2015年7月16日木曜日

山口県萩市の見島 (1) 日本海が開いた頃の火山体

1,200~800万年前の活動期なので、正しい意味での「日本の火山」には該当しませんが、以前から一度行ってみたいと思っていた山口県萩市の見島に24時間滞在し地質の観察を楽しんで来ました。大量の火山弾が固結したスコリアの中に在る様子は実に驚きでした。何時かゆっくりと火山の画像をご案内したいと思いながら、ついつい眠ってしまうテーマを忘れない為に取敢えず画像を数枚UPしておきたいと考えます。下の画像は島の有名な観光地の観音堂を南側の高みから眺めたものです。
 上の画像より崖を下って少し低い部分に立つと、ピクライト質玄武岩の露頭が見えます。玄武岩と言うのはやや白すぎるのですが、かんらん岩が沢山入っています。赤茶色のスコリアの苔須部には大量の火山弾が閉じ込められています。紡錘型とリボン型の火山弾の拡大画像の一例を紹介します。固結して居るので、取り出すのは少々厄介です。


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