神社の礎石や石垣に使われている凝灰岩質石材を調べる目的で、町の領域が狭いわりに神社の数が多い大磯町を選んで歩いてみた。伊豆半島と三浦半島の間で、大磯丘陵や二宮町でも石材採掘が行われていた様だし、現在行っている利根川水系の舟運に関連した地域と比較するには面白いかもしれないと思ったのだが、チェックリストに居れた2の神社の内、17個所を回った現在、殆どの神社がモルタル基礎になっていて、礎石類を観察出来なくて残念な状態。
それでも、大磯層の凝灰岩を沢山確認したので、その一部を御紹介する。
駅からほど近いあるマンションの石垣。
此の石垣は、エリザベスサンダースホームと愛宕神社の間の切通の露頭と石質が非常に似通っている。
使われている石材とその想定される産地:
細粒の成分が多いがかなり不均質の白色軽石質凝灰岩:地元産出の中丸石であろう。
伊豆の沼津方面にやや似た石材が存在する。
資料整理番号:No.143413-01,最新観察時期:2016年7月15日
地理院地図10進座標系:35.310109,139.314687
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