2015年11月12日木曜日

芦沼石 栃木県真岡市で (3)

表面の仕上げが比較的粗くなければ、当然のことながら岩相が良く観察出来ます。
軽石の白い部分もかなり多く、含まれて居る礫はほぼ角礫だと言う事が理解頂けると思います。
普通の岩石の観察と「石材」の観察ではかなり注意が必要とされます。
表面仕上げが「筋目」のものです。理由は判りませんが、石蔵の下部は前の画像に示すコブ出しが多く、上半部はこの筋目が多い様です。上3枚は晴天時撮影。他は雨天時撮影





芦沼石 栃木県真岡市で 続き

石材はその仕上げで内部の組成まで違って見えるから面白い。
取敢えず、長屋門の下半分のこぶ出しのビシャン風仕上げの部分を5枚観て頂こう。「ビシャン+小たたき」なのだろうか?上二枚は晴天の日に、下二枚は雨天の日の撮影で本来は同色なので御注意願いたい。但し、表面が濡れているのではなく乾乾燥していても日照量が少なくて影の色合いなのです。

 上2枚は比較的「軽石」が目立たない。他の二枚はうっすらと軽石部分が見えている。見えているが、大谷石と異なり、ミソ:黒色~茶褐色には変色していない。

 チャートの様な赤色岩片も見えるが大部分は黒色のややガラス質の安山岩~玄武岩の岩片が含まれて居るが、丸い形状も在れば尖った様な角礫岩も或る。

2015年11月10日火曜日

芦沼石 栃木県真岡市で

茂木石の画像を紹介した折にこの建造物の画像も御紹介しているが、改めて今回内部の撮影もお許しを頂き、棟札の確認も出来たので、前回の画像も含めて再度石材の詳細をご案内します。
この石材の特徴は、軽石を含んではいますが風化していないので、大谷石の様に黒い「ミゾ」に成る事はありません。下の画像でも判るようにやや白い塊に見えるのが軽石です。
更に、この建築物ではかなり大きな材料を用いている事も特徴の一つとして良いと思います。窓の部材形状に着目してトリミングした画像です。窓の小屋根は1枚の部材から彫り出されています。部材の長さは約210cmです。この建築物の用材の標準寸法は「1尺x1尺x3尺=30x30x9cm」ですから細長い(結構太いのですが)石材を掘り出せるのは、石材がかなり硬い事を示しています。
 窓の建て柱は別物を充てています。
 窓の下側の部材も同じ様に長い部材から彫り出しています。


2015年11月9日月曜日

シールド掘削機 Φ.9.5m (2)

組立られた急曲線用テーパーセグメント。最も狭い位置を何処に組むかで三次元の曲線に対応出来る。でもこの画面では曲線の状況が全く判らないですよね。
広い空間ではその夫々の大きさを正しく感じ取るのは容易では有りません。この様に工事用レールの下を覗くと狭い空間を切り取るので曲線の状況が判り易く見えます。
センターより少し端に寄って撮影したので曲線がより強調されています。
シールド掘削の推進力である。多数の油圧ジャッキ群。
下の画像は動力ケーブル台車。地下でゆっくり移動するシールド掘削機の所要動力は全て地上から供給される電気で賄います。必要な電力は、シールド掘削機だけで全負荷で700Kwに達します。
勿論、その他に、坑内の照明や、採掘した土砂を泥水に混ぜて送り出す為の巨大なポンプにも供給しますので大変な電気を必要とします。
動力はこのように三本の高圧ケーブルが電気的なノイズ源にならない様に三本編みにして8の字を描いてケーブル台車に搭載しておきます。シールドの前進でケーブルは8の字からゆっくりとほどけて延長されますが、こうしてお行けば捻じれる事はありません。

2015年11月6日金曜日

シールド掘削機 Φ9.5m

既にシールド工法の現場から去って久しいが、久し振りに現役の年上のかっての仕事仲間から電話を頂いたので、チョイトシールドの事が懐かしく思い出されたので、現場の写真を暫くご案内してみる事にしました。最初のシールドはΦ9.5mの途中に急曲線のあるシールド。断面図を見ると知ってる人は成程急曲線仕様だと判ると思う。
 発進直後にその急曲線が在りこれはその部分に使う幅の狭いセグメント。チョットテーパーを協調し過ぎたかもしれない。
 
 幅が狭いので普通に撮影するとテーパー量が判り難いが充分曲線用
 通常幅のセグメントから急曲線用に切り替えたばかりの後方。実はまだ初期掘進中なのです。

2015年11月4日水曜日

稲田石と真壁石 (6) 石垣を積む技能

先日、笠間で開かれていた「ストーンフェスティバル」を見学して来ました。
様々な展示の中で石垣の間知石を組み上げる展示をしており、技能検定の課題を途中まで仕上げた状態が展示されえ地ました。これをあと少し、左上の間知石を仕上げると終わりです。
この課題を3時間半で終える事が出来れば1級だそうです。

最近は、キチントした技術者が不足しているのか、東京都内ではこんな護岸工事が横行しています。背面には確か軽量Cチャンネルが入っています。何処まで持つのでしょうね。



2015年11月3日火曜日

稲田石と真壁石 (6) 加波山と真壁石採掘場

筑波山も見る角度によって随分とイメージが変わる山になってしまう。
実はこの様に両翼に翼を広げた様でも在り、カルデラから中央火口丘が頭を覗かせている様にも見えるこの角度の姿が好きだ。勿論、この山は火山では無い!
 加波山は筑波山よりも100mほど低い。山肌には所々に花崗岩の採掘場が見えるが最盛期の半分程度に減っているらしい、

 地元石材を採掘している丁場を遥か高みから拝見