太田市で観察する機会を得た幾つかの五輪塔の石材は、天神山で観察した凝灰岩と類似性が高いのだが、どうしても、九十九里の五輪塔とは異なるように思えてならなかった。
天神山産凝灰岩が使われていると云う五輪塔が横浜市西区に在るというので行ってみた。
空輪と風輪は残念ながら安山岩で置き換えられているのだが、確かに天神山産の石材に違いないと思われた。
地輪にやや大きな岩片らしい黒色部が観察されたり
繊維状の軽石が観察される事から、天神山の中でも下部の層準から採掘されたものか、あるいは石山(現桐生市新里町小林:消滅)の石材と思われる。
水輪の後方に「大」の字が刻まれているが、一文字だけなので、後世のいたずらだろうか?
境内に謡曲史跡保存会殿の案内が建てられていたのでご紹介する。門前にも黒御影と思われる石材の案内があるが、写真を撮ると自分が写り込むし、こちらが見易い!
続く
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