2017年7月22日土曜日

木下貝層の石材利用 (5) 岩井家住宅(旧武蔵屋)の燈籠と参考用古瓦刻印

岩井家は、江⼾期から明治期にかけて、⽊下河岸で旅籠を営んでいたと伝えられるが、明治末期~⼤正初期に⾏われたこの地域での利根川堤防改修⼯事にともない、現地に移築された。建物は⼤正三(1914)年の建築で、通りに南⾯する。桁⾏5間半、梁間3間、切妻造桟⽡葺の⽊造二階建。その北側に桁⾏2間半、梁間5間半の切妻造桟⽡葺の平屋建を直⾓に付けている。通り側に広く⼟間、2階と背⾯突出部に居室をとる。1階⼟間まわりや2階の⼿摺付縁などに、旅籠の雰囲気を残している。
裏庭に木下貝層固結部を用いた石燈籠が二基保存さ恵れている。
















尚、2011年の震災の際に、屋根に損傷を受けたので瓦の葺き替えを行っている。
御主人に拠れば、瓦は地元産で銚子から運ばれてくることは無かったとの事だが、参考用に採取した刻印画像を紹介する。










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