2017年9月11日月曜日

木下貝層の石材利用(9)  参考:古墳時代

千葉県内の印旛郡栄村に千葉県立「房総の村」と云う文か施設が有る。房総の古い民家などを移築保存している施設だが、この地域は「龍角寺古墳群」としても有名な場所であり、古墳の保存もされており、「房総風土記の丘資料館」が併設され専門の研究員も配置されている様だ。残念ながら小生が此処を「古民家」の礎石調査で訪問したのは10年以上前で、どうやら殆ど画像記録が残っていないのだが、此処に行けば木下貝層の固結部(此処では「貝殻石」と称しているが)が古墳に使われた例や、前出の木下街角宿の吉岡家の石塀がこの貝殻石を用いていた事が判る。勿論、吉岡家では既に石塀は改修して居られて現在は花崗岩製の石塀である。資料館の解説パネルの一枚と古墳に使われた貝殻石の画像を御案内する。





取り敢えず、今回を持って木下貝層固結部の石材利用に関しては終わりとします。

2017年9月7日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月30日⇒9月5日;21火山

今日は21の火山に関する情報が掲載されています。
Activity for the week of 30 August-5 September 2017
New Activity/Unrest

Ambrym  | Vanuatu  | 257040 | Elevation 1334 m
830日の報告に拠れば、この火山の警戒レベルを0-5段階の2から3へ引き上げるに足
る劇的な変化が発生したと記されています。現在活動的な火口である(Benbow, Maben-Mbwelesu, Niri-Mbwelesu and Mbwelesu)付近と風下では降灰が生じる可能性が有ります。警戒レベルの引き上げに至る状況の変化は8月から増加している地震活動に由来するのですが、特に825日以降の状況は、この火山の観測を始めてからおよそ20年は、警戒レベルを“2”より引き上げた事が有りませんが敢て“3”に引き上げるだけの注目に値する状況に至っています。 

Fernandina  | Ecuador  |353010 | Elevation 1476 m
940955時から地震活動が活発化した事が観測されています。ガラパゴスの公園関
係者や画像等から、噴火は1225時から始まったと見られます。
衛星画像では1230時に水蒸気と火山ガスの噴煙が高度 2.4 km まで上昇し、西側に
60 km 広がった事が観測されました。1428時の報告では、衛星画像により
噴煙は火口上空 4 km まで上昇し北西に広がっていました。95日には噴煙には亜硫
酸ガスと水蒸気に少量の火山灰が含まれている模様で、高度 2.4 km
まで上昇し、北西に広がっています。この島には住民はいません。
⇒下記に4日に撮影されたと思われる噴煙が昇る小さな画像が公表されています。こ
の火山は、これまでに20094月、20078月、20055月に噴火しています。
⇒この火山に関するGVPのデータは下記にあり、以前の噴火の際の溶岩流の小さな
画像も含まれています。

Nevados de Chillan  | Chile  | 357070 | Elevation 3212 m
ウエブカメラの画像から830日の0925時に噴火が観測された事が報告されました。
  
Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
衛星画像等のデータ解析から、火山灰を含む噴煙が高度 6.1-8.5 km に達し、92
には北西に広がった事が報告されました。

Ongoing Activity

Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
気象庁に拠れば、828日から94日の間、昭和火口に置いて6回の爆発的噴火が発生
しました。噴石は 800 m の距離を飛び、火山灰を含む噴煙は火口縁の
上空 2.2 km に達しました。夜間には火映現象が観測されます。警戒レベルは“3
が維持されています。
  
Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  |  | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から、831日に火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km に達し
北、西或いは南西に広がった事が報告されました。
  
Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 255020 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、828-30日の間、衛星画像で熱異常が観測されました。溶岩流は
溶岩ドームの西側の山腹を流れ下り続けており、夜間には溶岩ドームの
火映現象が観測されます。カラーコードはオレンジを維持しています。
  
Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
830日の現地時間0405時に噴火が始まり断続的に0555時まで続きました。噴火では
低レベルの火山灰を含む噴煙がおよそ 6.1 km まで上昇し南南東に広がりました。
この日遅くには地震と空振のデータは収まりましたが、水蒸気が主体と思われる低レ
ベルの噴煙が南南東に 65 km ほどまで広がりました。
831日から95日の間、衛星画像屋地震データでは特に注目すべき状況は見られま
せんでした。カラーコードはオレンジです。
  
Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
悪天候により衛星画像屋ウエブカメラでの観測はしばしば妨げられるものの、8
29-30日と94-5日の間、衛星画像で地表面温度の上昇が観測されています。
830-31日には小さな水蒸気の噴煙がウエブカメラで観測されていますが、地震や空
振では何も捉えられていません。カラーコードはオレンジです。
  
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、830日から91日と93-5日に、火山灰を含む噴煙
が高度 1.5-2.4 km まで上昇し、南西、西あるいは北西に広がった事が報告されまし
た。
  
Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  |  | Elevation 1103 m
火山から 7 km 東の“Severo-Kurilsk (Paramushir Island)”の火山学者からの報告
に拠れば、828-29日に爆発により生じた火山灰を含む噴煙は少なくとも
高度 2.2 km まで上昇しました。少量の降灰が828日に“Severo-Kurilsk”で観測
されました。カラーコードはオレンジです。
  
Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
812日に火山ガスと水蒸気の噴煙がありました。カラーコードは830日にイエロー
に引き下げられました。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
830日から95日の期間に関する報告では、溶岩湖の活動状況も、61G溶岩流の
動きにも特段の変化は無いようです。オーシャンエントリーしている溶岩平原での溶岩流の活動も、溶岩三角州の崩落も続いており、海岸に平行なクラックの幅は徐々に広がっており、大規模な崩落が発生する可能性があります。
  
Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
衛星画像データから、824-25日と30日には爆発による噴煙は高度 6 km に達し、
様々な方角に 550 km 程まで広がっています。96日に、830日の火山灰の噴出観測を最後に活動が減衰し、山腹には雪が見られると報告しています。カラーコードはイエローに引き下げられました。
  
Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
衛星画像等のデータ解析から、91-2日に、火山灰を含む噴煙が高度 1.8 km に達し
北或いは北西に広がった事が報告されました。
  
Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
衛星画像等のデータ解析から、92日に火山灰を含む噴煙が高度 2.1 km まで上昇し
北西に広がった事が報告されました。
  
Nishinoshima  | Japan  | 284096 | Elevation 25 m
811日に実施された航空機からの観測に拠れば、噴火は継続している模様で、西側
山腹からのオーシャンエントリー部分の高温領域と共に、水蒸気が
溶岩流の移動を示唆しています。中央火口丘での溶岩は確認出来ませんが火口縁から
水蒸気が立ち昇っています。824日午後の観測では溶岩流は引き続き
太平洋に流れ込んでいます。
⇒海上保安庁から「西之島の噴火について (8月11日及び24日観測)が、8
29日に公表されており、4頁のpdfファイルが下記で閲覧出来ます。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
前の週に引き続き爆発的火山活動が続いており、828日から93日の間も連日平均
44回の爆発が記録されています。地震活動は長周期地震と噴気を示すごく少数のハイブリット地震に限られています。火山ガスと水蒸気の噴煙が火口縁上空 3.2 km まで上昇し、
南或いは南東に 40 km まで広がっています。この間5回の熱異常も観測されていま
す。半径 12 km 以内は立ち入り禁止です。
  
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
825日から91日の間も連日衛星画像で熱異常が観測されています。カラーコード
はオレンジです。
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
衛星画像等のデータ解析から831日から91日の間、火山灰を含む噴煙が高度
3.3-4 km まで上昇し様々な方角に広がった事が報告されました。
  
Suwanosejima  | Ryukyu Islands (Japan)  | 282030 | Elevation 796 m
気象庁の観測と衛星画像の解析から830日から92日の間、噴火が発生した事が報
告されました。
  
Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
95日の0820時に発生した噴火により、火山灰を含む噴煙が火口縁の上空 400 m
で上昇し北西に広がり、1550時の別の噴火では噴煙は 50 m 上昇し南西に広がった事
が報告されました。
  
Ulawun  | New Britain (Papua New Guinea)  |  | Elevation 2334 m
衛星画像等のデータ解析から、831日から91日までと95日に火山灰を含む噴煙
が高度 2.7 km まで上昇し様々な方角に広がった事が報告されました。
以上

日本ではやっと白露を越したところですが、カムチャツカの火山は既に新雪が積もった状態です。
Avachinsky
以上

木下貝層の石材利用 (8) 参考:木下万葉公園周辺の露頭

天然記念物の指定を受けている木下貝層の露頭は、残念ながら固結した層ではないので、最近、国道356号線を走りながら見ると露頭が大分傷んでいる雰囲気なので、2007年に撮影した露頭画像等をご紹介しよう。此処には駐車場もトイレも設備されている。

木下貝層の付近を拡大すると

これを更に近寄ってみると

部分的に観ていくと





天然記念物の指定範囲図や設置された看板類。
尚、この露頭よりやや駅に近い位置で、旧高等学校用地には2016年に「印西市立木下交流の杜 歴史資料センター」が開設されている。此処にも関係資料が展示されている。



右手の小さな階段を登ると、以前は貝層が良く観察出来ていたが、今はどうだろうか?

2017年9月6日水曜日

木下貝層の石材利用 (7) 現存露頭 (2)

前述の「木下貝層」に記載された第4項「大森小山崎周辺露頭」は、特別養護老人ホームの周辺に位置しており、2017年2月にこの南側の道路を歩いた時には、グランドの端に下図の様なブロックが点々としていた。グランドを整地した時に掘り出されたものだろう。


グランドよりやや西側の道路沿いではこの様に、固結度は高くないが、木下貝層の露頭が顔を出している処もあった。

2017年9月5日火曜日

木下貝層の石材利用 (6) 現存露頭

木下貝層に関する参考文献はいろいろと有る様だが、ネットでは入手できないが、木下の市役所に行けば購入できるものとして、教育委員会から発行されている「木下貝層-印西の貝化石図集」が有り、これに、「10.木下回漕観察地点位置図」(38-39頁)がある。入手しにくいので、例えば博物館のショップなどでも購入できるようにならないかと書け合ったのだが駄目だった。ちなみに、このブックレットには千葉県立中央博物館の研究員が四名関わっている。
ブックレットの位置図で、第6項に記載された「旧発作街道」の露頭は、固結した露頭で

貝化石の状態は





ウニの化石が兎に角多い。
現在の県道59号から外れた旧道の細い道沿いにあるので駐車スペースに困るので御注意を!

2017年8月31日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月23日⇒29日;20火山

GVPの火山活動情報の概要をご案内します。
 Activity for the week of 23 August-29 August 2017 
New Activity/Unrest

Ibu  | Halmahera (Indonesia)  | 268030 | Elevation 1325 m
衛星画像等のデータから、824日と28日に火山灰を含む噴煙が高度1.5-1.8 km まで上昇し西に広がった事が報告されました。
  
Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
821-28日の間、ストロンボリ式噴火が継続し、“Mackenney”火砕丘から噴石が火口縁の上空 75m まで噴きげられ、特に27-28日には西側山腹の100m 先まで到達しました。天候が悪く目視観測はしばしば妨げられましたが、半径 5 km 以内では爆発音が聞こえました。
  
San Cristobal  | Nicaragua  | 344020 | Elevation 1745 m
衛星画像から(日時に関する記載無)火山灰を含む噴煙が高度 7 km に到達し南西に 30 km まで広がり、823日には熱異常が確認されました。

Ongoing Activity

Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
気象庁に拠れば、821-28日の間、昭和火口から17回の爆発的噴火が発生し、噴石が800mの範囲まで広がりました。火山灰を含む噴煙は火口縁の上空 1.4km まで上昇しました。警戒レベルは5段階中の3です。
  
Bagana  | Bougainville (Papua New Guinea)  | 255020 | Elevation 1855 m
衛星画像等のデータ解析から、824-28日に火山灰を含む噴煙が高度 2.1-2.4 km に達し、西よりの方角に広がった事が報告されました。
  
Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 255020 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、818-25日の間、連日熱異常が衛星画像で確認されました。溶岩流は溶岩ドームの西側山腹を流れ下っています。夜間にはドームの火映が観測されます。カラーコードはオレンジです。
  
Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
衛星画像から、824日の0628時に地表面温度の上昇と、水蒸気と思われる小さな噴煙が南に 17 km まで広がっているのが確認されました。824-25日には、強烈な水蒸気の噴煙が南東に70kmまで広がり、地表面温度の上昇も衛星画像から確認されました。8261629AKDT)時には4分間の噴火が発生し、高度 8.2 km に達する噴煙が発生し、南東に広がりました。この噴火は地震観測と空振からあるいは雷からも確認されました。827-28日には3回の短い噴火が発生しました。1回目は27日の1508時で、噴煙は高度 7.9 km に達し南東に広がり、二回目は、28日の0323時に始まり25分間継続し、小型の噴煙が東南東に広がり急速に拡散しました。3回目の噴火は28日の1117時に観測され、火山性の噴煙が高度 7.6-9.1 km に達しました。828-29日にも地表面温度の上昇が衛星画像で確認されました。カラーコードはオレンジです。
  
Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
825-28日の間、地表面温度の上昇が衛星画像から確認されました。28-29日にはウエブカメラで小さな噴気が確認されました。カラーコードはオレンジです。
  
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、823-28日に、火山灰を含む噴煙が高度 1.8-2.1 km まで上昇し北西よりの方角に広がった事が報告されました。

Ebeko  | Paramushir Island (Russia)  |  | Elevation 1103 m
火山から7km東のパラムシル島に滞在中の火山学者の観測により、822日に爆発により生じた火山灰を含む噴煙が高度 2 km に達し南西に広がった事が報告されました。カラーコードはオレンジです。
  
Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
825日にラハールが西側、南南西、南東側山腹に在る“Pantaleón, Cenizas, El Jute, and Las Lajas drainages渓谷を下りました。Pantaleón river (fed by the Santa Teresa and El Mineral rivers)”川を下ったラハールは幅35m、深さ2.5-3 m の規模で、直径2-3m の樹木や岩塊を流しました。“Cenizas”川を下ったラハールは幅2m、深さ3mの規模で直径2mの岩塊を押し流しました。
826-29日の爆発で生じた火山灰を含む噴煙は火口から950 m 上昇し西寄りの方角に 7-12 km まで広がりました。白熱岩塊は火口縁の上空 100-200 m まで噴出し、火口周辺の岩屑雪崩を引き起こしました。爆発音は半径 20 km の範囲まで響き渡り、民家を震わせました。降灰は風下の“Panimache I and II, Morelia, Finca Palo verde, Sangre de Cristo, and El Porvenirから報告されました。29日のラハールは幅 10 m で深さが1.5 m の規模で、Santa Teresa and El Mineral drainages渓谷を下り、直径 2 m のデブリや岩塊を押し流しました。

Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒特段の火山活動の変化は見られない様です。AVOはオーシャンエントリー中の海岸での大規模崩壊の可能性を指摘しています。
  
Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
819日の爆発で生じた火山灰を含む噴煙は高度 6-7 km まで上昇し当初は北西に 140 km まで広がり、更に南西に270 km 、北東に90 kmまで広がりました。20-25日の間、火山灰を含む噴煙は西寄りの方角に560kmまで広がりました。カラーコードはオレンジです。
  
Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
714日に始まった今回の噴火は828日の0300時に収束しました。火山性微動は収まり案下が島の南東方向での地震活動は継続しており、土壌中の炭酸ガス濃度は依然として高い値を示している事を報告しています。
  
Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
824日の0920時と0930時の噴火、および29日の0945時の噴火による噴煙が火口縁の上空 500-600 mに達した事を報告しました。

Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
報告に拠れば、この処の激しい爆発は前の週と変わらず、21-27日の間に46回の爆発が記録されました。地震活動は長周期地震と噴気を示す地震、あるいはごく少数のハイブリット地震に限られています。火山ガスと火山灰の噴煙は火口縁の上空 3.4 km まで上昇し南東あるいは北西に広がっています。熱異常も観測されており、半径12km以内は立ち入り禁止です。
  
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
818-25日の間も、衛星画像では連日熱異常が観測されています。カラーコードはオレンジです。
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
衛星画像等のデータ解析から、823-27日の間火山灰を含む噴煙が高度 4-4.9 km まで上昇し東南東に広がった事が報告されました。
  
Suwanosejima  | Ryukyu Islands (Japan)  | 282030 | Elevation 796 m
気象庁に拠れば、衛星画像などの解析から824-25日に火山灰を含む噴煙が高度 2.1-3 km まで上昇し、東或いは北東に広がった事が報告されました。
  
Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
8240715時に発生した噴火では噴煙が火口縁の上空 400 m まで上昇し北西に広がりました。別の28日の1025時の噴火では噴煙は300m上昇し北西に広がりました。
以上

2017年8月24日木曜日

GVP 火山活動情報の概要:8月16日⇒22日;23火山

GVPの火山活動情報の概要を御案内します。
Activity for the week of 16 August-22 August 2017 New Activity/Unrest

Kanlaon  | Philippines  | 272020 | Elevation 2435 m
624日から818日の間に244回の火山性地震を観測しています。報告では地震活動の活発化は山頂火口での水蒸気爆発の可能性を示唆します。2017年に入ってから観測された脱ガスあるいは噴気は無いので、警戒レベルは0-5段階の“1”に引き上げられました。半径4km以内は立ち入り禁止です。
  
Pacaya  | Guatemala  | 342110 | Elevation 2569 m
820-22日の間、ストロンボリ式噴火がパカヤ火山の“Mackenney”火砕丘で発生し、火口縁の上空75mまで噴石を吹き上げ、山腹に落下し西側の山腹で岩屑雪崩を引き起こしました。
  
San Cristobal  | Nicaragua  | 344020 | Elevation 1745 m
報道に拠れば、818日の0518時に、火山に近い“ La Grecia, and the municipalities of El Viejo (18 km WSW) and El Realejo (25 km SW).”等から降灰の報告が有りました。衛星画像等の解析から、小規模の火山灰を含む噴煙が発生し北西に広がった事が報告されました。この日遅くに火山灰を含む火山ガスが火口縁の上空300mに達し、北西に広がりました。衛星画像で確認された火山灰を含む噴煙は西に265kmまで広がりました。地震活動は活発で、この日は水蒸気と火山ガスの噴出が続きました。
  
Sangay  | Ecuador  | 352090 | Elevation 5286 m
衛星画像等のデータから火山灰の噴出が続いている事が報告されました。816日には火山灰を含む噴煙は西に広がりました。717日には火山灰を含む噴煙は高度8.2kmに達し北西に広がり、更にこの日は噴煙の噴出がありました。19-20日には火山灰を含む噴煙は高度5.8 km まで上昇し、南西あるいは西に広がりました。20日にも衛星画像で熱異常が観測されています。
  
Ulawun  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252120 | Elevation 2334 m
衛星画像等のデータ解析から、817-18日に、火山灰を含む噴煙が高度2.7km まで上昇し西に広がった事が報告されました。
  
Ongoing Activity
  
Aira  | Kyushu (Japan)  | 282080 | Elevation 1117 m
気象庁に拠れば、818-21日の間に26回の噴火が発生し、このうちの一つでは噴火は爆発的で、噴石は500m以上まで噴出し、火山灰を含む噴煙は火口縁の上空1.7kmに達しました。警戒レベルは5段階の3です。

Bezymianny  | Central Kamchatka (Russia)  | 255020 | Elevation 2882 m
クベルトに拠れば、衛星画像により811-18日の間は連日熱異常が観測されました。溶岩流は溶岩ドームの西側山腹を流れ続けており、夜間には溶岩ドームの火映が観測されます。カラーコードはオレンジです。
  
Bogoslof  | Fox Islands (USA)  | 311300 | Elevation 150 m
815日に航空機から撮影された画像に拠れば、87日の噴火直後は乾燥していた噴火口付近は再び海水で満たされています。816日には地震活動も衰え、少なくとも818日現在も低レベルの状態が続いています。衛星画像では819-20日に、火口を満たした海水が暖かくやや表面温度が上昇している事が確認されています。821日に取得された衛星画像データでは、火口湖内の1992年に形成された溶岩ドームの西側ににおよそ直径125mの溶岩ドームが観測されています。低温の火山性の噴気が溶岩ドームから発生し島の南55kmまで広がっています。822日の0410時に、空振観測から複数回の小規模の噴火が観測され溶岩ドームは直径160mまで成長しています。カラーコードはオレンジです。
815日に撮影された画像は下記。二枚の画像のフルサイズデータは9MB前後です。
  
Cleveland  | Chuginadak Island (USA)  | 311240 | Elevation 1730 m
817-21日の間も衛星画像で地表面温度の上昇が観測されています。山頂からの小規模の噴気はウエブカメラと衛星画像で20-21日も確認されています。22日には、8221043時に、1分間の小規模な噴気が発生した事が、地震観測と空振観測から確認されています。カラーコードはオレンジです。
  
Dukono  | Halmahera (Indonesia)  | 268010 | Elevation 1229 m
衛星画像等のデータ解析から、816-22日には火山灰を含む噴煙が高度1.8-2.1kmまで上昇し様々な方角に広がった事が報告されました。
火山灰を含む噴煙は17日には150kmまで広がりました。
  
Fuego  | Guatemala  | 342090 | Elevation 3763 m
2017年の8回目の噴火活動が820日に始まりました。一定の規模の噴火が続き、火山灰を含む噴煙は火口上空2.3 km まで上昇し、西あるいは南西に50kmまで広がりました。降灰は風下の以下の地域から報告されました:Panimaché I (8 km SW), Morelia (9 km SW), Santa Sofía (12 km SW), El Porvenir (8 km ENE), Sangre de Cristo (8 km WSW), and Yepocapa (8 km WNW). 二つの溶岩噴泉が夫々300m吹き上げ、南南西の渓谷に溶岩流を送り出し、1.4km流れ下りました。白熱岩塊の岩屑雪崩が火口付近で発生しました。複数の爆発的噴火の際に衝撃波が発生し、家屋を震わせます。地震活動は821日に収まりました。弱い噴火が発生し噴煙を1km程度上昇させ、20km程度広がっています。噴火により浮遊する火山灰と火砕流が観測されています。溶岩流は“ Ceniza ravine ”渓谷を200m、“ Santa Teresa ravine”渓谷を100m下りました。報告書では火砕流は“Santa Teresa ravine”渓谷に集中しており、55日と同じように堆積物が渓谷を閉塞し、ラハールが発生しかねないと警告しています。降灰が“San Pedro Yepocapa (8 km N) and Chimaltenango (21 km NNE)”で発生しました。822日に48時間後には噴火は収束するであろうことを報告しました。爆発的噴火で火山灰を含む噴煙は1.2km上昇し南西に広がり、近隣の家屋を震わせました。高温岩塊は火口縁の上空200mまで噴き上げられました。
  
Karymsky  | Eastern Kamchatka (Russia)  | 300130 | Elevation 1513 m
811日に、衛星画像で熱異常が観測され、火山灰を含む噴煙は812-13日に南東に400kmまで広がりました。カラーコードはオレンジです。


Kilauea  | Hawaiian Islands (USA)  | 332010 | Elevation 1222 m
⇒特段の状況変化は無い様子ですが、8192135時に汀での爆発が発生し、飛散したスパッターは海岸の崖の高さ(およそ28m)を越えて飛散しました。HVOの火山学者は821日も同様な爆発を観測しています。
HVOのサイトに汀線での爆発を示す画像があります。
  
Klyuchevskoy  | Central Kamchatka (Russia)  | 300260 | Elevation 4754 m
クベルトに拠れば、811-1215-17日に、衛星画像で火山灰を含む噴煙が確認され、東あるいは北西に315kmまで広がった事が報告されました。カラーコードはオレンジです。
  
Langila  | New Britain (Papua New Guinea)  | 252010 | Elevation 1330 m
衛星画像の解析から、816日に火山灰を含む噴煙が高度2.1kmまで上昇し北西に広がった事が報告されました。
  
Manam  | Papua New Guinea  | 251020 | Elevation 1807 m
衛星画像等のデータ解析から、821日に火山灰を含む噴煙が高度2.1km まで上昇し、北北西に広がった事が報告されました。
  
Piton de la Fournaise  | Reunion Island (France)  | 233020 | Elevation 2632 m
主として地震観測からの情報で、714日に始まった噴火活動は、816-22日も継続していますが、この処の天候不良で目視観測や衛星画像での観測が出来ない状態です。815日の夕方から地震活動が急激に活発化し、一時的に溶岩噴泉を生じた事がウエブカメラで観測されました。地震活動は、819日の夕方まで変動しつつも高いレベルが継続しましたが、縮小し安定しました。衛星画像では819日に溶岩の流量が低下している事が確認されました。
  
Poas  | Costa Rica  | 345040 | Elevation 2708 m
8221517時に火山灰を含む噴煙を生じ火口縁の上空300mまで上昇しました。
  
Sabancaya  | Peru  | 354006 | Elevation 5960 m
前の週と同様に活動的な状況が継続しています。814-20日には連日平均41回の噴火が生じています。地震活動は長周期地震、少数のハイブリットな地震が記録されています。火山ガスと火山灰を含む噴煙は火口上空3.4kmまで上昇し南東に30kmまで広がっています。半径12km以内は立ち入り禁止です。
⇒最近ウエブサイトが改良され“Sabancaya”火山の熱画像を閲覧出来るようになりました。現地の夜間でも熱画像で噴火の状況を監視できます。下に示す様にかなり刺激的な色彩で迫力満点です。下記を開いて“ Cámara térmica”をクリックします。http://ovi.ingemmet.gob.pe/
  
Sheveluch  | Central Kamchatka (Russia)  | 300270 | Elevation 3283 m
クベルトに拠れば、811-18日の間、衛星画像で熱異常が観測されています。火山灰を含む噴煙は812日、15-16日に様々な方角に180kmまで広がっています。カラーコードはオレンジです。
  
Sinabung  | Indonesia  | 261080 | Elevation 2460 m
4月から成長を続けた火口内の溶岩ドームは82-3日の噴火で破壊されました。ドームは推定 230万立方メートル(2.3 million cubic meters)まで成長していたと思われましたが、86日の測定では新しい溶岩ドームは23,700立方メートルでした。地上からの観測から、816日には火山灰を含む噴煙を高度2.7kmまで上昇させ東南東に広がりました。

Suwanosejima  | Ryukyu Islands (Japan)  |  | Elevation 796 m
気象庁の報告に拠れば819-20日に爆発が発生しました。
  
Turrialba  | Costa Rica  | 345070 | Elevation 3340 m
8211012時に爆発的噴火が発生し、火山灰を含む噴煙が火口縁の上空200mに達し北西に広がった事が報告されました。
以上