採集した岩石は、個人でそっと仕舞い込む奴と、博物館に持ち込んで、適当にスライスして研磨し顕微鏡やルーペで観察し易い様に加工して保存するものと、
更に薄片を作って偏光顕微鏡で観察するところ迄進むものとがあります。この時期は、2016年春にスタートした「石材が語る 火山がつくった日本列島」の企画が始動し始めていましたので、当時の画像データを見ると、銚子での瓦素材の調査に始まって北は石巻の井内石から野蒜石の石切場の観察、伊豆半島での観察会の下見やら房総半島での石切場の調査等が目白押しで並んでいるので薄片作成までやる余裕は無かった様です。外観や破面の観察画像の一部をご覧頂きましょう。
「関門層群」と言う単語は北九州市に育った人間としては妙に、懐かしい響きがあり、石灰岩が破砕と円磨の過程で消え去らずに適度に円礫になった状態で観察出来るというのは、観察するだけでも妙に心躍るものでした。
大きな暦だけでは無く結構細礫も多く含まれています。
この能力色の岩片が少し気になります。緑色眼の色にしては少し濃いですね!
赤で囲んだ中に化石らしい円形構造が観察されます
チャートです
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