2012年10月21日日曜日

徳次郎の大谷石 (2-9)

この画像では注目点が二つある。一つは手前の塀で、左右で大谷石のなかでも異なる種類の石材を使っておられるが、左側の「虎斑」とでもいうのだろうか?これは同じ徳次郎でも日光宇都宮道路の東側でも蔵の側壁全体に使っておられるものが存在した。この塀は補修の様子からかなり古いもののようだが大きく開いたミソの穴はシャープなままで大きな穴の割には強度が在るらしい事が判る。
もう一つは石蔵の右側。少し目地が開いているものがある。地震で動いたものか?定かでは無いが造りは石材を積み上げただけなのだろうか?
高原山に少し早い秋を観に行ってきたが、塩谷・矢板方面を走っていると四隅に数枚の帯板をボルト留して補強したと思われる石蔵が数か所で見掛けられた。

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