ風食の塔です。危険だし、怖いのでスケールを置く事が出来ませんので大きさは下の画像で確認して下さい。砂取場が遠くまで広がっています。
所々に砂鉄の濃集層が在り、砂層から顔を出しています。
この砂の塔は4月13日には崩壊していました。新しい化石が沢山地表面に露出しています。私は化石のコレクターでは有りませんが、少しもったいないような気がします。でも、かなりぼろぼろで専門家じゃないときちんと形状を保存して持ち帰るのは無理な話です。

2012年3月2日金曜日

千葉の大地で (2)

妙な軽石が在る。何故か殻を持っているのだ!中にはこの様に全く箱根の温泉卵の様に(少々厚いが)黒い殻を持っている。但し、黄身は無い!どのような化学変化でこの様な「殻」が構成されるのか?不思議!
4月13日、博物館の仲間たちと久し振りにこの地域を再訪しました。少し割れが進んで居ましたが、これがまだ残っていたので採集して来ました。来週にでも少しクリーニングして実体顕微鏡で観察してみようと思っています。⇒まだクリーニングが終わって居ません!

2012年3月1日木曜日

千葉の大地で(1)

今日は、千葉のある砂取場で露頭を観察する機会を得ました。上の画像は美しい繊細な斜交葉理の堆積が突然切られて軽石が優勢な堆積に変わって居る言わば「不整合」の画像です。中で光っているのが10円硬貨です。今日はこの様な堆積層の中の軽石の画像を沢山撮影する事が出来ました。現在は採掘をしていない場所への自由な立ち入りを許して下さった企業と、ご案内下さったMさんにお礼申し上げます。天気予報は外れて少々寒い陽気でしたが実に嬉しい一日でした。
下の画像はその斜交葉理の一部分を拡大したものです。非常に繊細な葉理を描いてくれます。スケール代わりに私のハンマーの柄の一部を写し込んで居ます。見飽きる事が無い様に思います。
1か月半後の4月13日にこの地を再訪しました。12名の研究仲間と一緒でした。この模様の部分を磁石でチェックした処、磁力に引かれるものはごく少量で、殆どが「輝石」である事が確認出来ました。

2012年2月26日日曜日

カムチャッカの火山画像

NASAの“Earth Observatory”の画像集に、最近撮影されたカムチャッカ半島の火山画像が掲載されています。下記をご覧ください。
http://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php?id=77235
「カムチャッカ半島には70余の活火山が在ります。この画像は12月19日に撮影されたもので、太陽の位置が低いので火山の北側には長い影が引かれています。カムチャッカの火山は大部分が成層火山で、高く、峻嶮で円錐形をしています。
“Klyuchevskaya (also Kliuchevskoi) ”が最も高く標高は4,835mです。“Klyuchevskaya”が最も活動的火山だと目されていますが、“Bezymianny”,“Kizimen”,“Karymsky”,“Shiveluch”等も相変わらず活動的です。この画像の中でも認識出来る噴煙を南~南西に流しています。画像をクリックして拡大すると此処に掛かれたように長い影を引く火山が良く見えます。

高畠石 山形交通 旧高畠駅駅舎の軽石-2

これは玄関の二本の柱の内向かって右側の柱に在る軽石です。かなり拡大しています。私のパソコンの画面ではクリックで44倍程度に拡大されます。なんの説明も無しにこの画像を見て頂くと材木の切り口の様に見えると思うのですが如何でしょうか?スケールは木製ですがこれは反射でメモリが見えにくくなる事を防ぐために使っています。1本100円の市販品です。

27日から29日一杯が多賀城出張、3月1日は万田野へ観察会の下見、2日は博物館の仲間の勉強会と続くので3月3日まで更新出来ません。その後も原稿が待ってくれないので・・・・能力以上に頑張ろうとすると結果はこんなものですかね・・・