GVP 火山活動情報の概要:9月19日 ⇒ 25日;22火山
New Activity / Unrest
Ketoi | Kuril Islands (Russia) | 290200 | 1172 m
9月21日に噴煙が観測されました
Piton de la Fournaise | Reunion Island (France) | 233020 | 2632 m
9月18日の観測で溶岩流は南方向と南東方向に 2.8 km 流れている事が確認されました。溶岩流は最も広い部分では 600 m に広がっています。火山性微動は低いレベルで19日には安定し20日には減少し始めています。21日のFWに於いて三か所で溶岩噴泉が発生し、火砕丘を築いています。火砕丘の東側は高さ 30 m で部分的に垂直に切り立っており夫堰堤な状態です。溶岩流は溶岩堤防に囲まれ、19日以降数百メートル前進し“OVPF”の地震観測所を脅かしています。21-22日の間、火山性微動は変動しています。22日には南西方向に 8-10 km の“Grand Coude”で「ペレーの毛髪」が観察されています。この日の航空機からの観測で三か所の溶岩噴泉が継続し、火砕丘も現存し溶岩チューブが溶岩堤防の上流側で形成されている事が確認されています。23日には火山性微動はそれまでの倍のレベルに増加しました。亜硫酸ガスの噴出量は15日の噴出量に対し 1/6 に減少しています。
Sarychev Peak | Matua Island (Russia) | 290240 | 1496 m
21日現在噴火は継続し、18日1010時の噴火では噴煙が高度 4.5 km に達しています。噴煙は17-18日も観測され東に 265 km まで広がっています。航空カラーコードは「オレンジ」
Semisopochnoi | United States | 311060 | 1221 m
19-25日の間も地震活動は活発な状態が続き、一定期間連続する場合と爆発的に発生するケースが有ります。21日と22日の二回の火山性微動の爆発的発生の場合は超音波観測施設で衝撃波が観測されていますが、雲が低く垂れこめて火山灰は確認されていません。航空カラーコードは「イエロー」
Ulawun | New Britain (Papua New Guinea) | 252120 | 2334 m
パイロットが噴煙が高度 3.7 km に達していた事を報告。雲の為に衛星画像では確認出来ませんでした
Veniaminof | United States | 312070 | 2507 m
19-25日の間も噴火は続き、夜間には 35 km 南方のウエブカメラで火映が観測されています。視界の良い日には噴煙が時折目視観測されます。14日の観測では、溶岩流は山頂の火砕丘の南側山腹を 800 m 流れ下り、18日には更に流下している事が確認されています。航空カラーコードは「オレンジ」。Image courtesy of Peterson, Mari, AVO/USGS
Ongoing Activity
Aira 桜島 | Kyushu (Japan) | 280080 | 1117 m
この間、8回の噴火と5回の爆発が南岳で観測され、噴煙は火口縁の上空 2.1 km に、噴石は火口から 1.1 km まで達してています。火映も時折観測されています。警戒レベルは“5”段階の“3”
Ambae | Vanuatu | 257030 | 1496 m
“ Lake Voui”火口では水蒸気の噴出が観測され、警戒レベルは“0-5”段階の“2”に引き下げられました。
Dukono | Halmahera (Indonesia) | 268010 | 1229 m
19-25日の間噴煙が高度 1.8 km に達していました。
Ebeko | Paramushir Island (Russia) | 290380 | 1103 m
火山から東に 7 km の観測者からの報告で14-21日の間噴煙は高度 4.2 km に達し、熱異常も時折観測されました。航空カラーコードは「オレンジ」
Fuego | Guatemala | 342090 | 3763 m
20-21日と24-25日に爆発が発生し、噴煙が少なくとも火口縁の上空 1 km に達しました。白熱岩塊が火口縁の上空 150 m に達し火口内で岩屑雪崩を引き起こしました。
Karymsky | Eastern Kamchatka (Russia) | 300130 | 1513 m
19日に衛星画像で熱異常が観測されましたが、他の日は天候に阻まれ観測されませんでした。航空カラーコードは「オレンジ」。
Kilauea | Hawaiian Islands (USA) | 332010 | 1222 m
19-25日の間、割れ目火口“8”の中心部で白熱状態が観測され、少量の噴気が観測されました。山頂部の地盤の変位と地震活動は低調で、亜硫酸ガスの噴出量も2007年以来の低レベルです。航空カラーコードは「オレンジ」。
Krakatau | Indonesia | 262000 | 813 m
18-24日の間、噴煙は高度 0.9-3.7 km に達し、警戒レベルは“1-4”段階の“2”
Manam | Papua New Guinea | 251020 | 1807 m
23日の短い噴火で噴煙が高度 8.5 km に達しました。
Merapi | Central Java (Indonesia) | 263250 | 2910 m
17-23日の間、山頂火口の新しい溶岩ドームはゆっくりと成長を続け、22日にはその容積が 113,000 m^3 に達し日々の成長は 3,000 m^3の速度と推定されます。白い噴気が山頂で 100 m 上昇しています。警戒レベルは“1-4”段階の“2”
Pacaya | Guatemala | 342110 | 2569 m
ストロンボリ式噴火が続き岩塊を火口縁の上空 25 m まで吹き上げています。
“Mackenney”火口から少なくとも四か所から溶岩が流れ出し、北西に50-250 m 流れています。
Sabancaya | Peru | 354006 | 5960 m
17-23日の間、連日平均16回の爆発が発生しています。噴煙は火口縁の上空 3.5 km まで上昇しています。17日の観測では亜硫酸ガスの噴出量は日量で 1,600 トンに達しています。
Sangay | Ecuador | 352090 | 5286 m
19-20日に噴煙が高度 5.8-6.1 km に達しました。
Santa Maria | Guatemala | 342030 | 3745 m
20日の豪雨により幅25 m 、深さ 2 m の硫黄臭を伴うラハールが発生し、樹木や直径 2 m もの岩塊を押し流しました。21日の爆発では噴煙が火口縁の上空 800 m に達しラハールが発生しました。24-25日の噴火では噴煙が火口縁の上空 500-700 m 上昇し、岩屑雪崩が発生しました。
Semeru | Eastern Java (Indonesia) | 263300 | 3657 m
19日に噴煙が高度 4 km に達した模様です。
Sheveluch | Central Kamchatka (Russia) | 300270 | 3283 m
ここ数日も熱異常が衛星画像で観測されています。航空カラーコードは「オレンジ」
以上
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