2012年4月14日土曜日

千葉の大地で(4) 万田野層

千葉県内に分布する砂層の大部分は前の画像でも示したように液状化の影響を受け易い粒子の細かい細砂に属する均一な砂から構成されています。でも時々、泥岩や軽石のボールの偽礫を含んだ層や、細かな貝殻の破片と小さな軽石を大量に含む巨大火山噴火を思わせる砂層もあります。その中でも特に特異な構成を示すのがこの万田野層の円礫を大量に含む層です。泥岩の偽礫も含まれて居る部分だけでも実は層厚は2mを越えます。そしてとくにその偽礫の含まれる層の下部に大型の礫を含む層が分布しています。

先日、ある砂取場に入場を許され万田野層の砂層を観察する機会がありました。この望遠レンズを使った画像は偶々斜交葉理の二つの面が画面に入ってくれました。美しい斜交葉理の構造を考える上で興味深いのでご案内します。

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