2019年3月21日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:3月13日 ⇒ 19日;19火山

New Activity / Unrest
Barren Island  | Andaman Islands (India)  | 260010 |  354 m
14日と16日に噴煙が夫々 0.9 km と 1.2 km まで上昇。

Bezymianny  | Central Kamchatka  | 300250 | 2882 m
強い噴気が続き、夜間にはウエブカメラで高温岩塊の岩屑雪崩が観察される。15日の報告に拠れば活発な活動が岩屑雪崩の多さや岩屑雪崩からの噴煙が南東に 100 km まで続く事等から裏付けられている。熱異常の温度も上昇しており、航空カラーコードも「レッド」に引き上げられました。地震活動も活発で16日にも爆発を記録している。早朝0530時のウエブカメラのデータは噴煙が高度 15 km に達した事を記録。噴煙は 79 x 65 km の広さに達し東南東に移動した事が確認された。強い爆発は16日も続いたが航空カラーコードは「オレンジ」に引き下げられた。

Karymsky  | Eastern Kamchatka   | 300130 |  1513 m
8-12日の間噴煙は高度 4 km に達し、東に 100 km まで移動した。航空カラーコードは「オレンジ」

霧島山系新燃岳  | Kyushu (Japan)  | 282090 | 1700 m
新燃岳直下の地震発生数が増加し警戒レベルを“1-5”段階の“2”に引き上げました。地震の発生数は3-4日に減少し、18日には本の幾つかが観測されるだけになっています。

Mayon  | Luzon (Philippines)  | 273030 | 2462 m
13-19日には時折、白い噴気が上昇し夜間には火映が観測されていたが12日には3回の水蒸気爆発が発生し、茶褐色の噴煙が火口縁の上空 500-1,000 m まで上昇。13日午前中に6回の水蒸気爆発が発生し、噴煙が 200-700 m 上昇しました。14日夕の水蒸気爆発では噴煙が 500 m 上昇。警戒レベルを“0-5”段階の“2”。

Tengger Caldera  | Eastern Java  | 263310 | 2329 m
3月17日までは大体白から灰色の噴煙で、たかだか火口縁の 700 m 上空まで上昇する程度だったけれど、10日に火山性微動が増加すると共に噴煙の到達高さと色が変化してきた。
16日には濃密な灰色の火山灰を含む噴煙が 1.5 km 上昇。17日には地震観測で2回の爆発を観測。17-18日には連続した噴煙の排出を観測し、高さ1.2 km まで上昇した。19日には黒い噴煙が 1.5 km 上昇。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Villarrica  | Chile  | 357120 | 2847 m
17日にストロンボリ式噴火が発生し、白熱岩塊を火口縁の上空 25 m まで噴出しました。

Ongoing Activity
Agung  | Bali (Indonesia)  | 264020 |  2997 m
15日夕に爆発が発生し23秒間継続し、灰色の噴煙が火口縁の上空 1 km に達した。18日早朝の獏亜hつは39秒間継続し濃密な灰色の噴煙を 500 m 上昇させた。
この日二度目の爆発は16秒間継続し、噴煙は 60 m 上昇。18日早朝には噴煙が 1 km 上昇しました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”。

桜島:Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | 1117 m
この間、時折火映が観測されています。11-15日の間に9回の噴火と4回の爆発が発生し、岩塊を 1.3 km まで飛散させ、その中の14日夜の爆発では噴煙は火口縁の上空 3.5 km に到達しました。16-18日には8回の噴火と2回の爆発が発生し、噴煙は 2.7 km 上昇。警戒レベルは“5”段階の“3”。

Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 |  1229 m
この間、噴煙は高度 1.5-2.4 km に達する程度で、警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Ebeko  | Paramushir Island   | 290380 |  1103 m
この間、複数回の噴火を観測し、火山灰を含む噴煙は高度 4 km に達しています。航空カラーコードは「オレンジ」

Kerinci  | Indonesia  | 261170 |3800 m
13日に噴煙が高度 4 km に達しました。15日には衛星画像で 4.3 km に達したことが確認されました。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Krakatau  | Indonesia  | 262000 | 813 m
14日に4回の爆発が発生。0953時の噴火では白い噴煙を 500 m 上昇させました。16日の噴火では噴煙を 1 km 上昇させました。警戒レベルは“1-4”段階の“3”。

Merapi  | Central Java  | 263250 |  2910 m
溶岩ドームへの溶岩の供給は進んでいるが、3月5日以降の容積とその形状の変化はほぼ進んでいない。12,15及び17日には「ブロックアンドアッシュフロー」が1,500m流れ下った。警戒レベルは“1-4”段階の“2”。

Poas  | Costa Rica  | 345040 | 2708 m
18日に少量の火山灰を含む白い噴煙が火口縁の上空 200 m まで上昇。

Popocatepetl  | Mexico  | 341090 |  5393 m
この間、連日 43-175下位の水蒸気や火山ガスの噴出が続きました。火口の火映はほぼ連日観測されます。13日には15分程度のストロンボリ式噴火が発生。その後の軍かでは噴煙が火口縁の上空 1.5 km に達しました。15日に航空機から観測した処、#82溶岩ドームは無くなり、火口は直径 300 m ,深さ130 m でした。16日早朝の噴火では噴煙は 2-2.5 km 、夜間には 4 km に達しました。警戒レベルは「イエロー」

Reventador  | Ecuador  | 352010 | 3562 m
13-19日の間、地震活動は活発で噴火・爆発を記録していました。噴煙は火口縁の上空 1 km に達し、白熱岩塊は山腹を数百 m 転がり落ちました。天候の悪化で目視観測が阻まれています。

Sheveluch  | Central Kamchatka |  300270 |  3283 m
連日、溶岩ドーム付近に熱異常が観測されています。9日の爆発的噴火では噴煙は高度 11 km に達し、航空カラーコードを一時的に「レッド」に引き上げましたが、現在は「オレンジ」に引き下げています。



諏訪之瀬島  | Ryukyu Islands (Japan)  | 282030 | 796 m
御岳火口の火映は夜間に観測されています。時折発生する小噴火では生じた噴煙が火口縁の上空 400 m まで上昇しています。警戒レベルは“5”段階の“2”。

以上

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