2009年11月30日月曜日

東京都某所沖積シルト粘土層(2)

理由は判りませんが、このような沖積層には所々に貝化石の濃集部分がポケットの様に分布している所が有ります。スケールが無くて申し訳在りませんが、こんな風に縦穴風に貝殻が妙に多い部分がある訳です。
30年前に都内江戸川区の葛西附近でブラインドシールドの現場に通った事があります。大部分はやる事が無くて只、じっと機械の運転状況を監視しているだけなので、退屈でシールド掘削機の一番前の「切羽」で「羊羹」の様に坑内に流れ込んでベルトコンベアで後方に運ばれる、やはりシルト粘土を見ていました。
今回の様には実際に地中に在る時の状況は判りませんでしたが、やはり、所々に貝化石の濃集部が存在していて土砂をスムースにベルトコンベアに搭載するようにスコップで切り込んでいると、その濃集部が判りました。その部分には、葛西の場合は「ほら貝」に似た「アカニシ」の大型の化石が時々見付かりました。その1個を職場に持ち帰った処、妙に沢山の同僚・先輩からリクエストがあり、その後も良く探したものでした。
勿論、1個だけ今でも大切に持っていますが、なるほど、こんな様子で濃集していたのか!とやっと理解出来ましたが、何故こんな風に集まるのかは理解出来ていません。

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