2013年に駐車場の造成中に、小さなブルトーザーでは動かせない砂岩の岩体が出て来て工事がストップしているという情報を得て、露頭の観察をさせて頂いた。
3~5枚目の画像がその時のもの。この露頭は消滅したのだが、その駐車場の脇の道路の反対側に、以前からひっそりと小さな露頭が顔を出していて今も残っている。チャートは板状の角礫の角が少しだけ丸みを帯びる程度の摩耗が多いが、此処のは結構円摩されたものが多い。チャートをこれだけ摩耗させるにはどれだけ激しい地殻の変動があったのか?興味深い。

市内の古い石垣は銚子砂岩が多いのだが、チャート礫が入ったものはかなり少ない。ここでは無いが、トリゴニアという二枚貝の化石が入った砂岩がある港で使われています

黒生漁港のチャート礫を含む砂岩の岩体。防波堤が繋がっているので、上に上る事が出来るが、段差が1.5~1.7mくらいあってちょっと怖い。後ろのテトラポッドは多分かなり大型サイズのものでっす。近くには、オリビンの入った玄武岩の露頭もある。

チャートも様々です

小さなブルトーザーでは手に負えなかったので観察する事が出来た露頭

ハンマーの上にも沢山円摩されたチャート礫が見えます。全体は砂岩です。

10円銅貨の左下の断面は、しっかりチャートでしょ!
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