2018年3月1日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:2月21日⇒27日;16火山

New Activity/Unrest
Kadovar  | Papua New Guinea  | 251002 | Elevation 365 m
溶岩流は海岸寄りの南東の火口から流れ続け、2月1日に一度出現しながら数日後に崩壊した溶岩の島に再度つながりました。2月14-22日の間、主火口と南東側の海岸火口の両方から時折、濃密な火山灰を含む噴煙に中断されながら白い噴煙が上昇しています。火山灰を含む噴煙は火口上空370mまで上昇しています。22日には火映が観測されました。16日と22日には硫黄臭が北に15km離れた地域の住民から報告されました。

Mayon  | Luzon (Philippines)  | 273030 | Elevation 2462 m
連日山頂火口から溶岩が溢れ出しています。ほぼ連日溶岩噴泉と共に、火山灰や水蒸気も噴出し、溶岩流は山腹を流れ下っており、火砕流も発生しています。弱い、間歇的な溶岩噴泉が、2分間から最大77分間継続し、時折、半径 10 km まで届くような鳴動音も伴っています。連日1回から最大21回の火砕流が溶岩流の先端で発生します。警戒レベルは0-5段階の“4”で、半径 8 km 以内には立ち入り禁止です。

Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
25日に少量の火山灰を含む噴煙が高度 6.1 km に達し北東に170 km まで広がりました。

Semeru  | Eastern Java (Indonesia)  | 263300 | Elevation 3657 m
火山灰を含む噴煙が高度 4.6 km に達しています。噴火に先立ち火映現象が観測されています。

Sinabung  | Indonesia  |  | Elevation 2460 m
2月25-26日に火山灰を含む噴煙が高度 3.4-3.7 km に達しました。

Ongoing Activity
Aira  桜島 | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁のサイトを参照下さい。

Ambae  | Vanuatu  | 257030 | Elevation 1496 m
24日に火山灰を含む噴煙が高度 4 km に達しました。

Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  |   | Elevation 1855 m
26-27日に火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km に達しました。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
2月21日の2154時に、小噴火が地震波形により観測されました。噴火後しばらくの間、衛星画像では山頂火口から東南東に 2 km 離れた地点で、高温の堆積物と思われる小規模の温度上昇が観測されました。航空カラーコードは「イエロー」。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
2月21-27日の間火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km まで上昇し、様々な方角に広がった事が報告されました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380 | Elevation 1103 m
2月17-18日と20-21日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km に達しました。航空カラーコードは「オレンジ」

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
2月18日に熱異常が観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒活動状況に特段の変化は無いようです。下記、キラウエア火山の画像はHVOのマルチメディアの下記ファイルから頂戴しました。
https://volcanoes.usgs.gov/volcanoes/kilauea/multimedia_chronology.html


Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
相変わらずの爆発的噴火活動が継続しており、連日平均17回の噴火が記録されています。亜硫酸ガスの噴出量は25日の最大値は日量で2,092トンでした。半径 12 km 以内は立ち入り禁止です。


Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
2月 16, 18, and 20-21日に熱異常が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
2月27日0800時の噴火では火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 100 m に達しました。
以上
今週の火山ライブカメラの画像は以下の通りです。
“Ambrym”,

“Fuego”,

“Kizimen”,

“Klychevskoy”,

“Nevada del Ruiz”,

“阿蘇山”,

“霧島山系えびの高原”,

“霧島山系新燃岳火口”,

“霧島山系硫黄山”

以上

2018年2月27日火曜日

草加宿の石工 青木宗義 (2)

 今日の午後は青木宗義の「作品」を見ようと草加の街を歩いた。午前中は神社が多く石造物が多く残る野田市内に、青木宗義の作品が在るかもしれないと思い念の為に、図書館で野田市内の金石資料に目を通したが探し出す事は出来なかった。この街の江戸末には「杉崎弥八」と「古谷津辰五郎」の系統の石工が居られたので流石の青木宗義も入り込めなかったらしい。
 午後一番で、吉町と云う処で廃寺跡に在ると云う宝篋印塔を探したが、関連深い神社は既に調査済みなのでその周辺を探せば直ぐに判るだろうと思ったが、探し出せず、丁度見つけた駅中の「物産・観光センター」に飛び込んだが中々判らず、待ち時間がもったいなくて東福寺と谷古宇稲荷に回って戻ってきたら、何とかその場所を探し出して下さっていた。嬉しかった!有難う!。駅の近くの「何とか資料館」では、市で纏めた金石資料集に掲載のものなら何とかするが、掲載していないものは知らないと断られた。
昔は、このような資料館には老練な知識人が居て、判らなければその町の町内会長に電話してでも調べてくれたが、世代が代わってしまったのだネ!
 谷古宇稲荷では、ぐるりと一周しても見当たらなかったが、三周目にやっと植え込みに隠れそうになっていた「疱瘡紳」の祠を見付けた。青木作品でこれは二つ目の伊豆の凝灰岩だった。疱瘡紳の左手に書かれた「関八州石工司子孫神流齋青木庄左衛門」の署名

右側の建立年月

全景:風化が進んでいるのが残念

東福院では現存すると云う三件中二件は探し出せたが、最後の一個は判らずじまい。
まあ、もう何度か通って「青木作品」を探し出そう。
東福寺で拝見した二つの中の一つ。これは以前にFWでも確認している「金玉道中」
上は酒樽の薦被り。正面は徳利と酒杯。良い!実に良い!

署名の部分:大きな石碑だが署名は「六丁目 青木宗義」

続く・・・多分