昨日26日は、房総半島の真ん中あたりの巨大な砂取り場に「円礫」を採集に行く予定だった。地質学会の表紙にもなった事の有る露頭のある場所だ。残念ながら集合時間に風雨が強くなり、天候の回復も望めそうに無かったのでフィールドは中止となった。当分地学行事が続くので、再挑戦は何時になるか判らない。
帰るのももったいないし、雨では凝灰岩質石材の観察も、雨では凝灰岩の色も大きく変わるので、久し振りに真面目ぶって、偏光顕微鏡で薄片の観察をしながら写真を取る事にした。但し、薄片は自分が造ったものでは無く、岩石も私が採集したのは大磯町の西小磯海岸で採集したものが一個だけ。斜長石なら直ぐ判るさ!と写真を撮影したが色々と面白かったのでその一部をご紹介。尚、薄片は訳在って円礫を採取したものだから全て「転石」。画像の幅は 4.2 mm のものと、1.6 mm のものが有る。最後の一枚だけはオープンにコルだが、他は全てクロスニコル。
源岩は何か?敢て書かない。と云うか、メモを採り損ねたのが在ったので全て省略。最後の三枚は同一の部分を見ているのだがステージ回転と共にぼんやり浮かんだり消えたりする太い黒筋の意味を理解するのにえらく時間が掛ってしまった。どうやら、累帯構造らしい。やはり、勉強し続ける事は大切ですね。
千葉県立中央博物館では、5月4日は、主としてお子さん向けの「石割体験会」。千葉県産の「石」を岩石ハンマーで割って頂いて、破片を実体顕微鏡で観察して頂く。11日は野外地学観察会。千葉県内の不便になったJR線の影響で房総半島南部の「江見」に昼前に現地集合で、石蔵の石材や海岸の地質を観察。これは既に申し込みは締切。
以上
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