2016年6月22日水曜日

凝灰角礫岩の中のバリエーション

比較的良く目にするので、つい見過ごしてしまいそうな石材に芦野石の様な凝灰角礫岩がある。
圧密構造(ユータキシティック構造)だけ見ていると、芦野石と白河石の中間なのだろうかと思ってしまうのだが、一つの構造体の中に混じっていると、本当に同じ産地の石材なのか?それとも、江戸当たりの大きな石材屋がその用途に応じて各地に手配した産地が異なるけれど、違和感がない程度に岩相が似たものなのか、判断が付かない事も多い。
礫が含まれている部分には圧密構造は無く、レンズが有る場所には礫は殆ど無い。両方が適度に混じった断面を見る事が出来れば嬉しいのだが、ここもチョット中途半端かな。やはり石切場で探すしかない。
例えば、以下の例はある寺院の階段に用いられた石材を側面から見たもの。
スケールを置けなかったので、同じ1600x790pixelsで採りミンギしてみた。








さて、同一の石材に見えるだろうか?

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