New Activity / Unrest
吾妻山 | Honshu (Japan) | 283180 | 1949 m
5日から火山性地震が増加し、9日には傾斜計の観測値では大鼻加工の南東 1 km の地点が隆起傾向を示し、警戒レベルが“5”段階の“2”に引き上げられました。7日と10日に行われた現地調査では噴気や火口周辺の地熱地域に変化は有りませんでした。10日には地震発生数がヘリはじめましたが、20日現在、変動しています。隆起は続いていますが速度は低下しています。
箱根山 | Honshu (Japan) | 283020 | 1438 m
18-19日に地震発生数が増加し震央は芦ノ湖の西側と駒ヶ岳周辺に集中しています。大涌谷の高温温泉地帯の噴気は活発化しています。衛星データ(GNSS)では3月中旬から地殻の変状は始まっています。19日に、警戒レベルは“5”段階の“2”に引き上げられました。21日も地震活動が活発な状態が観測されています。
Pavlof | United States | 312030 | 2493 m
14-15日に低周波の微動が観測され、大量の水蒸気が山頂火口から噴出しているのが15日に観測されました。航空カラーコードは「イエロー」に引き上げられました。AVOに拠れば、水蒸気の噴気と比較的高い地表面温度はこの火山では一般的な事だと述べています。
Sangay | Ecuador | 352090 | 5286 m
7日に新しい噴火活動が始まり21日まで継続しました。活動は中央火口と“Ñuñurcu dome (主火口の南南東 190 m に位置する)”の二ヶ所に集中し、爆発的噴火は主火口で火口縁の上空 1 km に達し、噴石は南東側山腹を 2.5 km 下りました。“Ñuñurcu dome”からは溶岩流が最大幅 17 m で南東側山腹を 470 m 流れ下りました。溶岩流の先端部での崩壊は小規模の火砕流を生じ、火砕流の大きなものは 340 m 流れ下りました。
Sarychev Peak | Matua Island (Russia) | 290240 | 1496 m
10.12日と17日に弱い熱異常が観測され、16日の早朝に噴煙が高度 2.5 km で南東に 50 km まで広がっているのが観測されました。航空カラーコードは16日に「イエロー」に引き上げられました。
Sinabung | Indonesia | 261080 | 2460 m
13-21日の間白い噴煙が火口縁の上空 700 m まで上昇していました。20日、警戒レベルが“1-4”段階の“3”に引き下げられました。
Ongoing Activity
Agung | Bali (Indonesia) | 264020 | 2997 m
18日午後、爆発が有り、白熱岩塊が火口から 2.5 km 以内の山腹に飛散しました。濃密な灰白色の噴煙が 2 km 上昇し、風下の地域に降灰がありました。弱い鳴動音が火山から南西に 8 km の地点にある観測所で聞き取れました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”。
桜島:Aira | Kyushu (Japan) | 282080 | 1117 m
13日に南岳加工で二回の爆発が有り、噴煙が火口縁の上空 1.8 km に達し、噴石は火口から 1.3 km 地点まで飛散しました。火口での火映も観測されました。
小噴火が17-20日の間地震計に記録されています。警戒レベルが“5”段階の“3”
阿蘇山 | Kyushu (Japan) | 282110 | 1592 m
15-20日の間、亜硫酸ガスの噴出量は比較的多い状態でした。15日午前の噴火では噴煙が火口縁の上空 700 m まで上昇し、17-20日の間は白い噴煙が 200 m 上昇しています。
警戒レベルが“1-5”段階の“2”
Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | 1229 m
15-21日の間、噴煙が高度 2.1-3 km に達し様々な方角に拡散しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Ebeko | Paramushir Island | 290380 | 1103 m
12-13日に熱異常が観測され、13-15日の間の複数の爆発では噴煙が高度 2.5 km に達しました。航空カラーコードは「オレンジ」
Etna | Sicily (Italy) | 211060 | 3295 m
14日と17-19日の間、山頂火口から、様々な濃度での火山ガスの噴出が観測されましたが、天候に阻まれて 13-19 日の間は観測出来ませんでした。
時折、火山灰の噴出がが“NSEC”加工の南と東側から発生しました。17-18日には、ストロンボリ式噴火が複数回発生し、白熱物質を火口縁の上空数十 m 吹き上げました。
Fuego | Guatemala | 342090 | 3763 m
16-17日と19-20日の間、毎時 15-20 回の爆発が観測され、噴煙が火口縁の上空 1.1 km まで上昇しました。爆発はしばしば衝撃波を伴い周辺の家屋を揺るがせました。白熱岩塊が 300-400 m 吹き上げられ、岩屑雪崩が発生して長距離を下り、しばしば植生区域に達しました。降灰が風下の、12 km SW, 9 km SW, 8 km SW, 8 km ENE の地域から報告されました。西側山腹の溶岩流は 300 m 流れ下りました。16日にはラハールが発生し様々なサイズの岩塊や木々の破片を押し流しました。20日には、硫黄臭の有る高温のラハールが 1.3 m ものサイズの岩塊を押し流し流れ下りました。
Ibu | Halmahera (Indonesia) | 268010 | 1325 m
14-16日と18-19日に噴煙が高度 2.1- km まで上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Karymsky | Eastern Kamchatka | 300130 | 1513 m
10-14日に熱異常が観測され、航空カラーコードは「オレンジ」を維持しています。
Klyuchevskoy | Central Kamchatka | 300260 | 4754 m
10日と15日に熱異常が観測され、航空カラーコードは「オレンジ」を維持しています。
Krakatau | Indonesia | 262000 | 813 m
地震観測ネットワークが13-19日の間に22回の噴火を観測しました。天候の良い時期には白い噴煙が山頂の上空 200 m まで上昇していました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Merapi | Central Java (Indonesia) | 261140 | 2910 m
11日には溶岩ドームの容積が 458,000 m^3と見積もられています。ドームの形状などは前の週と変化は無く、噴出した溶岩は大部分が南東側山腹に崩落しています。ブロックアンドアッシュフローが二回、1.2 km 流れ下り、警戒レベルは“1-4”段階の“2”。
Popocatepetl | Mexico | 34100 | 5393 m
15-21日の間、連日 22-72回の水蒸気と火山ガスの噴出が観測され、19-21日の噴煙の一部には火山灰が含まれていました。16日には2回の爆発が有り、噴煙が火口縁の上空 1.6 km と 1 km 上昇しました。20-21日には火映が観測されました。警戒レベルは「イエロー」で21日現在も継続中。
Reventador | Ecuador | 352010 | 3562 m
14-21日の間比較的活発な地震活動が捉えられており、爆発、長周期地震、火山性微動、噴気を示す地震等が含まれています。天候が悪く山頂付近はしばしば見通せない状態が続き、17-18日或いは20-21日の様に視界良好の日には、火山灰の含まれた噴煙が、火口縁の上空 1 km に達しているのが観測されます。火口の火映はしばしば夕方や早朝にも観測されます。19日には 500 m の長さの火砕流堆積物が北側山腹で観測されました。21日には岩塊が 800 m も転がり落ちました。
Rincon de la Vieja | Costa Rica | 345020 | 1916 m
14日と17日に水蒸気爆発が発生しましたが、濃霧の為に爆発をカメラで捉える事が出来ませんでした。15日に水蒸気と火山ガスが火口から立ち昇っており、乳白色の堆積物が火口縁に堆積しているのが撮影されました。
Sabancaya | Peru | 354006 | 5960 m
13-19日の間中規模の爆発が連日平均 33 回発生し、火山ガスと火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 2.5 km に達しました。衛星画像では10回の熱異常が捉えられています。
Santa Maria | Guatemala | 342030 | 3745 m
16-17日に毎時2回の爆発が観測され、火山灰を含む噴煙は 700 m 上昇しました。19-20日には8回のやや弱い爆発が観測され同様に噴煙が 700 m 上昇しました。岩屑雪崩が南東側山腹を下りました。
Sheveluch | Central Kamchatka | 300270 | 3283 m
10-17日の間溶岩ドームで熱異常を観測しています。堆積した火山灰の再飛散が観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」
Turrialba | Costa Rica | 345070 | Elevation 3340 m
前の週に突発的な火山灰の噴出が短い周期で発生しました。19-20日には微量の火山灰を含む長時間継続する断続的な噴出が観測されました。
Villarrica | Chile | 357120 | 2847 m
5-6日にストロンボリ式噴火が発生し、火口縁の上空 50 m まで噴出しました。14日には 24 m 幅の溶岩噴泉が 70 m 上昇するのが捉えられました。
深夜の噴火では、マッシュルーム型の噴泉が 70 m 上昇しました。この噴火は 2015 年以来最大のものだと報告されました。
以上 以下は掲載されなかった火山のカメラ画像です。
Bezymianny_Kamen_Klychevskoi_190522_092901
霧島山系新燃岳_190522_06190000_KIRKKVvsm
霧島山系硫黄山_190521_10485800_KIRIOMvsm
Masaya - NICARAGUA_190521_014758
Mount Etna - Summit Craters_190520_1244
Nevados de Chillán_190520_042317
御嶽山_190519_11250000_ONTMTKvsm
Poas_190520_172148
Stromboli_190522_0536
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