2015年11月9日月曜日

シールド掘削機 Φ.9.5m (2)

組立られた急曲線用テーパーセグメント。最も狭い位置を何処に組むかで三次元の曲線に対応出来る。でもこの画面では曲線の状況が全く判らないですよね。
広い空間ではその夫々の大きさを正しく感じ取るのは容易では有りません。この様に工事用レールの下を覗くと狭い空間を切り取るので曲線の状況が判り易く見えます。
センターより少し端に寄って撮影したので曲線がより強調されています。
シールド掘削の推進力である。多数の油圧ジャッキ群。
下の画像は動力ケーブル台車。地下でゆっくり移動するシールド掘削機の所要動力は全て地上から供給される電気で賄います。必要な電力は、シールド掘削機だけで全負荷で700Kwに達します。
勿論、その他に、坑内の照明や、採掘した土砂を泥水に混ぜて送り出す為の巨大なポンプにも供給しますので大変な電気を必要とします。
動力はこのように三本の高圧ケーブルが電気的なノイズ源にならない様に三本編みにして8の字を描いてケーブル台車に搭載しておきます。シールドの前進でケーブルは8の字からゆっくりとほどけて延長されますが、こうしてお行けば捻じれる事はありません。

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