愛宕神社では拝殿が大構の上に築かれているので正面に階段がありますが、向って右手にもう一つの階段が有ります。階段石を積んだだけのもので中には少しぐらぐらするものも有りますが、その階段石の19段中の9段が石灰質砂岩で他は多分小松石だと思われます。なんせ、石材は永年踏み込まれていて、細かな隙間や凸凹の隅々に粘土がこびりついて生半可な清掃作業では除去できないのです。画像は下から見上げたもの(上)と上から見下ろしたもの(下)です。
数枚をペットボトルのミネラルウオーターとブラシで洗ったのですがこんな雰囲気です。
上の石材の左手のやや盛り上がった部分を拡大しています
他の石材のやや貝殻化石細片が目立つ部分を狙って洗浄してみました。
これなら拡大画像でも貝殻化石の細片が確認出来そうだと言うのを一つ、下の拡大図と見比べてサイズを読んで下さい。画面の一部をトリミングしています。
岩槻の伊豆石石材については一応これで終わりです。この地域の伊豆石礎石については40頁の報告書を纏める事が出来ました。
さて、今日はこれから稲田・真壁・笠間方面に地質観察会の下見に出掛けます。秋の観察会の準備で、採石業者殿の工場等に伺い、また適当な観察候補地を捜し歩きます。
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