これが房州石なのか、それとも似て非なる三浦半島や伊豆半島の石材なのか?この様な表面状態で確認するのは、実は無理難題です。
しかしながら、どうやら、大谷石では無い事は理解出来ます。芦野石や白河石でも無い。勿論、安山岩等の熔岩系の石材でも無い。土丹系の物でも無い。南側の現在はコンクリートと発泡スチロール製の擁壁(発泡スチロールはいろんな土木用途に使われる様になってきました)となってしまった分部の角の部分は、品川区立品川歴史館のロビーに展示されている「房州石」だと判っている。更に、この画像の右手にはどうやら伊豆の石材が使われている事から、順当にいって房州石の可能性が高いだろう。と判断します。この様な表面状態では画像では少々表現しにくい構成粒子のサイズや性状も加味して足し算引き算をすると、房州石と言っても文句は出ないだろう程度の確率です。三浦半島の可能性だって否定出来ません。
たわしでゴシゴシ表面を洗ってみたいものです!
尚、この路地の更に北の方にも、多分房州石だろうと思われる石材を積んだ護岸が残っています。
こちらの石材はまだ表面状態を確認出来ます。
房州石であることを積極的に否定する材料は無いようです。
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