8月21日からこの画像の続きとして売津の採石場跡地や古道、そして街中の房州石の風景をまとめてご紹介します。(8月17日追記)
国会議事堂を建築する際に、全国各地の石材を調査し、臨時議院建築局編纂の「本邦産建築石材」と言う本文272頁と図録を含む書籍が大正十年に発行されていた事を御存じだろうか?
この中には多くの凝灰岩石材についての記述があり、房州石(天神山)の項に「賣津丁場」が海良(かいらく)、不入斗と共に記載されている。この付近には31か所の採石丁場が存在していた事がこの書籍から読み取れます。地形図には山の名前が記載されていないが現材の「売津」の南の標高118.9mの妙見様周辺が、この売津の丁場群が存在していた地域です。
今日、「売津古道を復活させる会」の織本様と椎熊様にご案内頂き、この山中の数か所の丁場を見学させて頂く機会に恵まれました。
画像は湊川左岸の国道に近い切通しの垂直に立った崖の部分。海良側の採石場に近い。
現在、大谷石のご案内をさせて頂いて居ますが、これが一段落し次第、この丁場見学の際の画像をご紹介したいと考えて居ます。
上総湊の売津地区では、湊川左岸にヒマワリ3万本を植えておられます。その一部は咲き始めていますが、これらが咲きそろうと壮観だろうと思います。房州石と相まって美しい街です。
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