これは、友人たちに「銚子石」の魅力を御案内する為にFBに投稿したものを、そのまま転載したものです。従って、これまでに銚子砂岩に関して投稿したものと重複する部分があります。画像はクリックして拡大してご覧ください。
銚子の東部「愛宕山」周辺には地図①に示すような砂岩・礫岩の採掘跡が大きな凹地を形成していますが、これは硬砂岩や礫岩の現代の採掘跡です。危険で立ち入りは無理な場所なのでまとめて簡単にご紹介します。
銚子の東部「愛宕山」周辺には地図①に示すような砂岩・礫岩の採掘跡が大きな凹地を形成していますが、これは硬砂岩や礫岩の現代の採掘跡です。危険で立ち入りは無理な場所なのでまとめて簡単にご紹介します。
地図の左下の細長い池はペルム紀のフズリナ化石やウミユリの化石を含む石灰岩礫が含まれた「高神礫岩」を掘り尽くした採掘した跡です。
完全に掘り尽くされ、崖はコンクリートで固められており、全く入る余地はありません。高神礫岩は近くの地球が丸く見える丘公園内の「日比友愛の碑」の周辺に使われているのでこの場所で数多く観察されます。
地図の右下に見える大きな水溜りは、傍で見ると図の様に周りを急な崖で囲まれています。愛宕山に近い場所の一角に、砂岩の塊を置いた場所がありますが、採掘停止後に何処からか持ち込まれたものだと言われています。サンプルになりません。
右上の「満願寺」と書かれた部分は、採石場跡地の平地を利用して寺院を建設されたもので、奥の方には図の様に崖が切り立っていますが、此処でハンマーをふるう訳には行きませんね。
地図の右下に見える大きな水溜りは、傍で見ると図の様に周りを急な崖で囲まれています。愛宕山に近い場所の一角に、砂岩の塊を置いた場所がありますが、採掘停止後に何処からか持ち込まれたものだと言われています。サンプルになりません。
右上の「満願寺」と書かれた部分は、採石場跡地の平地を利用して寺院を建設されたもので、奥の方には図の様に崖が切り立っていますが、此処でハンマーをふるう訳には行きませんね。
地球の丸く見える丘展望館の左手の採掘跡は比較的小型ですが、かなりゴミが散乱しています。近づくのはお勧め出来ません。こんな鋼製のベルトコンベアが残置されていました。
高橋雅紀氏の「東西日本の地質学的境界 【第三話】銚子の帰属」の冒頭に銚子半島の地質図が掲載されています。大部分が関東ローム層や香取層ですが、場所によってはその層厚は非常に薄く、その下に砂岩層が分布している場所が結構広がっているようです。今は住宅地だけれど採石場に出来た池を埋めた後等と云う場所も存在します。
満願寺右隣は芝生の緑が見えますが、一時期ゲートボール場として開放されていましたが閉鎖されています。白楕円の下側が接している道路ではメランジェの観察が出来る場所があります。
小型の石切り場は例えば、御自宅の池が実は砂岩を採掘した跡だと云う事で、個人的に見学させて頂きサンプルも撮らせて頂いた事もあります。
小型の石切り場は例えば、御自宅の池が実は砂岩を採掘した跡だと云う事で、個人的に見学させて頂きサンプルも撮らせて頂いた事もあります。
次回は、海鹿島から黒生付近の海岸で観察出来る砂岩と古銅輝石安山岩の露頭を御案内します。
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