私は苦手なものが多いけれど特に沸石族の見分けが全く出来ない。仕事柄、ゼオライトや多孔質シリカ等が日常的な話題になるのだが不思議に沸石族の見分け方を習得しようと思う気持ちが弱い:苦手感が強いのだ。
昨日、ある神社の基壇で生物由来の石灰質に富む凝灰岩のラミナに気を取られて観察していると、下の二段もは何時ものとは少し異なる凝灰岩である事に気付いた。
部分的に石灰質の凝灰岩で、石灰質が溶けて補足されていた砂粒や結晶が外れた跡のようなものが観察されたのだが、
小さな隙間になにやら結晶が析出しているのに気付いた。
伊豆のいわゆる「湯ヶ島層群」の凝灰岩なら部分的な珪化で水晶の犬牙状の結晶が存在しても問題無いのだが、カメラの拡大機能を利用して観察すると四角い板状の結晶が見える。どうやら「沸石」らしい。当然、種類は全く判らない。
基壇の石組に使われる石材としては殆ど見ない岩質だった。反射を防ぐ為に使用している木製のスケールをこの処立て続けに紛失しているので、今日から一本 2,000円のスケールを採用。値段が高ければ忘れないかもしれない・・・
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