2020年7月10日金曜日

岩石と地層の表情:073;石切山で

商工会館でご教示頂いた石材屋さんを訪問し、石山をご紹介して頂いた。場所によっては現在も採掘が行われており、現在も主に大型の燈籠を製作しているのがその石材屋さんから石山に行く途中で観察された。
地図はご紹介を頂いた石山の例で、舗装道路から採掘場に分岐する場所の路傍に駐車した。道路脇の崖の表示も石切場の跡で、大型灯篭が数期置かれたままになっていた。
左から二番目のフラッグ辺りから砂岩の露頭が観察されまじめる。道路は地図表示の通りブルドーザーが通れる幅だが一般車が入れる状態では無い。GPSは水平に保って居れば正しくルートを記録するがリュックに括りつけていると実際に通過した場所とは異なるルートを記録してしまうので、要所で数分間静止してポイントを取るようにしている。私は山頂まではいかなかった。
石切場内の道路の状況。ブルドーザー専用。
道路脇には何時でも使える様な大きなブロックが置かれたままになっている。
削孔された跡が残る岩塊。
上を眺めても目立った石切跡の崖:露頭が見えないので私は此処でストップ。生意気を言うようだが、鶴嘴の痕跡が無いと今一つ萌えない。1月に行ったからこの程度の雑木で済んだが、夏場に行くのはやめた方が良い。石切場はやはり冬場が一番。

縞模様が観察される破面の現場観察例
スケールが無いが、やはり現場での手持ち観察例。ルーペも良いが、画像にしておくと同行者と同じ画像を見て議論出来る。黒い物質の詳細は不詳。
現場を紹介して下さった石材屋さんの壁に貼ってあった石材画像例。
装飾用の多胡石は複数枚のカッターを一定間隔に並べて置いて一挙に複数枚を切り出していたという。古い切り跡が残る岩塊が工場の片隅に残っていた。

0 件のコメント: