2017年8月24日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月16日⇒22日;23火山

GVPの火山活動情報の概要を御案内します。
Activity for the week of 16 August-22 August 2017 New Activity/Unrest

Kanlaon  | Philippines  | 272020 | Elevation 2435 m
624日から818日の間に244回の火山性地震を観測しています。報告では地震活動の活発化は山頂火口での水蒸気爆発の可能性を示唆します。2017年に入ってから観測された脱ガスあるいは噴気は無いので、警戒レベルは0-5段階の“1”に引き上げられました。半径4km以内は立ち入り禁止です。
  
Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
820-22日の間、ストロンボリ式噴火がパカヤ火山の“Mackenney”火砕丘で発生し、火口縁の上空75mまで噴石を吹き上げ、山腹に落下し西側の山腹で岩屑雪崩を引き起こしました。
  
San Cristobal  | Nicaragua  | 344020 | Elevation 1745 m
報道に拠れば、818日の0518時に、火山に近い“ La Grecia, and the municipalities of El Viejo (18 km WSW) and El Realejo (25 km SW).”等から降灰の報告が有りました。衛星画像等の解析から、小規模の火山灰を含む噴煙が発生し北西に広がった事が報告されました。この日遅くに火山灰を含む火山ガスが火口縁の上空300mに達し、北西に広がりました。衛星画像で確認された火山灰を含む噴煙は西に265kmまで広がりました。地震活動は活発で、この日は水蒸気と火山ガスの噴出が続きました。
  
Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
衛星画像等のデータから火山灰の噴出が続いている事が報告されました。816日には火山灰を含む噴煙は西に広がりました。717日には火山灰を含む噴煙は高度8.2kmに達し北西に広がり、更にこの日は噴煙の噴出がありました。19-20日には火山灰を含む噴煙は高度5.8 km まで上昇し、南西あるいは西に広がりました。20日にも衛星画像で熱異常が観測されています。
  
Ulawun  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252120 | Elevation 2334 m
衛星画像等のデータ解析から、817-18日に、火山灰を含む噴煙が高度2.7km まで上昇し西に広がった事が報告されました。
  
Ongoing Activity
  
Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
気象庁に拠れば、818-21日の間に26回の噴火が発生し、このうちの一つでは噴火は爆発的で、噴石は500m以上まで噴出し、火山灰を含む噴煙は火口縁の上空1.7kmに達しました。警戒レベルは5段階の3です。

Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 255020 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、衛星画像により811-18日の間は連日熱異常が観測されました。溶岩流は溶岩ドームの西側山腹を流れ続けており、夜間には溶岩ドームの火映が観測されます。カラーコードはオレンジです。
  
Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
815日に航空機から撮影された画像に拠れば、87日の噴火直後は乾燥していた噴火口付近は再び海水で満たされています。816日には地震活動も衰え、少なくとも818日現在も低レベルの状態が続いています。衛星画像では819-20日に、火口を満たした海水が暖かくやや表面温度が上昇している事が確認されています。821日に取得された衛星画像データでは、火口湖内の1992年に形成された溶岩ドームの西側ににおよそ直径125mの溶岩ドームが観測されています。低温の火山性の噴気が溶岩ドームから発生し島の南55kmまで広がっています。822日の0410時に、空振観測から複数回の小規模の噴火が観測され溶岩ドームは直径160mまで成長しています。カラーコードはオレンジです。
815日に撮影された画像は下記。二枚の画像のフルサイズデータは9MB前後です。
  
Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
817-21日の間も衛星画像で地表面温度の上昇が観測されています。山頂からの小規模の噴気はウエブカメラと衛星画像で20-21日も確認されています。22日には、8221043時に、1分間の小規模な噴気が発生した事が、地震観測と空振観測から確認されています。カラーコードはオレンジです。
  
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、816-22日には火山灰を含む噴煙が高度1.8-2.1kmまで上昇し様々な方角に広がった事が報告されました。
火山灰を含む噴煙は17日には150kmまで広がりました。
  
Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
2017年の8回目の噴火活動が820日に始まりました。一定の規模の噴火が続き、火山灰を含む噴煙は火口上空2.3 km まで上昇し、西あるいは南西に50kmまで広がりました。降灰は風下の以下の地域から報告されました:Panimaché I (8 km SW), Morelia (9 km SW), Santa Sofía (12 km SW), El Porvenir (8 km ENE), Sangre de Cristo (8 km WSW), and Yepocapa (8 km WNW). 二つの溶岩噴泉が夫々300m吹き上げ、南南西の渓谷に溶岩流を送り出し、1.4km流れ下りました。白熱岩塊の岩屑雪崩が火口付近で発生しました。複数の爆発的噴火の際に衝撃波が発生し、家屋を震わせます。地震活動は821日に収まりました。弱い噴火が発生し噴煙を1km程度上昇させ、20km程度広がっています。噴火により浮遊する火山灰と火砕流が観測されています。溶岩流は“ Ceniza ravine ”渓谷を200m、“ Santa Teresa ravine”渓谷を100m下りました。報告書では火砕流は“Santa Teresa ravine”渓谷に集中しており、55日と同じように堆積物が渓谷を閉塞し、ラハールが発生しかねないと警告しています。降灰が“San Pedro Yepocapa (8 km N) and Chimaltenango (21 km NNE)”で発生しました。822日に48時間後には噴火は収束するであろうことを報告しました。爆発的噴火で火山灰を含む噴煙は1.2km上昇し南西に広がり、近隣の家屋を震わせました。高温岩塊は火口縁の上空200mまで噴き上げられました。
  
Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
811日に、衛星画像で熱異常が観測され、火山灰を含む噴煙は812-13日に南東に400kmまで広がりました。カラーコードはオレンジです。


Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒特段の状況変化は無い様子ですが、8192135時に汀での爆発が発生し、飛散したスパッターは海岸の崖の高さ(およそ28m)を越えて飛散しました。HVOの火山学者は821日も同様な爆発を観測しています。
HVOのサイトに汀線での爆発を示す画像があります。
  
Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
クベルトに拠れば、811-1215-17日に、衛星画像で火山灰を含む噴煙が確認され、東あるいは北西に315kmまで広がった事が報告されました。カラーコードはオレンジです。
  
Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
衛星画像の解析から、816日に火山灰を含む噴煙が高度2.1kmまで上昇し北西に広がった事が報告されました。
  
Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
衛星画像等のデータ解析から、821日に火山灰を含む噴煙が高度2.1km まで上昇し、北北西に広がった事が報告されました。
  
Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
主として地震観測からの情報で、714日に始まった噴火活動は、816-22日も継続していますが、この処の天候不良で目視観測や衛星画像での観測が出来ない状態です。815日の夕方から地震活動が急激に活発化し、一時的に溶岩噴泉を生じた事がウエブカメラで観測されました。地震活動は、819日の夕方まで変動しつつも高いレベルが継続しましたが、縮小し安定しました。衛星画像では819日に溶岩の流量が低下している事が確認されました。
  
Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
8221517時に火山灰を含む噴煙を生じ火口縁の上空300mまで上昇しました。
  
Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
前の週と同様に活動的な状況が継続しています。814-20日には連日平均41回の噴火が生じています。地震活動は長周期地震、少数のハイブリットな地震が記録されています。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口上空3.4kmまで上昇し南東に30kmまで広がっています。半径12km以内は立ち入り禁止です。
⇒最近ウエブサイトが改良され“Sabancaya”火山の熱画像を閲覧出来るようになりました。現地の夜間でも熱画像で噴火の状況を監視できます。下に示す様にかなり刺激的な色彩で迫力満点です。下記を開いて“ Cámara térmica”をクリックします。http://ovi.ingemmet.gob.pe/
  
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
クベルトに拠れば、811-18日の間、衛星画像で熱異常が観測されています。火山灰を含む噴煙は812日、15-16日に様々な方角に180kmまで広がっています。カラーコードはオレンジです。
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
4月から成長を続けた火口内の溶岩ドームは82-3日の噴火で破壊されました。ドームは推定 230万立方メートル(2.3 million cubic meters)まで成長していたと思われましたが、86日の測定では新しい溶岩ドームは23,700立方メートルでした。地上からの観測から、816日には火山灰を含む噴煙を高度2.7kmまで上昇させ東南東に広がりました。

Suwanosejima  | Ryukyu Islands (Japan)  |  | Elevation 796 m
気象庁の報告に拠れば819-20日に爆発が発生しました。
  
Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
8211012時に爆発的噴火が発生し、火山灰を含む噴煙が火口縁の上空200mに達し北西に広がった事が報告されました。
以上

2017年8月18日金曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月9日⇒15日:27火山

今回は久し振りに27火山と、平均値の19火山より少し多くなっていますが、これまでにも、例えば2015年の430日には31火山の御案内の例もあり特に珍しい訳ではありません。

New Activity/Unrest

Kerinci  | Indonesia  | 261170 | Elevation 3800 m
衛星画像等のデータ解析から、813日に火山灰を含む噴煙が高度 4.3 km まで上昇し西南西に広がり、翌日には30 km の地点まで広がりました。(原文には明らかに記載ミスと思われる“Plumes drifted almost 30 km on 17 November”の記載が有りましたので一部推測で変更しています:

Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
812日の報告に拠れば、ストロンボリ式噴火が“ Mackenney ”火砕丘で観測されました。81213日には毎時57回の頻度に増加し、夜間には白熱岩塊が噴出するのが観測されました。半径 5 km以内の家屋は爆発の際の(空振で)揺すぶられ、815日も同じレベルの噴火活動が続いた。

Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
714日から始まった噴火活動は815日も続いていますが、天候上の雲により目視確認がしばしば妨げられていますが、観測者は限られた条件下ですが、北側山腹にある全ての噴火口おから少量の噴石が飛ばされている事を確認しています。火砕丘から 2 km の地点まで溶岩流が流れているのが目視出来ますが、大部分の溶岩流は溶岩チューブを流れているものと思われます。

Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
812日の報告に拠れば、噴煙は高度 6.1-6.4 km に達し、南西或は北西に広がっています。衛星画像では火山灰の噴出を確認する事が出来ません。813日には衛星画像で明瞭に観測される熱異常が存在し、火山灰を含む噴煙は南西に55 km まで広がりました。

Sangeang Api  | Indonesia  | 264050 | Elevation 1949 m
衛星画像から、812日に火山灰を含む噴煙が高度 2.7 km に達し北西に広がった事が報告されました。

Ulawun  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252120 | Elevation 2334 m
衛星画像等のデータ解析から、89-10日に火山灰を含む噴煙が高度 2.4 km まで上昇し北西から西に広がった事が報告されました。

Ongoing Activity

Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁の各種データ・資料>火山に関する情報の発表状況>最近(1ヶ月以内)発表した火山に関する情報一覧 から、桜島火山の「噴火に関する火山観測報で、噴火日時を選択して御確認下さい。チョットデータを見るのに随分面倒になりましたね。下記からどうぞ!

Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  |  | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から89-10日と13日に、火山灰を含む噴煙が高度2.4 km に達し西から北西に広がり、813日には西に120 km まで広がった事が報告されました。

Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 255020 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、84-11日に掛けて、衛星画像で連日熱異常が観測されました。溶岩流は溶岩ドームの西側山腹を流れ下っています。また、溶岩ドームの火映現象は夜間に確認されます。カラーコードはオレンジです。

Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
7日の爆発的噴火の後)89日に地震観測データと空振観測データから低レベルの噴火活動が継続していると想定され、衛星画像では弱い噴気活動と地表面温度の異常が観測されていました。810日から13日の間は衛星画像でも特段の噴火活動も観測されず、地震観測や空振観測あるいは雷光でも活動は検知出来ませんでした。(14日の)現地時間の0853時と0913時に、3分間と云う短い瞬間的な地震活動が観測されましたがその後、通常レベルに戻りました。815日の真夜中0000時に一連の地震活動が観測されましたが、空振や雷光あるいは衛星画像では噴火は確認出来ませんでした。カラーコードはオレンジを維持しています。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
89-15日の間、衛星画像では地表面温度の上昇を観測していますが、天候上の雲に視界を阻まれて目視観測を行う事が出来ません。地震と空振データからは特段の噴火活動は観測されていません。衛星画像による観測で、溶岩ドームの成長は停止しているか、ごく緩慢になっていると思われます。ウエブカメラでは時折水蒸気の噴気が観測されています。カラーコードはオレンジです。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、89-15日に掛けて火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km に達し北西から西側に広がった事が報告されました。

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
889日に南南西の渓谷を溶岩流が下り、岩屑雪崩と噴煙を生じていました。爆発で生じた噴煙は火口から650m上空に達しました。811-12日と14-15日の噴煙は、650-850m上昇し西から南西方向に広がりました。降灰は風下の以下の地域から報告されました:“Panimache (8 km SW), Morelia (9 km SW), Santa Sofía (12 km SW), El Porvenir (8 km ENE), Yepocapa, and Sangre de Cristo (8 km WSW).
白熱岩塊は火口縁の上空100-150mに達し岩屑雪崩を引き起こし、様々な渓谷を下りました。

Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
815日に火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km に達し北に広がった事が報告されました。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
84日と6-10日の間、熱異常が衛星画像から観測されており、4日と7-9日には火山灰を含む噴煙が北東あるいは南西に 70 km まで広がっている事が観測されていますカラーコードはオレンジです。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
活動状況に特段の変化は無いようです。オーシャンエントリー部分の溶岩三角州では大規模な崩壊が発生する可能性が有る事を警告しています。
 
Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
クベルトに拠れば、84日と7-11日の間、衛星画像で火山灰を含む噴煙が様々な方角に300km余りも広がった事が確認されています。4日と7日には熱異常が観測されています。カラーコードはオレンジが維持されています。
 
ベジミアニ火山のウエブカメラにクリチェフスコイ火山の噴煙が写っています
Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
衛星画像の解析から89日に少量の火山灰を含む噴煙が高度 1.6 km まで上昇し、北に広がった事が報告されました。

Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
衛星画像等のデータ解析から、813日に火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km まで上昇し北西に 40 km まで広がった事が報告されました。

Nevado del Ruiz  | Colombia  | 351020 | Elevation 5279 m
報告に拠れば、88-14日の間は地震活動が噴火の危険性を示していましたが、地震活動は前の週よりは低めの状態でした。火山ガスと水蒸気を含む噴煙は連続して噴出しています。88日には、火山ガスと水蒸気の噴煙が火口上空 450 m まで上昇しました。

Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
811-14日の間、地震活動は低強度の火山性微動、火山性地震、火山ガスの噴出を示す高周波地震等が中心でした。天候上の雲に阻まれて目視観測は殆ど出来ませんでした。
 
Popocatepetl  | Mexico  | 341090 | Elevation 5426 m
89-13日と15日の報告では、連日97-355回の水蒸気や火山ガスの噴出がありましたが、一日当たりの噴出量は8月(原文は6月と書かれていますがミスだと判断しました)14日には702回に増えました。時折、夜間には火映現象が観測されます。814日の0815時に小さな噴火が発生し、少量の火山灰を含む噴煙が火口縁の上空500mまで上昇し南西に広がりました。1759時と1805時の噴火の際は火山灰を含む噴煙は夫々、0.87 km 1.2 km 上昇し西に広がりました。815日の爆発では火山灰を含む噴煙は1km上昇し西北西に広がりました。カラーコードはイエローです。

Reventador  | Ecuador  | 352010 | Elevation 3562 m
89-15日の間、報告に拠れば活発な地震活動は、爆発を示すもの、長周期地震、火山性微動や火山ガスの噴出を示すもの等が含まれていました。水蒸気、火山ガスと火山灰の噴煙は火口縁の上空550mに達し西或いは南西に広がりました。白熱岩塊は山腹を800m転がり落ちました。810-12日に生じた火砕流は西側と東南東の山腹を600m流れ下りました。天候上の雲でしばしば目視観測が妨げられました。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
前の週に比べると爆発的噴火の回数は減少しましたがそれでも、87-13日の間は連日平均49回の噴火を記録しました。地震活動は長周期地震にほんの少しだけのハイブリット地震と火山性微動が記録されました。火山灰を伴う火山ガスの噴煙は、火口縁の上空3.2kmに達し北東或いは東に40km以上まで広がりました。亜硫酸ガスの噴出量は8日には最大日量912トンでした。“MIROVA system”は12回の熱異常を観測しました。半径12km以内は立ち入り禁止です。
 
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
84-1日の間、衛星画像では熱異常を観測しています。8日の強い爆発的噴火では、300 x 400 kmに広がった巨大な噴煙が高度10kmに達し、8日から9日に掛けて南南東に550kmまで広がりました。降灰は、8日に50km南西の“Klyuchi”村から報告されました。カラーコードはオレンジです。
 
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
衛星画像等のデータ解析から89-10日と13日に、火山灰を含む噴煙が高度 3.4-5.2 km に達し西側と東南東に広がりました。

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
89日の1607時に発生した噴火では、生じた噴煙は火口縁の上空200mまで上昇し北西に広がりました。報告では“Coronado San José”の観測所では噴出物に火山灰が含まれていた事を検出しています。突発的で強力な火山灰、水蒸気、マグマ起源のガスとアエロゾルを含む噴煙が14日も観測されました。
 
気象庁の火山カメラで見た国内火山の噴気・噴煙
御嶽山
桜島
霧島連山:えびの高原・硫黄山
以上

2017年8月10日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月2日⇒8日;21火山

GVPの火山活動情報の概要をご案内します。
Activity for the week of 2 August-8 August 2017
New Activity/Unrest
Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
7月14日に始まった噴火は8月8日まで続き、火山性微動と地表での活動はゆっくりと低下しました。衛星画像データでは、溶岩流は少なく見積もって毎秒1-2立方メートルと想定され、活動中の溶岩流は火砕丘から520mの地点で確認されますが、大部分の溶岩流は溶岩チューブを流れているものと思われ、8月5日に溶岩チュウーブは数か所でブレークアウトが確認され、溢れ出した溶岩流は数時間に数百メートル伸びています。
8月7-8日には、北側の山腹に在る幾つかの火口から少量の噴出物が放出されました。

Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
8月3日に公表された特別報告では、新しい噴火活動が8か月の休止期間を経て、7月20日に新しい噴火活動が始まりました。噴火活動は火口縁上空3km程度まで火山灰を噴出する小規模の噴煙活動で、白熱岩塊は東南東側山腹を1km余り転落し、溶岩流も下っています。少量の降灰が西側の無人の地域で観測されています。7月20日と8月2日には火口上空2.3-3 kmまで上昇する噴煙が観測されています。8月2-3日には東南東側の山腹で線状に並んだ無数の熱異常が観測されています。8月6日の噴煙は諸条件から西側に広がったと想定されています。

Sangeang Api  | Indonesia  | 264050 | Elevation 1949 m
衛星画像等のデータから8月7-8日に少量の火山灰の噴出が有り、高度2.4kmで西南西に広がった事が報告されました。

Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
8月2日の0800から1200に掛けて爆発的な噴火活動が発生し、火砕流は17回発生し東南東に4.5kmまで広がりました。火山灰を含む噴煙は火口上空4.2kmまで上昇し南に広がり、以下の地域に降灰をもたらしました:erbaji (4 km SW), Sukatendel, Temberun, Perteguhen (7 km ESE), Kuta Rakyat (5 km NE), Simpang Empat (7 km SE), Tiga Pancur (6 km SSE), Selandi (5 km SSW), Payung (5 km SSW), and Kuta Gugung (5 km N).特に大量の降灰が以下の地域で観測されました:Ndokum Siroga (9 km ESE), Gajah (8 km E), and Naman Teran (5 km NE).この地域では2,038家族、7,214名が8か所のシェルターに退避し、更に2,863名が難民キャンプにいます。ウエブカメラと衛星画像等のデータ解析から8月6-7日には複数の火山灰を含む噴煙が高度5.5kmに達し東寄りの方角に広がった事が報告されました。警戒レベルは1-4段階の4を維持しています。

Ulawun  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252120 | Elevation 2334 m
衛星画像等のデータ解析から、8月4-8日に火山灰を含む噴煙が、高度2.4-2.7 kmに達し、西よりの方角に広がった事が報告されました。

Ongoing Activity
Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から、8月5-8日に火山灰を含む噴煙が高度2.1kmで様々な方角に広がった事が報告されました。

Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 300250 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、7月28日から8月4日の間、連日熱異常が観測されました。溶岩流は相変わらず溶岩ドームの西側山腹を流れ続けています。カラーコードはオレンジを維持しています。

Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
8月2-6日の間は曇りがちの天候で衛星画像でも地震観測や空振観測でも特段の噴火活動を観測する事は有りませんでした。
8月7日の1000時(現地時間)に爆発的噴火が発生しその後一時間以上に亘って地震活動が活発化しました。パイロットからの報告では火山灰の噴煙は高度9.8kmに達し、カラーコードはレッドに引き上げられました。噴火は3時間後に終息しましたが、これは2016年12月に今回の一連の噴火活動が始まって以来最も長い噴火継続時間でした。1341時の報告では、火山灰を含む噴煙は連続した噴煙として火山から南に広がり続けました。8月8日にカラーコードはオレンジに引き下げられました。8月8日に得られた衛星画像(残念ながら未公開)では、火山島は北側に大きく張り出し、噴火口の周囲には新しい火口湖が形成されている様です。
⇒日本時間8月10日午後のAVOの情報では、現在も小規模の噴火状態が継続しているとの事です。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
8月7日の“AVO”の報告に拠れば、山頂火口での溶岩ドームの成長は前の週に比べて速度を落としたか停止している様に思われるが、予断を許さない状況です。山頂火口での温度上昇は衛星画像で確認されており大量の水蒸気が8月7-8日のウエブカメラで確認されています。カラーコードはオレンジを維持しています。

Copahue  | Central Chile-Argentina border  | 357090 | Elevation 2953 m
7月16-31日に掛けて、表面的な噴火活動は減衰しています。“El Agrio”火口から、突発的な、280m程度の高さまでの火山灰の噴出を伴いながらも定常的な火山ガスの噴出がウエブカエラで記録されています。天候の良い夜間には火口付近に火映現象が観測されます。カラーコードはイエローが維持されています。
⇒この火山のウエブカメラを探していますが、古いものや休止中のカメラばかりで探し出せていません!

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、8月2-5日と7-8日に火山灰を含む噴煙が高度1.8-2.1 kmに達し様々な方角に140km余りまで広がった事が報告されました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  | 290380 | Elevation 1103 m
クベルトに拠れば衛星画像で弱い熱異常が7月31日以降に観測されています。火山の北東90kmで作業中の火山学者が8月1日に、火山灰を含む噴煙が高度1.6kmまで上昇した事が報告されました。カラーコードはオレンジです。

Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
8月4日に火山の活動が活発化し、白熱岩塊を火口上空300mまで噴出し、溶岩は南南西の渓谷を600m下りました。爆発で生じた火山灰を含む噴煙はおよそ1km上昇し西寄りに12km程度まで広がりました。8月5-6日の間の複数の噴火で生じた噴煙は火口上空850mまで上昇し西に10kmまで広がりました。幾つかの噴火の際には衝撃波が生じて近隣の家屋を揺るがせました。白熱岩塊は火口縁上空100mまで放出され、多数の渓谷まで流れ下る岩屑雪崩を引き起こしました。風下の“Sangre de Cristo (8 km WSW) and Yepocapa (8 km WNW)”では降灰が有りました。溶岩流は渓谷を600m下りました。爆発的活動は7日に更に強烈になり、火山灰を含む噴煙は750m上昇し西側に10kmほど広がりました。
火山弾は火口上空150mまで噴出し、200m離れた地点に落下しました。衝撃波は相変わらず近隣の家屋を揺らしました。8月7-8日には二ヶ所の溶岩噴泉は150mまで噴出し、この火山の2017年の7番目の噴火活動の始まりを予感させました。溶岩噴泉から流れ出した溶岩流は長さが1.5kmと700mです。

Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
クベルトに拠れば、衛星画像で熱異常が8月1-3日の間観測され、3日には火山灰を含む噴煙が東南東に30kmまで広がりましたカラーコードはオレンジです。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒溶岩湖や61G溶岩流の活動には特段の変化が無く、オーシャンエントリー中の溶岩三角州の沈下と海岸に平行な亀裂の拡大は続いています。
7月28日には、溶岩三角州のごく一部が太平洋に崩落した事を踏まえて、大規模な溶岩三角州の崩落の可能性が有ると警告しました。

Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
クベルトの報告に拠れば火山灰を含む噴煙は衛星画像で確認されており、8月2日には南西に65km、3日には東南東に250kmまで広がっています。カラーコードはオレンジです。

Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
衛星画像等のデータ解析から、8月7日に火山灰を含む噴煙が高度2.1kmに達し北西に55kmまで広がった事が報告されました。

Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
衛星画像等のデータ解析から、8月5-6日に少量の火山灰を含む噴煙が高度1.8-2.1 kmに達し北西から西に広がった事が報告されました。

Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
8月3日の報告に拠れば、マグマ由来の火山ガス、水蒸気、アエロゾルは相変わらず“A火口:Boca Roja”から、水蒸気と豊富な黄色の微粒子形状を示す自然硫黄の粒子は“B火口:Boca Azufrada”から上昇しています。噴煙は火口から上空1km程度まで上昇し南南西に広がっています。夜間にはウエブカメラにより火口底の火映が観測されています。最近の観測では、亜硫酸ガスが連日日量1,000-1,500トン余り噴出しており、この量は4月と5月の水蒸気・マグマ爆発が起こる前の2017年当初の観測地と同様な値です。火山ガスの噴煙は8月8日までは南西側と北西側の火口から連続して上昇しています。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
7月31日から8月6日までの活動状況は、前の週に比べて火山活動は激しさを増しており、一日に65回以上の小さな噴火を発生しています。地震活動は長周期のものに限られており、ハイブリッドイベントと微動は減少しています。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁上空4kmに達し30km程度北や南東に広がっています。亜硫酸ガスの噴出量は8月2日の観測では日量で2,254トン程度です。

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
クベルトに拠れば、7月28日から8月4日の間衛星画像で熱異常が観測されています。8月4日の強烈な爆発で発生した火山灰を含む噴煙は高度6.5kmに達し東南東に広がりました。カラーコードはオレンジです。

以上

2017年8月5日土曜日

勝浦市吉尾:ボラの鼻で干潮時に観察出来る黒滝不整合

産総研の高橋雅紀氏がこの場所の黒滝不整合をあるテレビ番組で紹介された直後から、たった1枚しか画像を紹介していない私のブログに異常なヒットが集中。何れ画像を紹介しようと思いながら忘れていた。ヒット数が多すぎるので多分スパムだと思うけれど、念の為に手元の画像の中から黒滝不整合のご紹介。尚、此処は大潮の干潮時にだけ観察出来る。下位の三浦層群清澄層を大規模に削り込んでいる。断層線のように見える境目から乱堆積層側が黒滝層。解説は下記を参考に
千葉県立中央博物館 > デジタルミュージアム > 地学資料集「房総ジオツアー」> 上総丘陵 > STOP 1 勝浦地域   房総ジオツアーは下記アドレスを コピペで 移動して下さい。クリックしても移動しません。   http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/geotour/index.html

画像の前面に私の仲間が達岩陰で冷たい風を避けて昼食中⇒スケール替わりです

右の方に向かって段々と変形している







少々の「干潮」くらいではここまで辿り着けない

これが下位層を一番削り込んだ辺りかな

削り込んだ泥岩の偽礫を沢山含んでいます

中には貝殻を大量に含んだ部分もあります。貝殻の厚みがかなりあるのでシロウリガイかもしれない

この堆積状態を見ると、乱堆積層は一回だけでは無いようだ

2017年8月3日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:7月26日⇒8月1日;19火山

GVPの火山活動情報の概要をご案内します。
先週は、アイスランドの氷河に覆われたカトラ火山からの融水量が急激に増え、水温や河川水の導電率が急上昇したので、火山噴火に至るのではないかと懸念され一時的にカラーコードがイエローに引き上げられましたが幸いな事に沈静化しました。そのニュースからです。
Activity for the week of 26 July-1 August 2017 
New Activity/Unrest
Katla  | Iceland  | 372030 | Elevation 1490 m
729日の報告に拠れば、この火山からの表が融水が流れる火山の南東側の“Múlakvísl”川の水量が急増し、カルデラの北側で小型の群発地震と共にM3の地震が発生しました。氷河融水にリンクして火山付近の地震計では火山性微動を捉えていました。カラーコードはイエローに引き上げられ、黒く濁り硫黄臭のする川から離れる様に警告されました。731日には氷河融水の導電率は低下し、火山性微動も通常レベルに戻り、カラーコードはグリーンに引き下げられました。図はアイスランドの表記時刻前2日間の地震分布図
  
Moyorodake [Medvezhia]  | Iturup (Etorofu) Island  | 290100 | Elevation 1124 m
731日早朝に、“Medvezhia”複合火山群の中の成層火山である“Kudryavy”で調査中の火山学者が、火山ガスと水蒸気の噴煙が急激に増加し、1km以上まで上昇し始めた事を確認しました。噴煙は1999年に水蒸気爆発で形成された新しい“”火口から発生していました。噴気温度は一挙に100℃近くも上昇し、新しい高温地帯も確認されました。高温地帯との境目付近の自然硫黄は溶けて燃焼していました。山頂付近に居た二人と3.5km南のベースキャンプに居たメンバーは退避しました。この日0800時には、同じ火山群の中で北東に200km付近に進言を持つM5.7の地震が発生しました。この火山には、既に130年以上に亘って火山ガスの噴気が発生している割れ目火口が存在しています。
  
Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
714日に始まった噴火活動は81日まで継続しましたが、気象条件が悪くしばしば目視観測が妨げられました。火山性微動のレベルは変動しており、衛星画像からの観測では(溶岩の)噴出量は毎秒1-2立方メートルに達していました。725日早朝には主火口は活動中で、溶岩はしばしばオーバーフローしています。30日の目視観測では溶岩流の先端は火口から2.8kmに達していました。
  
Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
81日に噴煙が高度5.3kmに達し西に広がっていた事が報告されました。
  
Sangeang Api  | Indonesia  | 264050 | Elevation 1949 m
衛星画像等のデータから729-30日に噴煙が高度2.4-2.7kmに達し、北から北西方向に広がっていた事が報告されました。
  
Ongoing Activity
Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
⇒気象庁のサイトを参照下さい。(サイトの構成が変わっています。また、更に見難くなっています!)
  
Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から81日に噴煙が高度2.1kmに達し西に広がった事が報告されました。
  
Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 300250 | Elevation 2882 m
721-28日の間、衛星画像で熱異常が観測されています。溶岩流は溶岩ドームの西側山腹を流れ下っており、カラーコードはオレンジです。
  
Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
726日から81日の間は時に衛星画像で雲の為に確認出来ない時間帯が有りましたが特に活動は観測されず、地震計や空振計雷光等でも活動は確認されていません。カラーコードはオレンジです。

Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
726日から81日の間は特段の活動は確認されていません。火口底の小型の溶岩ドームは直径30mから42mに成長し引き続き膨張を続けています。溶岩ドームは成長を続け、少なくとも5045mに成長し725日に比べると75%も成長しています。火口から噴出する水蒸気の噴煙はウエブカメラで72529-30日に記録され、溶岩ドームの成長に併せて表面温度も上昇している事が730日から81日に掛けての衛星画像で確認されています。カラーコードはオレンジです。
  
Colima  | Mexico  | 341040 | Elevation 3850 m
先週は45回の高周波地震、12回の長周期地震、1.2時間継続した火山性微動、3回の地すべりと一回の弱い噴火を記録しました。ラハールが二階南西側と南南東に下りました。
  
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、726日から81日の期間に、火山灰を含む噴煙は高度2.1-2.7kmに達し様々な方角に広がった事が報告されました。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒活動状況に特段の変化は見られない様です。何時もの画像サイトを参照下さい。

Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
衛星画像で722-27日の火山灰を含む噴煙が東から日苦闘に120kmまで広がった事が観測されています。カラーコードはオレンジです。
  
Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
81日に、噴煙が火口から500m上空にまで上昇した事が確認されています。
  
Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
前の週に比べてこの期間はより活動的で、724-30日の間に連日平均40回の爆発を記録しています。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口縁の上空5kmに達し北西或いは南東に50kmまで広がっています。亜硫酸ガスの噴出量は728日の計測では日量2,530トンに達しています。熱異常も観測されています。
 
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
721-28日の間は衛星画像で熱異常が観測されています。723日の強い爆発で生じた火山灰を含む噴煙は高度11-12kmに達し、23-24日には東に1,400kmまで広がった事が確認されました。カラーコードはオレンジです。白い蒸気の位置が成長を続ける溶岩ドーム。珍しく噴煙が途絶えた
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
衛星画像等のデータ解析から726-29日と31日に噴煙は高度3.3-4.6kmに達し様々な方角に広がった事が報告されました。

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
726日に噴煙が火口縁上空300mに達し南西に広がった事が報告されました。
 
以上

2017年7月27日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:7月19日⇒25日:19火山

GVPの火山活動情報の概要を御案内します。
Activity for the week of 19 July-25 July 2017 
New Activity/Unrest
 Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
710日から地震活動が活発化し、更に7月131250時から危険な状態の地震活動が始まりました。地震活動は主として“Dolomieu”火口の南側火口縁の地下の標高500-1,000m附近で発生しています。地震活動と共に山体の膨張も観測されています。
7月14日の0050時に“Kala-Pélé peak”の東750m、“Château Fort”の西850m、“Piton de Bert”の北東2.2kmの地点で、噴火が始まりました。0930時からの火山学者による現地調査では、450mの長さの割れ目噴火で、7か所で30mの高さの溶岩噴泉が観測されました。山腹の下部側の溶岩噴泉の位置では火砕丘が築かれ二筋の溶岩流が確認されました。亜硫酸ガスの噴煙が東側に広がっています。
7月15日も三か所の溶岩噴泉は活動しています。15-17日の間の噴火活動は変動し、17日にはその活動は東端の火砕丘に集約されました。
7月18-19日の間は火砕きゅうの中の幾つかは活動的でしたが、溶岩噴泉の噴き上げる高さは20m止まりでした。21日には複数の溶岩トンネルが形成され、チューブの破損部から小さな溶岩が流れ出していました。
7月22日に火山学者による航空機からの観測により、溶岩流は幅は最大0.6kmで長さ2.8kmに達し、溶岩流の先端部は過去7日間前進していません。噴火は少なくとも7月25日まで続きました。
⇒下記に噴火に関する画像があります。少々長いですが6分間の動画も含まれています

 Planchon-Peteroa  | Central Chile-Argentina border  | 357040 | Elevation 3977 m
7月8日以降、地震活動が基準レベルを越えた為に、7月10日に警戒レベルはイエローに引き上げられました。
  
Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
衛星画像等から、7月20日に火山灰を含む噴煙が高度8.2kmに達し西に広がった事が報告されました。
  
Sangeang Api  | Indonesia  | 264050 | Elevation 1949 m
衛星画像等のデータ解析から、7月19-20日に火山灰を含む噴煙が高度2.4-4.3kmに達し北西に広がった事が報告されました。

Ongoing Activity
Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から、7月23日に火山灰を含む噴煙が高度2.1kmで西に広がった事が報告されました。
  
Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 300250 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば7月14-21日の間、衛星画像で熱異常が観測されました。溶岩ドームの西側山腹での溶岩流は継続しています。カラーコードはオレンジです。
  
Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
7月19-25日の間、天候不良の為に衛星画像では特段の火山活動は観測されていませんし、地震波形や空振,雷光等も同様です。カラーコードはオレンジを維持しています。
  
Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
衛星画像で7月19-23日の間、地表面温度の上昇が観測されましたが、地震計,空振計やウエブカメラでは特段の活動は観測されませんでした。7月21日のAVOの報告に拠れば、前週の間に山頂火口の底に、直径30m、高さ10mの、小さな新しい溶岩ドームが出現しています。カラーコードはオレンジを維持しています。
⇒溶岩ドームの画像はAVOのサイトでは公開されていません。最新画像は丁度1年前のものです。今朝はウエブカメラで緩やかな噴煙が立ち昇るのが見えましたので後程FBで御案内します。
 
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、7月21-25日の間、火山灰を含む噴煙が高度1.5-1.8 km で東~北東に広がった事が報告されました。
  
Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  |  | Elevation 1513 m
7月18日の噴火で火山灰を含む噴煙が1.7km上昇しました。衛星画像では7月18-20日の間、弱い熱異常が観測されています。
7月20日には火山灰を含む噴煙が東に117kmまで広がった事が報告されました。
⇒クベルトのサイトに、7月18日の噴火の際の航空機から画像等4枚が公開されています。http://www.kscnet.ru/ivs/kvert/current_eng.php?name=Karymsky
  
Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒火山活動状況に変化は見られません。“Kamokuna”でのオーシャンエントリー部で、海岸線に平行な大きな亀裂が観察されています。
何時もの画像サイトに21日に海岸部での画像が公開されています。
 
 Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
クベルトに拠れば7月19-20日の両日、弱い熱異常が衛星画像で観測されています。また、火山灰を含む噴煙が南西,南東,東あるいは北東に300kmまで広がりました。カラーコードはオレンジです。
⇒ウエブカメラで噴煙の上昇が時折捉えられているので、FBにてご案内する予定です。火山の標高が高いので噴煙はかなり小さくしか見えません。
  
Nishinoshima:西ノ島  | Japan  | 28406 | Elevation 25 m
海上保安庁海洋情報部が7月11日に実施した航空機による観測に拠れば噴火は継続中です。火砕丘の中心からの噴煙は灰白色でテフラが噴出されています。西側山腹の溶岩流は相変わらずオーシャンエントリーしています。航空機のパイロットからの報告に拠れば7月18日には噴煙は高度3kmまで上昇していたと報告されています。
⇒海上保安庁海洋情報部のサイトにはpdfファイルの画像を含む2頁の報告が有ります。
⇒海上保安庁海洋情報部のサイトには、7月11日の観測による明神礁の状況報告もあります。海水面に気泡が多数発生していますが
海面温度は低く、気泡の上昇に伴う海底付近の低温の海水が湧昇流となって居ると思われます。pdfファイルの画像を含む2頁の報告が有ります。
⇒序に昨年の観測による「久米島沖の熱水噴出を伴う海底火山地形の発見」報告(5頁)も同じサイトにおいて公表されています。
  
Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
7月19-24日の間、火山ガス、水蒸気とアエロゾルを含む噴煙が“vent A (Boca Roja)”から噴出し、“vent B (Boca Azufrada)”からは火山ガス、水蒸気と自然硫黄の細粒を豊富に含む噴煙が上昇していました。噴煙は火口の上空300-500mまで上昇し西から南西方向に広がりました。
  
Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
7月の初めからマグマの上昇に伴いゆっくりと活動が活発化し、亜硫酸ガスの排出量も増加しています。火山ガスと火山灰の噴煙は比較的高めで火口縁の上空2.5-4.5 km まで上昇しています。7月22日には風向きが南から南東に変わり、以下の地域に降灰をもたらしています: Lluta (30 km SW), Huanca (75 km SSE), and in some parts of Arequipa (80 km SSE).
  
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
衛星画像により7月14-21日の間も熱異常を観測しています。ビデオ画像と衛星画像から7月24日の火山灰を含む噴煙が高度11.5-1 km に達し北東に700kmまで広がった噴火の8時間後に爆発的噴火活動が終わりました。強い火砕流も観察されました。カラーコードはレッドに引き上げられましたが、その日遅くに少量の水蒸気と火山ガスの噴煙が記録されただけなのでイエローに引き下げられました。
⇒ウエブカエラではこの処、火山を取り巻く雲(噴煙なのか気象上の雲なのか判らない状態でしたが)で殆ど見えない状態が続いていましたが7月23日から24日に掛けて山体が良く見える状態の日が多くなりました。今日は雲に取り囲まれています。
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
衛星画像等の情報を総合し、7月19-25日の間、火山灰を含む噴煙が高度2.7-6.1 km まで上昇し、様々な方角に広がった事が報告されました。
  
Suwanosejima:諏訪瀬島  | Ryukyu Islands (Japan)  |  | Elevation 796 m
⇒気象庁の「噴火に関する火山観測報」を参照下さい。長時間継続する噴火が多発していました。
⇒気象庁の下記に7月14日から20日までの国内火山の活動状況をまとめた「週間火山概況」pdfがあります。

Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m

7月19-24日の間、水蒸気とアエロゾルとマグマ起源のガスからなる噴煙が火口縁の上空500mまで上昇し、夜は連日“ Cráter Oeste”に火映現象が観測されました。20-22日には火山灰を含む噴煙が有り、20日にサンジョゼから、22日には西南西に30kmの地域から降灰の報告が有りました。

*今週は各火山周辺の天候が悪い日が続きライブカメラでは画像をキャプチャーする事が出来ない日が続きました。情報を掲載されていない下記火山のウエブカメラ画像が含まれています。
Avachinsky,カムチャツカ半島:7月22日
Pavlof,アリューシャン列島:7月22日
Redoubt,アラスカ半島:7月21日
Reventador,エクアドル:7月21日
Yasur、バヌアツ:7月21日
  i以上