稲井石の産出層準である伊里前層の中に砂岩部層が数か所挟まれている。薄い砂泥互層が生物による擾乱の助けも有って強固に結びついているのだが、この砂岩優勢の層準では不思議に砂泥互層の間隔が非常に小さくなっのに、所々に厚い砂の層がどかんと堆積している。上の画像でも判るように砂層には級化層理がハッキリしているが、泥岩との間にはこの図の様に泥岩側に凹んだ部分が所々に存在し、静かに砂層が堆積したとは思いにくい部分も存在している。
この露頭は以前水産試験場が存在したすぐ北側の韮崎で観察したもの。
2021年2月末から、少しやり方を変えて、所在地を地図と座標で示しながら、千葉県内は凝灰岩以外の石材も含めながら、それ以外はほぼ凝灰岩質石材の、丁場や石造物の観察記録をご紹介する事にしました。整理番号を付けており、最初の6桁はJISの地域コードです。現在1,430件の観察記録の一部を常時検索できる形で紹介する事にしました。古いものは順次削除して入れ替える予定です。宜しくお願いします!
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