2014年12月9日火曜日

アイスランドの熔岩は衰えを知らず

アイスランド気象庁のウエブサイトに12月4日にUPされた噴火口付近の様子。もう3ヶ月になるが、国内の西ノ島の方は既に1年を経ても相変わらず熔岩を流し続けている。凄いね!

本宿:底瀬川右岸岩脈の分岐

 右岸の岩脈が上の画像の様に石垣に阻まれた場所が、どうやら岩脈の終点で、此処で幾つかの方向に分岐しているらしい。そんな訳で、地層がぐしゃぐしゃで石垣・護岸が必要になったらしい。
突然方向が変わって現れた岩脈と、その少し上流の河床で観察されるチルドマージンです。

2014年12月7日日曜日

GVP 週間海外火山活動情報 11月26日 ⇒ 12月2日

国内火山の活動については省略しています。気象庁のウエブサイトを産種下さい。

Chirinkotan  | Kuril Islands (Russia)  | Elevation 724 m  | 0900-26 : 290260
衛星画像で1121日に火山ガスと水蒸気の噴出が強まり、熱異常も観測された。熱異常は1125日にも観測され、水蒸気と火山ガスの噴気は27日には南東に40kmまで広がった。水蒸気と火山ガスの噴出は28日と30日にも観測された。航空カラーコードはイエローに引き上げられた。
  
Fogo  | Cape Verde  | Elevation 2829 m  | 1804-01 :384010
報道に拠れば、“Cha”カルデラ内の“Fogo's Pico cone”火砕丘からの噴火は1126日から122日の間も継続している。30日の朝には噴火は強まり、溶岩は毎時20mの速度で流れ続け、カルデラ内の主要都市である“Portela”と国立公園を結ぶ道路を閉鎖した。
行政はカルデラ内の全ての住民に避難を呼びかけた。溶岩流は25軒の家屋、広域の農場、国立公園博物館(?)やその他のインフラを破壊している。122日には溶岩流は二つに分岐し、24時間後にはその速度を速め、更に数軒の家屋と学校とホテルを飲み込んだ。
  
Heard  | Kerguelen Plateau  |  Elevation 2745 m  | 0304-01 : 234010
1年半振りの再登場でしょうか?
112-30日の"NOAA"衛星画像で火山の東側山腹に熱異常が観測されている。121-2日は厚い雲に阻まれて観測出来なかった。この火山の熱異常は"MODIS"衛星では2014年の9月と2014721日(日にちの並びが変ですが原文は“from September 2014 to 21 July 2014”)と更に1116日にも観測されており、溶岩湖の存在と溶岩が流れ出している事を示唆している。
  
Moyorodake [Medvezhia]  | Iturup (Etorofu) Island (Japan/Russia)  | Elevation 1124 m  | 0900-10 : 290100
SVERT”に拠れば、この10日間余り、熱異常と強い水蒸気と火山ガスの活動が“Medvezhia”火山地帯の“Kudriavy”成層火山で観測されている、1127日には熱異常の検出領域とその強度が強まった。航空カラーコードはイエローに引き上げられ、水蒸気と火山ガスの噴出は29日にも観測された。
  
Sinarka  | Shiashkotan Island (Russia)  |  Elevation 934 m | 0900-29290290
1127日、衛星画像で水蒸気と火山ガスの噴気が南東に50kmまで広がっているのが観測された。雲に阻まれて1124日から121日の間は観測出来なかった。航空カラーコードはイエローを維持。
  
Zhupanovsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  |  Elevation 2899 m  | 1000-12 : 300120
クベルトに拠れば、1123日の026時と、25日の1214時に強い爆発が発生した。22日には火山灰を含む噴煙は高度7-8kmに達し東に350kmへ、25-27日には南東に広がった。衛星画像では22,25,27日に熱異常が観測されており他の比には雲に阻まれて観測出来なかった。
航空カラーコードはオレンジを維持。

Ongoing Activity

Bardarbunga  | Iceland  | Elevation 2009 m  | 1703-03 : 37303
アイスランド気象庁は“Bárdarbungas Holuhraun eruptive fissure”噴火割目の活動を根拠に、航空カラーコードをオレンジで維持している。フィールドレポートを基に、1125-26日の活動は溶岩噴出孔上部の膨張に起因すると思われる5-10分間隔に2-3分間溶岩流が急増する脈動現象で特徴づけられている。“Bárdarbunga”カルデラの1126日に行われた航空機からの陥没量調査では50mの値が得られその容積は1.4立方キロメートルと想定されている。噴火開始当初に比べるとカルデラ中心部の沈下率はやや減少している。熔岩噴出孔の北東に位置する“Dyngjusandur”の観測者からの撮影画像では、271441時の噴煙最上部の高度は3.1km、噴煙のエアロゾルを含む下部は平原の1.4kmと見積もられた。121日に撮影された熱画像では溶岩平原に幾つかの変化が観測されている。⇒多分この二つの画像を見比べているのだと思うので見比べて下さい
熔岩は121日には75平方キロメートルを覆い尽くしている。
  
Chirpoi  | Kuril Islands (Russia)  |  Elevation 742 m  | 0900-15 : 290150
雪に覆われた“Chirpoi”火山を27日に撮影した画像で熱異常が確認された。25日から121日の間の他の日には雲で覆われて観測出来なかった。航空カラーコードはイエローを維持。

Colima  | Mexico  |  Elevation 3850 m | 1401-04 : 341040
衛星画像の解析からワシントンVAAC1130日に火山灰の噴煙が発生し北東に広がり、その日遅くには火山ガスと火山灰と思われる噴煙が東に広がり高度4.9kmに達した。


Copahue  | Central Chile-Argentina border  |  Elevation 2953 m  | 1507-09 : 357090
ブエノスアイレスVAACに拠れば、1126日に少量の火山灰を含むと思われる水蒸気と火山ガスの噴煙が噴出した事が衛星画像とウエブカメラに記録された。噴煙は高度3.4-3.7kmまで上昇し東に65kmまで広がった。30日、パイロットの観察とウエブカメラの記録から噴出が山頂近くから始まっている事が確認された。121-2日には広がった噴煙が衛星画像でも捉えられ、ウエブカメラでは火山灰の連続した噴出も確認された。


Fuego  | Guatemala  |  Elevation 3763 m  | 1402-09 : 34209
1128-30日に掛けて、フエゴ火山の爆発により火山灰の噴煙が火口上空1.2kmまで上昇し、南、南西、西等の方向に25km広がった。爆発時の衝撃波は火山周辺の家屋を振動させた。29-30日には、白熱岩塊が火口から100-150mの高さまで放出された。降灰はPanimaché I and II (8 km SW), Morelia (9 km SW), Santa Sofía (12 km SW),や周辺の地域から報告された。
INSIVUMEH”からの特別報告に拠れば噴火活動の強さはここ数週間と変わりなく、最も活動的な時期には、一時間当たり6-8回程度の爆発が発生する。濃い灰色の火山灰の噴煙が1.3km程度上昇し西あるいは南西の方向に20km程度広がる。降灰はMorelia, Santa Sofía, Panimaché, and Yepocapa.等から報告漁れた。爆発音の幾つかは30km離れた場所でも聞こえる程だった。衝撃波南側と南西側の山腹の建物を振動させた。白熱岩塊が山襞を下った。121-2日の爆発で発生した噴煙は850m上昇し南あるいは南西方向に15kmまで広がった。
  
Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  |  Elevation 1222 m | 1302-01 : 332010
細かい地名は判らないし、地図や画像でご覧頂いた方が良さそうなので記事の翻訳は辞めます。
⇒火口カメラをご覧下さい。
HVOの最新画像やアーカイブは
121日の画像があります。
⇒最新の地図と溶岩が流れて行きそうな勾配の急な地形は下記に(地図は10MBのサイズなので御注意を)
*水色の破線は傾斜が急な溶岩が流れやすいと想定されている道(steepest descent path

Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | Elevation 3283 m  | 1000-27 : 300270
クベルトに拠れば、1121-27日に掛けて、北側の斜面での溶岩ドームの成長が続き、火映現象と高温岩塊の崩落や噴気活動が認められた。23日の1021時には強い爆発が、26日の0328時の爆発では火山灰の噴煙を高度8-9kmまで上昇させ北東に400km、南東に200kmまで広がった。衛星画像に拠れば、22-23日と26-27日には熱異常が観測された。他の日には雲に阻まれて観測出来なかった。航空カラーコードはオレンジを維持。
  
Shishaldin  | Fox Islands (USA)  |  Elevation 2857 m | 1101-36 : 311360
地震活動は高い状態が継続していたが1126日から122日の間は幾分減少している。衛星画像では1126-28日の快晴の際に火口部の温度上昇が確認された。低レベルの溶岩噴出が山頂火口で発生し続けているものと思われる。航空カラーコードはオレンジを維持
  
Sinabung  | Indonesia  | Elevation 2460 m | 0601-08 : 261080

ウエブカメラの画像から122-3日に噴煙が高度3kmまで上がったと報告視された。

2014年12月6日土曜日

本宿:上底瀬付近岩脈に規制された底瀬川

自分ではその光景をきちんとカメラに収めた心算でも、何故か帰宅後にチェックするとその画像が入っていない事が在りがっかりします。一番下の「上底瀬」の文字の右手に不器用に囲んだ川の流れがありますが、この部分が実に直線で流れていて、その右岸が岩脈だと言う画像を撮影した積りだったのに絵が有りません。上の画像がその下流側の、真ん中の画像がその上流側の岩脈の画像です。この岩脈は円で囲んだ一番下流側で流れを変えてしまって興味深い顔を見せてくれます。もしここに行く機会が在ったら是非長靴を履いて水量が多い時は勧められませんが普段は画像の様な流れなので河床を観察しながら歩く事をお勧めします。



2014年12月4日木曜日

本宿:底瀬川・黒滝山登山口駐車場付近 (2) 水冷破砕岩

似たような画像をさらに積み重ねるがこれも同じく水冷破砕岩の例である。私は素人だし、様々なガイドブックや巡検案内書を観ながら学んできて、何処までが同じ岩質で、何処から別の岩質に分類すべきか?何時も判りにくいと思いながらこの道を15年近く歩んで来ているのです。「枕状溶岩」の露頭調査をやって来たのは分析装置を持たない素人に何が何処まで出来るかを知りたかったから出も在るのですが、これは色々と観る内に、段々とこの岩石の大塊がどんな成り立ちなのか?理解出来始めた次第。下の画像は大塊が割れた時に間に成長していた石英脈が見えているのだし、上の画像は同様に脈の近くの狭い隙間に石英脈が構成されているのが前の画像と突き合わせて理解できてくる。

水冷破砕岩と言うと、ハイアロクラスタイトの類もあるけれどあそこまでは破砕されていないので、あるいは水分の多い、例えば湖成層等に貫入して来て急冷されてその隙間に水が入り込み割目がどんどん広がり、後に熱水活動で石英脈が生長したのかもしれない等と考えている。
低い場所には露頭が無く、峰の上にしかないのだと言う事が興味深い。

2014年12月3日水曜日

本宿:底瀬川・黒滝山登山口駐車場付近 (1)

幕岩と底瀬側が交差する地点からほんの少し上流側に路を辿ると「黒滝山登山口駐車場」と案内看板の在る広場が有る。有り難い駐車場である。この付近は見所が多いので、この前の岩脈の観察もここに車を置いて少し下れば良い。
駐車場の奥から実は簡単に底瀬川の河床に降りる事が出来る。但し、前の岩脈の方には降りる事が出来ない。でも実に沢山の見所が有る。
凝灰岩の河床に下ると周囲に目立つのは水冷破砕岩の巨大な岩塊である。
日本火山の会のoff会ではこの下流のチャートの滝付近で一個だけその岩塊を観て、正体が良く判らなかったのだがここでは、それが枕状溶岩に成り損ねた水冷破砕岩である事が良く判る。
下の画像はその河床。画像の右手が駐車場の奥になる。何の造作もなく降りる事が出来る。

岩の表面は下流で以前見たものと同じで大きな割目を石英脈が埋めている状態。
 中にはばらけてしまったこの様なものもある。枕状溶岩では無く、どちらかと言えば「偽枕状溶岩」と言われてしまいそうな奴である。但し、露頭はこの付近には無い。集落から見上げる山のその奥から来るのだと土地の方に伺った。

本宿:底瀬川上流・九十九谷登山道のやや下流

幕岩がやや斜めに眺められる底瀬川河畔に近付くと、底瀬川がこの岩脈をぶった切っている様に幕岩が急激に高度を下げ始める。真ん中の画像は底瀬川に落ちる部分だ。

 ここでは、丁度岩脈の端にあたるらしいのだが、岩脈を良く見ると何枚もの溶岩が重なった様に見えてしまうがこれは節理を良く追ってみないと判らない。堅い岩石の露頭は川を越えて右岸にまでつながるが、河床を観ると小さな岩脈が川を横断しているのが観察出来る。河床には降りなかったが、右岸側の露頭は意外と新鮮で、斜長石も透明だし、輝石も良く見える。硬い。