実に久し振りに「地下鉄東西線」の葛西駅に降りた。
多分、40年振りくらいでは無かろうか?当時、私は初めてシールド工事の現場に顔を出し始めていた。最初の仕事がえ「江戸川幹線」下水道の確か「その1工事」だったと思う。シールド直径が4680mmの手掘り圧気シールドと言う奴だ。
画像は、そのシールドが到達立坑に到着した直後の坑内の風景である。この方の名前は失念したが、北海道のご出身である。手掘りシールドはご覧の通り、シールド前面には閉塞用の押え板があるだけでシールドとと言うと思い浮かべるゆっくり回転する「カッターフェイス」が無い。
この付近の地盤は柔らかい「羊羹」の様な雰囲気だから、円の直径が4680mmも有るのに、実は人物がいるステージのその下に開いている四角い穴(確か60~100cm程度の)が開いているだけで、人物の背後の穴はふさがったままで、シールド内部のジャッキで押すと、下の四角い穴から、土砂が羊羹の様に四角い断面で出て来る。スコップを持ったおじさんが、これをちょこちょこと切ながらベルトコンベアに積まれて、背後の「ズリトロ」に掘削土砂が積まれていくのである。
この手のシールドはこの時だけで、その後は土圧シールドか泥水シールドと20年くらいは現役で付き合って来た。チョット懐かしいので、今日は勝手に「江戸川幹線」記念日にしてしまった。
正確な時期を知りたかったけれど、残念ながら手元には全く資料が残っていなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿