2018年12月16日日曜日

凝灰岩で試行錯誤中:伊豆軟石の石蔵

所有者とのお約束で所在地と全景はお見せ出来ないが、全体が凝灰岩質石材では有るのだけれど、二階部分が鋸山の南側の「元名石」、一階部分が、鋸山の「房州石」に似ているけれど伊豆の下田付近の凝灰岩、礎石が「大谷石」と云う蔵が房総半島のある場所に現存する。どうやら夫々の石材を用いた石蔵が元々三棟有ったのを、都合で解体して一棟にやや小さくまとめて残したと云う事らしい。伊豆の凝灰岩と思われる石材中に、緑色岩が含まれていれば事は簡単なのだが、この日もこの一棟だけで66枚も写真を写してあーでもない、こーでもない!と分類作業中の画像の一部をご紹介。いろんな岩片が入っている。









スケール入りの画像を少し整理しておけば、似た様な石材に出会った時に、含まれている岩片や白い凝灰質の比較もし易いだろうと考えている。こんな画像入りのファイルを長年貯めて来たのが800ヶ所余り、4,000頁を越えてしまっているが、長年やって来たので説明に使った用語が不統一になってしまった事に気付いて、8月から改定作業中。現在進捗度約70%で、来年二月末の博物館への年間活動報告書提出までに間に合わせたいと孤軍奮闘中。

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