2019年4月24日水曜日

鷲と鷺:不思議な神社を訪ねた

先日、杉戸町の「鷲神社」を訪ねた時に、2017年に杉戸町を歩いた時に探し出せなかったもう一つの「鷲神社」の事を思いだし、杉戸町の編纂した神社名鑑のコピーのファイルを探し出した。様々に検索をし直してその神社が春日部市の中の杉戸町の飛地に在る事が判ったので、今日は午後からの出勤だったのを良い事に午前中に訪ねてみた。

最初の画像は国土地理院地図で、中央がその神社。北春日部から「大落古利根川」を亘って少し北に鎮座している。本来、杉戸町の飛地に掛っている筈なのに、地図にはその事は何も記されていない。

しかし、神社に入ると神社額に似た様な文字の二つの神社名が掛れている。ここまでは珍しくは無い。三社大神と云うのも結構多い。

三枚目の画像を見て頂くと賽銭箱の位置が普通は中央に在る筈なのに、何故か中央より左手に置かれている。

更に近付くと、四枚目の画像の通り中央より左手に「小渕 鷺神社」の額が掲げられている。中央と右手には何もない。

当然の事ながら、本殿も同じ建物だけれど、扉は別々に在り、当然建物内には間仕切りが在る。更に、境内の右手には「鷲神社拝殿改修記念碑」が平成二十九年一月吉日」の日付で建てられている。左手には「鷺神社拝殿修復記念碑」が実は同じ日付で建てられている。



画像は省くが、鳥居も左の柱には「平成十三年十月吉日 小渕氏子一同」と、右には「西暦二〇〇位置年十月吉日 本郷氏子中」と書かれている。
杉戸町の飛地に(あるいはその境目かもしれないが地図に記銘されていないので判然としないが)在る神社なのだから「鷲神社」にあとから「鷺神社」が合祀されるようになったものだろうが、歴史の在る神社なので石材も興味深く、中々に味のある石材が使われていた。石屋が在庫を持っていたのだろうか?と思う程、程度が良い。この石材は時々、不思議なほどに保存状態が良いものに出会う。伊豆の軟石の中でも、一~二を争う程に良く使われている。

以上

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