2017年5月14日日曜日

京都疎水の煉瓦 (1) ねじりマンポ

京都疎水は明治二十一(1888)年に完成した水路橋で、煉瓦は疎水用に造られたので、展示サンプルには「疎」の文字が見えます。(刻印は複数有る様です)煉瓦の製造工場は、現在の地下鉄「御陵:みささぎ」駅付近に建設されたのですが現在は全く遺構は無いようです。(標柱が建てられて居た様に記憶します)
疎水の下を潜る歩道トンネルには「雄観奇想」の扁額が掛っています。

トンネル内の煉瓦積みは一般的なフランス積やイギリス積とも異なる「ねじりマンポ」と呼ばれる積み方で、当時は、これがアーチの荷重を支えるには効果的だと考えられていたのだそうですが、如何なものでしょう?「







マンポ」は石炭山や鉱山の「間府:まぶ=(短い)坑道」から来たと云う説が一番正しい様に思われますが、少々音感の変化が大きすぎる様な気もします。

360年間風雪に耐えた安山岩の表面:久喜市栗橋,深廣寺の六角名号塔

埼玉スリバチ学会のフィールドワークに味を占め、小雨降る今日は成田線沿線の粘土質の段丘崖を諦めて久喜市栗橋まで足を伸ばしてみた。ネット検索で栗橋宿の建築物等をチェックして余り成果は期待できないけれど、一応、この宿場町までは押さえておかねば・・・等と云う多少半端な気持ちだったが、これがまた興味深い事!!!おいおい出会った石材の事をご報告させて頂こうと思う気持ちをぐっと抑えて、少々マイナーな、物好きな画像から御案内。

栗橋の国道4号線が利根川を渡る近くの深廣寺の境内に詳細は二枚目の画像の文化財指定資料をご覧頂きたいのだが、総高さ3.6m、一面の幅50cmの六面の石塔が21基建立されており、その説明には「この塔は・・・が伊豆より大石を船で持ち帰り」と記されしかもそれが1654年と記されているのです。360年前にこれだけ大量の石材を船で栗橋宿まで運んできた人が居られたのですね!

21本の中で2本だけが折損ヶ所を補修した跡が見られるが、地衣類の着生も少なく表面が意外とよく観察されるので小松石の表面を接写してみたのが後半の5枚の画像。画像の横幅は何れも約20mm。溶岩の流れた方向と溶岩流の中での上下関係などの差は在るだろうが面白い観察が出来たと一人にんまりと喜んでいる変人からの報告です。










2017年5月11日木曜日

桶川市のレンガ倉庫

5月7日に、埼玉スリバチ学会の復習に北本に向かう途中、桶川で一休みした時に煉瓦倉庫を見付けたので立ち寄りました。細田農機+細田家具さんの所有の様です。歴史的な建築物が残り易い土地柄なのか、拝見しておきたい建築が数多くありますね。解説は不要ですね!














GVP 火山活動情報の概要:5月3日⇒9日;20火山+α

GVP火山活動情報の概要を御案内します。
Activity for the week of 3 May-9 May 2017
New Activity/Unrest
Aira :桜島 | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
気象庁の「噴火に関する火山観測情報」を参照下さい。
  
Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
55日に今年4番目の、2012年以降最も激しい新しい活動期に入った事が報告されました。時折衝撃波を伴い、濃密な火山灰を含む噴煙が火口上空1.3kmまで上昇し南、南西から西の方角に50kmまで広がり、降灰は風下の以下の地域を含む多くの地域から報告されています。San Pedro Yepocapa (8 km N), Morelia (9 km SW), Santa Sofía (12 km SW), El Porvenir (8 km ENE), finca Palo Verde, Santa Lucia Cotzumalguapa (23 km SW), Siquinala, San Andrés Osuna, Chuchu, and La Reunión.溶岩流は“Santa Teresa (W) drainage”を2km、” Las Lajas drainage3km流れ下りました。火砕流は" Trinidad (S), Las Lajas (SE), Ceniza (S), and Santa Teresa drainagesを流れ下っています。西南西に8km離れたSangre de Cristoの住民は避難させられました。翌日には爆発は無く溶岩も停止しました。報道に拠れば南西に8km離れたPanimacheの住民約300名が避難しました。57-8日の間は小型の複数の噴火が発生し火山灰を含む噴煙が火口上空750まで上昇し西から南西の方角に8-20kmまで広がりました。渓谷に堆積した火砕流堆積物からは火山ガスが立ち昇っている事が確認されています。⇒下記に幾つか画像があります。
  
Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
54日の17時から南火口で新しい活動期のストロンボリ式噴火が始まりRSAM値は100-150に跳ね上がりました。急激な上昇は55日の0330時に観測され最大値の1,400には05時と06時に記録されました。RSAM値は急激に低下し07時には200まで低下し更に50まで低下しました。ストロンボリ式噴火は55日には巨大な鳴動を伴い、白熱岩塊と火山灰とスコリアを降ら、0530時から0600時に最も活動が活発でした。溶岩流は南西側の渓谷を下り標高600m付近で停止しました。少量の降灰がWarisi (E), Dugulaba (S), and Boda and Baliab (NW)を含む島内各地で観測されました。56-8日は天候が悪く目視観測は出来ませんでしたが火山活動は比較的低調で、噴火音や火口部の火映も観測されず、RSAM値もおおむね50以下でした。警戒レベルは引き下げられました。

Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
56日の1724時に噴火が観測されたものの視界が悪く状況を確認する事が出来ませんでした。6-7日には火山性の長周期地震が観測されました。

Ongoing Activity
 Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から57-9日の間火山灰を含む噴煙が高度2.1-3kmに達し南寄りの方角に110km余りまで広がった事が報告されました。
  
Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 300250 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、428日から55日の間、火山ガスと水蒸気の噴出が続き、連日衛星画像で熱異常が確認されました。航空カラーコードはオレンジです。
  
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から53-6日の間火山灰を含む噴煙が高度2.1-2.4kmに達し様々な方角に90-185kmまで広がった事が報告されました。
  
Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380 | Elevation 1103 m
クベルトに拠れば、428日から55日の間、衛星画像では静かな状況か雲に覆われている状態でした。航空カラーコードはオレンジを維持しています。58-9日には衛星画像から噴煙が高度2.4-2.7kmに達したことが報告されました。
  
Kambalny  | Southern Kamchatka (Russia)  | 300010 | Elevation 2116 m
55日、前の週のこの火山の活動は低調で有ったので航空カラーコードはイエローに引き下げられました。
  
Kanlaon  | Philippines  | 272010 | Elevation 2435 m
2016615日に発生した水蒸気爆発以来活動は低下し地震活動も定常状態まで低下し、地盤の変異も20168月以降観測されてなく、SO2ガスの噴出も低下し2016926日以降は水蒸気の噴気も観測されていないので警戒レベルは0-5段階の“0”に引き下げられましたが、火口から半径4km以内の火口周辺危険区域への立ち入りは禁止されています。
  
Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒活動状況に特段の変化は無く活発な活動が続いています。
 
Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
430日から51日の間、弱い熱異常が衛星画像で観測されており、51日には火山灰を含む噴煙が東に52kmまで広がりました。航空カラーコードはオレンジを維持しています。
  
Nevados de Chillan  | Chile  | 357070 | Elevation 3212 m
53日にウエブカメラで噴煙が上昇し速やかに拡散した状況が捉えられました。
  
Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5967 m
51-7日の間、爆発的噴火が増加し連日平均41回の噴火が発生しています。長周期地震とハイブリッド地震もまた増加しています。火山灰を含む噴煙は火口上空3.5kmまで上昇し40km程広がりました。衛星画像屋ウエブカメラから、53-9日の間突発的な火山ガスと火山灰を含む噴煙が高度7-8.2kmに達し拡散しました。
San Miguel  | El Salvador  | 343100 | Elevation 2130 m
428日から55日に掛けて、RSAM値は変動しつつも減少し50から173単位の間を変動しています。一般的に正常時のRSAM値は50です。亜硫酸ガスの噴出量も風により観測値に影響されますが低下しています。

Santa Maria  | Guatemala  | 342030 | Elevation 3745 m
54-5日の両日、10-12回の爆発が地震観測データから観測されています。6日の2145時に幅30m深さ2.5mの大きなラハールが発生し火山の南側の山腹に在る渓谷を流れ下り、木々の葉っぱや枝、樹幹や直径2mもある岩塊などを押し流しました。
  
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
⇒相変わらず活発な活動が継続しています。既に、私がメモを取り始めてから158週間(201458日から)一度も欠ける事無く活動が報告されています。
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
衛星画像等のデータ解析から53-9日の間火山灰を含む噴煙が高度3.5-5kmに達し様々な方角に広がった事が報告されました。
  
Suwanosejima:諏訪之瀬島  | Ryukyu Islands (Japan)  | 282030 | Elevation 796 m
気象庁の「噴火に関する火山観測報」を参照下さい。
  
Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
5517時に弱い噴火により、火山灰を含む噴煙が火口上空500mまで上昇しました。その後、1702時と1820時に短時間の地震が記録されましたが噴火したかどうかは確認出来ませんでした。55-7日には火山性の長周期地震が様々な強さの火山性微動と共に観測されました。6日の1250時に噴火が発生し、噴煙が300m上昇しました。1250時と1730時に火山灰を含む噴煙が1km以下の高度に達しました。710時には500m上昇し9日の0902時には噴火に伴い火山灰を含む噴煙が500m上昇し北西に広がりました。
  
☆霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)について「火口周辺警報」が59日に発表されています。関連資料を含めて下記を参照下さい。
 
☆明神礁付近の変色水と気泡については海上保安庁海洋情報部の52日のプレスリリースが現時点では最新情報です。

以上:引用した画像は何れも各機関のライブカメラ画像を利用しています。

2017年5月6日土曜日

神社に使われた「和装」煉瓦

数は少ないのですが、神社の「玉垣」に煉瓦が使われている事が有ります。この煉瓦(案内には「錬瓦」の文字が使われていますが)が使われているのは印西市大森地区に在る「鳥見神社」です。







創建時期は明らかではないものの、最も古い再建時期として大同二(807)年が記録されています。煉瓦塀(玉垣)は大正二(1913)年に建築されたと言われまさに煉瓦全盛期の物と云えます。本殿を飾る木造彫刻も有名で、常盤御前を描いたものをご紹介します。

他に八幡太郎義家と新羅三郎義光を描いたものが現存します。彫師は不明。境内には樹齢五百年を越えると思われる榧(かや)と銀杏の御神木が存在します。
鳥見神社は現成田線沿線に数多く分布する神社で、北浦、霞ヶ浦、印旛沼、手賀沼等が「香取の海」であった頃に、突出した段丘崖が「鳥見ヶ丘」として点在し、「鳥見十八社」と呼ばれた神社群が存在したものと思われます。

2017年5月5日金曜日

大正八(1919)年の煉瓦建築

昔々、故郷から筑豊の炭坑に行く時に「折尾」と云う駅で汽車を乗り換えるのだが、この駅は線路が二階建てで、主要路線である「鹿児島本線」は高い位置を走り、筑豊の産炭地から石炭の積み出し港の若松に走る「筑豊本線」は低い位置を走り、立体交差になっていた。煉瓦はこの画像の様な煉瓦とは質が異なったが、溶鉱炉や工場街の電気炉や、小さな配管部品等の鋳物工場も有り煉瓦は身近な存在だった。
 この画像の煉瓦建築は大正八年との事なので、およそ百年を経た事になる。煉瓦の表情に目が行ってしまい、建物の全体像はややお粗末な撮影になってしまったけれど、これは埼玉県熊谷市の「熊谷聖パウロ教会」と云う。聖堂と門が文化財として登録されている。



















建物について詳しく知りたい方は下記「日本聖教会」と云うキリスト教系団体のサイトを参照下さい。
http://nskk-kitakanto.org/facilities/index.html

やきすぎ煉瓦の蔵:千葉市大和橋傍

駅から博物館に向かう途中の大和橋と云うバス停の直ぐ傍に在る煉瓦を積んだ蔵、最近は時間の記憶があいまいで、昨年か一昨年に瓦を替えておられたのでまだ現役のものらしいが、最初は「塩煉瓦」だと思って飛びついたがどうも「やきすぎ煉瓦」らしい。これも手作業で整形したものだと睨んでいるが、駅からあるお弁当を購入する為にここまでの道のりを歩いて、もう半分以上来ていると思うのだけど、ついバスに乗ってしまう場所