実体顕微鏡にコンパクトデジカメを望遠鏡用のアダプターを取り付けて撮影したもので視野直径はΦ5.5mmです。最初の画像の中央には割れて居ますが輝石の自形結晶が有ります。左隣は斜長石ですね、石灰岩のモース硬度は3でしたか?これに比べて輝石や斜長石は6辺りですから硬いので突き出しています。下の画像はトリミングした画像です。
これも四角いのは斜長石です。赤茶色のものは玉髄かもしれません。可能性は大いにあります。
ここにも輝石の自形結晶があります。斜め左下には貝殻片らしいものも見えます。石灰岩の砂岩ではありますが、伊豆半島は火山の島が日本列島に突き刺さったものですから白浜層群には火山灰起源の鉱物がこのように自形結晶で混入していても不思議はありません。
最初にこの石材に巡り合った時に、砂と礫の丁度両方に跨る粒径だったので、粒子を取りだせれば含まれる岩石か鉱物の種類が判るかもしれないと思って、比較的硬いサンプルをハンマーで潰して見たら礫まで全部潰れてしまって、色は違うけれど皆石灰岩なのだと判って少しがっかりした記憶が在ります。勿論、希塩酸を滴下すると勢いよく炭酸ガスの泡が生じます。
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