本庄付近は、明治の特に「生糸」等の殖産事業で栄えた地域なので、明治期に新改築された建物が多く、私の調査フィールドの「凝灰岩文化圏」とは趣が異なる。
さて、教えて頂いた「荘小太郎頼家供養塔」は何時観に行こうかな?
根府川石:箱根溶岩の仲間で、特徴的に石碑や踏石に使われている。判り易い肌なので、直ぐ隣に分布する「本小松石」とは外形が似ていても直ぐに区別が出来る。板垣(これは文字通りの板状のと云う意味に使っている)として使っているのは始めて観た。やはり岩石文化圏が私の行動範囲とは違っている
伊豆南部の石灰質凝灰岩:今回のFWで此処だけに確認した。風化で剥離していなければ見逃した筈。伊豆の凝灰岩の中では「見えない部分」に恐らく最も多く使われたのではないかと思われる石材だが、表に「奉献者」銘を刻んだ用途には初めての出会い。
緑色片岩:岩石の種類よりも刻まれた「寺坂水車大工」の文字に惹かれた。明治二十二年に寺坂橋が架けられた「元小山川」は水運にも利用された様だが、水車も利用された地域だったのだろうか?
喰い違い礫:街中で路傍に置かれていた礫岩の中の喰い違い礫。こんなのは片品川辺りから採取されて来るのだろうか?
蛇紋岩:荒川水系上流部には部分的にアスベスト化した蛇紋岩が河床に顔を出しているから、栗瀬谷橋付近からかもしれない。この付近には「ダナイト:橄欖岩」も顔を出す。
凝灰岩:岩石としては良く見る凝灰岩だが、石材として使っているのは初めて見た。戸谷八商店さん裏手で数個を確認。さて、産地候補は伊豆にもあるけど、まさか・・・何処だろう。
沢田青石:本庄警察署転じて本庄歴史民俗資料館の玄関。この様な石材も、大谷石と同様に薄くスライスして貼り付ける工法が採用されている。明治十六(1882)年の建築
続く
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