2014年7月7日月曜日

稲井石の生物擾乱模様 (2)

この前の画像は、この石材の右側の部分を撮影したもので、層理に対してやや傾いています。
これに対して、次に紹介するこの1段上の石材はほぼ層理面が垂直です。石碑では殆ど仕上げ工程が施されていないの面です。

2014年7月6日日曜日

稲井石の生物擾乱模様

渡波の市街地で野蒜石の石蔵の写真を撮影している時に、道路を隔てた隣の墓地の石材の影の部分が気になったので近寄ってみた。下の画像は墓石の背面の部分で横幅が約630mm。
下の2枚の画像はその中から1280x860ピクセルで切り取った部分。横幅は53mmに相当する。
普段は余り観察する機会の無い、石碑で言うと厚み方向が見えて居る事になる。海底に住む小さな生き物たちの生息が泥岩と砂岩の薄い互層をかき乱して描き上げた模様である。



2014年7月5日土曜日

伊里前層の砂岩優勢部


稲井石の産出層準である伊里前層の中に砂岩部層が数か所挟まれている。薄い砂泥互層が生物による擾乱の助けも有って強固に結びついているのだが、この砂岩優勢の層準では不思議に砂泥互層の間隔が非常に小さくなっのに、所々に厚い砂の層がどかんと堆積している。上の画像でも判るように砂層には級化層理がハッキリしているが、泥岩との間にはこの図の様に泥岩側に凹んだ部分が所々に存在し、静かに砂層が堆積したとは思いにくい部分も存在している。
 この露頭は以前水産試験場が存在したすぐ北側の韮崎で観察したもの。

2014年6月26日木曜日

稲井石の中の異常堆積

稲井石と言えば、勿論微細な部分では生物による擾乱を受けているが、湖成層の様に薄い砂岩と泥岩がきっちり交互に堆積している様を思い浮かべるのだが、中には突然厚めの砂岩層が入っていたり、斜交層理とも違うような堆積層が観られて、平穏な堆積層も何処かで変化すると思うと、何だか興味深い。これは露頭ではないが比較的大きな岩片で横幅がハンマーの柄の長狭とほぼ同じ60cm程度で見事な乱堆積を示していて更に興味深い。
出来ればこの様な乱堆積を露頭で観てみたいものだ。
今回は、伊里前層(いさとまえそう)と深成岩類の貫入部の接触関係を見て歩きたかったが、中々おいそれとは見る事が出来ないものだ。当てにしていた場所は、残念ながら風化が進んで採掘中だった。

2014年6月18日水曜日

岩井袋 (6) 立体褶曲構造

海蝕棚の広い平面に所々、こんな風に浸食されずに残った部分があります。これはかなり硬いスコリア質の層だったりします。こんな立体構造を幾つか見て頂きます。

この処、枕状溶岩の資料集を整理しているので、ついついこのブログの更新が途切れがちになっています。まあ、のんびり御付き合い下さい!

2014年6月9日月曜日

岩井袋 (5) 大岩塊の中の褶曲

結構大きな岩塊で、これは直ぐ傍の崖から落ちて来たものだと思うが見事に折り畳まれた褶曲が見える。背後にもなんだが面白そうな風景が広がっている。

2014年6月8日日曜日

岩井袋 (4) 砂泥互層+スコリア層

少し他の作業に追われて居たらあっという間に一週間も更新せずに過ぎてしまった。
銚子の東部海岸に今は枯渇してしまった黒灰色の粘土に関する資料の詰めをしたり、枕状溶岩の資料を整理したりなんて言い訳は不要ですね。
岩井袋の、この付近の砂泥互層には所々硬い黒色のスコリア層が石垣の間知石に使えるほどの厚みで挟まれている。この部分は比較的平らに正しく並行に堆積している場所だが、これからご案内するのは、間に挟まれた層がスランピングで変形した部分が存在する。此処は、岩井袋の一番南側の部分。[ 35.099888,139.828355 ] 地理院地図でこの座標をコピペで入れて「移動」をクリックすると場所が判ります。