2012年9月9日日曜日
房州石・売津石 (19) 瀧の谷の石材
先日、売津・瀧の谷丁場からサンプリングして来た石材。大体1.5倍程度の拡大画像になっていると思う。顕著な級化構造が観察される。貝殻片は期待した程には多くは無い。見た目以上に軽石の部分は多い事が、清掃時に剥離した砂や岩片の観察から理解される。
とは言いながらも残念ながら、まだ、含まれて居る鉱物の詳しい観察までは手が回っていないので、来週にもう少し作業を進めたい。少しばかり、サンプルが大き過ぎて、実体顕微鏡で焦点が合う範囲には収まらないのでもう少し表面を削ってみようと考えて居る。
尚、これは洗浄後で乾燥が終わっていないので、乾燥出来れば少し色合いが変化すると思う。
横方向が丁度1回の堆積輪廻に相当する雰囲気である。やはり、細砂だけの部分は固結度が低い。神田橋の北側の旧富津市役所に向かう坂の入口に、これと良く似た石材が使われていて、やはり砂の部分が風化して細くなっている。
今日は東京地学協会の下田での地質観察会が開催される。そろそろ出掛ける時間だ。テーマは海底火山の痕跡なので、凝灰岩にも出会えるだろう事を楽しみにしている。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿