何故か元画像を90度回転しても横位置で良いのに縦画像になってしまいます。これも丁場での御影の表面ですが、上の画像はハンマー軸に平行に淡いカリ長石の濃集部分が細い帯の様に広がっているのを見付けて撮影させて頂きました。
下の画像は、石目の部分ですが、前のシーティングジョイントの画像と異なり、黒色系統の鉱物が刷毛で塗ったような状態で見えます。以前、ある大学教授が見学に来られた際に、モリブデンだろうと仰ったそうです。
詳しい事は理解できて居ないが、産総研からの地質調査研究報告,第53巻,第9/10号,2002.657-672頁の「鉱化花崗岩特性(1):南西日本内帯のモリブデンとタングステン鉱床生成区」に掲載された第一図(659頁)では瀬戸内の花崗岩は山陰系の花崗岩(モリブデン鉱床が多く分布)と異なりタングステン系鉱床が多く分布しているらしい。勿論、タングステン鉱床区でもモリブデンは存在している事はこの論文いも示されている。詳しくご覧になりたい方は、産総研のHPからDLしてご覧下さい。
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