2016年6月24日金曜日

品川宿で海岸の護岸に使われた房州石 (1)

品川区立品川歴史館を見学させて頂いた。
ロビーに、品川宿の海岸の護岸に使われていた房州石が仮置き展示されていたので、許可を得て撮影させて頂いた。宿場町の、旧東海道から一本海岸側に入る路地は、東海道側から見ると少し「段差」があるのだが、これが昔の海岸線らしく、所々に護岸の石材が残っている。たまたま、その一部をコンクリート製の擁壁に改修する事となり、丁度角の所の石材を寄贈して頂いたもの。
各地を調査して歩いてもこれだけきれいに清掃されたものは中々お目に掛かれないので、この様な石材の観察は嬉しい。
一日、旧東海道に沿って立会川から北品川付近まで歩き回ってみたが、房州石よりも伊豆の凝灰岩の報が遥かに多い事が判った。これらは後々御紹介する事として、今日は品川歴史館に展示されていた石材を数点御紹介する。











説明書きにも有ったように、擁壁は“L”字の短い辺だけがコンクリートの擁壁に変えられたが、現地にはまだ、その長い辺の部分は残っています。途中で色が変わっていますが、手前側は房州石、奥は伊豆石とされています。奥の下半分は安山岩系の石材です。

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