NASA EARTHOBSERVATORY に、チリとアルゼンチン国境に在る世界で二番目に標高(3738m)が高い“Llullaillaco”火山の衛星画像が掲載されていますので御案内します。
https://earthobservatory.nasa.gov/images/144453/llullaillaco-volcano
画像はサイトに掲載されたままの“720x480 pixels”の画像です。この火山は、考古学者には最も保存状態が良いとされるミイラの発見がなされたと云う点で有名です。アカタマ沙漠の東部のチリとアルゼンチンの国境に位置するこの火山周辺は世界でも最も乾燥した地域の一つだそうです。
最初の画像は溶岩流の形跡を示す火山全体の画像です。南北に大きく広がる溶岩流は後期更新世のデイサイト溶岩流だとされており、この火山の最も新しい噴火記録は19世紀に遡り1877年五月に噴火した事が歴史資料に残されているのだそうです。
二番目の画像は、そのLandsat画像をShuttle Radar Topography Mission(SRTM)によって取得された標高データに重ねて作成されています。この火山のGVPのデータベースは下記に有ります。
http://volcano.si.edu/volcano.cfm?vn=355110
2019年2月16日土曜日
2019年2月15日金曜日
GVP 火山活動情報の概要:2月6日⇔12日;19火山
New Activity / Unrest
Karangetang | Siau Island | 267020 | 1797 m
2月8日北側火口の“Kawah Dua”からの溶岩流は依然として流出を続け先端は 3.5 km 北西側山腹を流れ下り海に達しています。溶岩堤防は流れの中間地点付近で溶岩を導く様に形成されています。岩屑雪崩は溶岩流の先端付近で発生し灰色から褐色の噴煙を生じています。溶岩デルタは海洋への流入点付近に形成されており、濃密な水蒸気の噴煙を上げています。2月9日に実施されたドローンでの観測では溶岩リュは海岸から 210 m 付近で道路を横断している部分が最も幅広く 160 m、海への流入部では 140 m に達しています。地震活動は依然として活発で、警戒レベルは“1-4”段階の“3”。
Poas | Costa Rica | 345040 | 2708 m
地震活動と空振データは2月7-8日に掛けて様々な噴火活動が発生している事を示しています。8日の火山活動では“ A (Boca Roja)”火口に集中し噴煙が少なくとも 200 m 上昇していました。亜硫酸ガス臭は風下の16 km SW,32 km SW,の広い地域から報告されました。11日の0151時からは火口の火映現象が観察され、火山灰の噴煙は 200 m に達しました。
Ongoing Activity
Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | 2997 m
2月8日0012時に97秒間継続する噴火が発生しました。噴煙は観測されませんでしたが、カメラは火口の火映を捉えていました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”。
桜島:Aira | Kyushu (Japan) | 282080 | 1117 m
南岳火口の火映現象は2月4-12日の間観測されました。7日の1919時の爆発では噴煙は火口縁の上空 1.3 lm 上空に達し、火砕物を火口から 1.3-1.7 km の範囲まで噴出しました。8-12日の間には4回の火山活動が観測され、その中の3回は爆発でした。噴煙は 1.9 km 上昇し火山弾は火口から 900 m 上昇しました。噴煙が1.9 km 上昇し、大きな火砕物が飛散しました。
Copahue | Central Chile | 357090 | Elevation 2953 m
2月6日にはこの火山の警戒レベルを「グリーン」に引き下げた。
Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | 1229 m
2月9-10日と12日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km に達し南西に広がった。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Ebeko | Paramushir Island | 290380 | 1103 m
2月2-8日の間火山灰を含む噴煙が高度 2.3 km に達し、4日に降灰が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ
Etna | Sicily (Italy) | 21060 | 3295 m
2月6-10日の間“NSEC”と“Voragine”火口火山ガスに時折火山灰の混じる噴火が観測されました。4-5日は天候が悪く観測されていません。2月6日午後に始まった噴火では“NSEC”
から散発的な火山灰の噴出が観測され、7日の2215時から8日1015時までは比較的拡散した火山灰の噴出が継続しました。降灰はの14 km 南と15 km 南南東の地域から観測されました。
Ibu | Halmahera (Indonesia) | 268030 | 1325 m
2月5-12日の間、白から灰色の噴煙が山頂火口から 200-800 m 上昇しました。霧の深い気象条件で時折目視観測が阻まれました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Kadovar | Papua New Guinea | 251002 | 365 m
2月10日1640時にNew Zealand 空軍機から撮影された画像で噴煙が観測されました。
Merapi | Central Java | 263250 | 2910 m
2月1-11日の観測では山頂火口の容積は前週と同様の 461,000 立方mと推定され、特に携帯的変化は観測されていません。押し出された溶岩は南東側山腹上部からおよそ2km下の峡谷まで落下しています。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Nevados de Chillan | Chile | 357070 | Elevation 3180 m
2月5-12日の間の“Nicanor”火口の溶岩ドームの成長は“毎秒 0.003-0.004 立方m”と大変ゆっくりしたものです。白い水蒸気に時折灰色の火山灰が混じたものが 1 km 上昇し様々な方角に広がります。警戒レベルは「オレンジ」
Pacaya | Guatemala | 342110 | 2569 m
2月7-12日の間、ストロンボリ式噴火が“Mackenney”火口で続き、噴出物は火口縁の上空 25 m まで吹き上げられました。複数の溶岩流は北西側山腹を 10-250 m 流れ下り、溶岩流の先端からは小規模の岩屑雪崩が生じています。
Rincon de la Vieja | Costa Rica | 345020 | 1916 m
2月5日1906-1950時と6日0120時或いは6日0120時に噴火が発生しました。6日0000時にも噴火は記録されていますが天候不良で火口付近の視界は開けていません。
Sabancaya | Peru | 354006 | 5960 m
2月4-10日の間連日平均26回の噴火が発生しています。天候が悪くしばしば視界が遮られますが、火山灰と火山ガスを含む噴煙が火口上空 3 km まで上昇しています。
Santa Maria | Guatemala | 342030 | 3745 m
2月7-12日に“Santiaguit”溶岩ドームから噴煙が 500-700 m 上昇し山腹に降灰が観測されます。岩屑雪崩が溶岩ドームの北東、東或いは南東山腹を下っています。
Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | 3283 m
2月2-8日の間、溶岩ドームは北側で成長を続け、高温岩塊の岩屑雪崩と噴気活動が続いています。熱異常は連日観測され、時折火山灰を含む水蒸気は高度 4-5 km に達します。
航空カラーコードは「オレンジ」
諏訪之瀬島:Suwanosejima | Ryukyu Islands | 282030 | 796 m
2月1-8日の間、御岳火口では火映が観測され、小規模の噴火は時折観測され、噴煙は火口縁の上空 900 m に達します。警戒レベルは“5”段階の“2”。
Turrialba | Costa Rica | 345070 | 3340 m
2月8日0540時に突発的な火山灰の噴出が始まり1時間以上継続後に終わりました。噴煙は火口縁の上空 200 m に達し、11日には少量の火山灰が観測されました。
Karangetang | Siau Island | 267020 | 1797 m
2月8日北側火口の“Kawah Dua”からの溶岩流は依然として流出を続け先端は 3.5 km 北西側山腹を流れ下り海に達しています。溶岩堤防は流れの中間地点付近で溶岩を導く様に形成されています。岩屑雪崩は溶岩流の先端付近で発生し灰色から褐色の噴煙を生じています。溶岩デルタは海洋への流入点付近に形成されており、濃密な水蒸気の噴煙を上げています。2月9日に実施されたドローンでの観測では溶岩リュは海岸から 210 m 付近で道路を横断している部分が最も幅広く 160 m、海への流入部では 140 m に達しています。地震活動は依然として活発で、警戒レベルは“1-4”段階の“3”。
Poas | Costa Rica | 345040 | 2708 m
地震活動と空振データは2月7-8日に掛けて様々な噴火活動が発生している事を示しています。8日の火山活動では“ A (Boca Roja)”火口に集中し噴煙が少なくとも 200 m 上昇していました。亜硫酸ガス臭は風下の16 km SW,32 km SW,の広い地域から報告されました。11日の0151時からは火口の火映現象が観察され、火山灰の噴煙は 200 m に達しました。
Ongoing Activity
Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | 2997 m
2月8日0012時に97秒間継続する噴火が発生しました。噴煙は観測されませんでしたが、カメラは火口の火映を捉えていました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”。
桜島:Aira | Kyushu (Japan) | 282080 | 1117 m
南岳火口の火映現象は2月4-12日の間観測されました。7日の1919時の爆発では噴煙は火口縁の上空 1.3 lm 上空に達し、火砕物を火口から 1.3-1.7 km の範囲まで噴出しました。8-12日の間には4回の火山活動が観測され、その中の3回は爆発でした。噴煙は 1.9 km 上昇し火山弾は火口から 900 m 上昇しました。噴煙が1.9 km 上昇し、大きな火砕物が飛散しました。
Copahue | Central Chile | 357090 | Elevation 2953 m
2月6日にはこの火山の警戒レベルを「グリーン」に引き下げた。
Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | 1229 m
2月9-10日と12日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km に達し南西に広がった。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Ebeko | Paramushir Island | 290380 | 1103 m
2月2-8日の間火山灰を含む噴煙が高度 2.3 km に達し、4日に降灰が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ
Etna | Sicily (Italy) | 21060 | 3295 m
2月6-10日の間“NSEC”と“Voragine”火口火山ガスに時折火山灰の混じる噴火が観測されました。4-5日は天候が悪く観測されていません。2月6日午後に始まった噴火では“NSEC”
から散発的な火山灰の噴出が観測され、7日の2215時から8日1015時までは比較的拡散した火山灰の噴出が継続しました。降灰はの14 km 南と15 km 南南東の地域から観測されました。
Ibu | Halmahera (Indonesia) | 268030 | 1325 m
2月5-12日の間、白から灰色の噴煙が山頂火口から 200-800 m 上昇しました。霧の深い気象条件で時折目視観測が阻まれました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Kadovar | Papua New Guinea | 251002 | 365 m
2月10日1640時にNew Zealand 空軍機から撮影された画像で噴煙が観測されました。
Merapi | Central Java | 263250 | 2910 m
2月1-11日の観測では山頂火口の容積は前週と同様の 461,000 立方mと推定され、特に携帯的変化は観測されていません。押し出された溶岩は南東側山腹上部からおよそ2km下の峡谷まで落下しています。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Nevados de Chillan | Chile | 357070 | Elevation 3180 m
2月5-12日の間の“Nicanor”火口の溶岩ドームの成長は“毎秒 0.003-0.004 立方m”と大変ゆっくりしたものです。白い水蒸気に時折灰色の火山灰が混じたものが 1 km 上昇し様々な方角に広がります。警戒レベルは「オレンジ」
Pacaya | Guatemala | 342110 | 2569 m
2月7-12日の間、ストロンボリ式噴火が“Mackenney”火口で続き、噴出物は火口縁の上空 25 m まで吹き上げられました。複数の溶岩流は北西側山腹を 10-250 m 流れ下り、溶岩流の先端からは小規模の岩屑雪崩が生じています。
Rincon de la Vieja | Costa Rica | 345020 | 1916 m
2月5日1906-1950時と6日0120時或いは6日0120時に噴火が発生しました。6日0000時にも噴火は記録されていますが天候不良で火口付近の視界は開けていません。
Sabancaya | Peru | 354006 | 5960 m
2月4-10日の間連日平均26回の噴火が発生しています。天候が悪くしばしば視界が遮られますが、火山灰と火山ガスを含む噴煙が火口上空 3 km まで上昇しています。
Santa Maria | Guatemala | 342030 | 3745 m
2月7-12日に“Santiaguit”溶岩ドームから噴煙が 500-700 m 上昇し山腹に降灰が観測されます。岩屑雪崩が溶岩ドームの北東、東或いは南東山腹を下っています。
Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | 3283 m
2月2-8日の間、溶岩ドームは北側で成長を続け、高温岩塊の岩屑雪崩と噴気活動が続いています。熱異常は連日観測され、時折火山灰を含む水蒸気は高度 4-5 km に達します。
航空カラーコードは「オレンジ」
諏訪之瀬島:Suwanosejima | Ryukyu Islands | 282030 | 796 m
2月1-8日の間、御岳火口では火映が観測され、小規模の噴火は時折観測され、噴煙は火口縁の上空 900 m に達します。警戒レベルは“5”段階の“2”。
Turrialba | Costa Rica | 345070 | 3340 m
2月8日0540時に突発的な火山灰の噴出が始まり1時間以上継続後に終わりました。噴煙は火口縁の上空 200 m に達し、11日には少量の火山灰が観測されました。
カムチャツカ半島の“Bezymianny_Kamen_Klychevskoi” KVERTカメラ画像
以上
2019年2月10日日曜日
狛犬と龍 (2) :品川神社の続き
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