2014年11月25日火曜日

西ノ島 噴火開始からほぼ1年

西ノ島の噴火が観測されたのが2013年の11月20日。画像は何れも海上保安庁海洋情報部の「日本の海域火山データーベース」から引用させて頂いたものだが、上の画像は10月17日現在の火口配置図、下は海底噴火の初期の画像である。
上の画像の複雑な熔岩流が、溶岩の粘性の低さを物語っている様に思える

詳細は、海上保安庁海洋情報部の海域火山データベースでどうぞ、海上保安庁のHPを開くと判ります。11月20日に最新画像のお知らせがあったのだが10月の画像しか見つからなかった。残念!

本宿:馬居澤の露頭 (5) 熔岩流


全景は木々の繁茂で中々見通せないのだが、この上の方は分厚い溶岩が存在している。
下の画像は、やや右手に移動して溶岩の下から見上げたものだが、上の分厚い溶岩も視野に入っている。この画像の中央部分の溶岩は、貫入岩よりは陸上を流れた溶岩の雰囲気が強い。第四紀の陸上熔岩は、上下にクリンカー状の発泡部が存在するので直ぐ分るのだが、第三紀の溶岩はこの発泡部分がガラス質なので風化に耐え切れずに残存していないらしい。
上下ともに溶岩の断面が存在する中で、この部分だけは側面と底面を観察出来る事が興味深い。
上の画像では下の熔岩流は薄いものが数層重なっているので貫入岩脈の底部とも見えない訳では無いが画像の範囲の外側になるが右手に存在する柱状節理の冷却方向から見て熔岩流なのだろう。

2014年11月24日月曜日

本宿 馬居澤の露頭 (4) 岩脈に架かる滝

前の露頭の裾を巻いて上流の完全に埋まってしまっている堰堤から河床を少し歩くとこの滝が有ります。林道からもこの堰堤の手前から入る事が出来ますが、場所を見積もり難いかもしれません。
国土地理院の十進法座標系では、右岸から砂岩に渡る橋のやや上流の
 [ 36.223342,138.705851 ] 付近から渡れたと思います。

右岸側には崩れた石垣の杣道が有り、魚は恐らくこの滝で上流への道を閉ざされるのでしょう。
右岸砂岩共に柱状節理が発達しています。
そうそう、この少し下流にもう一か所面白い熔岩流の構造を観察出来る場所が有ります。
杉林のために露頭全体を中々画像に捉えにくいのですが興味深い場所です。これはまた次回に。

2014年11月23日日曜日

アイスランド カルデラの陥没


黒煙を噴き上げる爆発的噴火では無いので日本では殆ど報じられることが無いが、アイスランドの噴火が続いている。上の画像はアイスランド気象庁のhpから引用させて頂いた11月18日の“Holuhraun (north of Vatnajökull)”火口からの溶岩流出の状況。最近“RUV”から2分32秒の動画が公表されたが凄まじい勢いだ。
下のグラフは、“Bárðarbunga ”カルデラの陥没の進行を示すグラフ。GPSを設置してからのデーターなので実際はこれに約0Mを加える事になる。陥没の範囲も広がっている。
陥没の発生場所と溶岩の溢れ出す場所が40km以上も異なるのが、ここで連載し始めている本宿カルデラとからまって興味深い現象だ。

2014年11月22日土曜日

本宿・馬居澤の露頭 (3) 岩脈


馬居澤の前に紹介した二つの露頭の間には、実は岩脈の露頭が沢山ある。勿論,湖成層の傾いた地層の傍にも見上げると驚くほど近くに岩脈が有るのだが、画像はその中でもやや小さい方かな?岩脈の下を巻いて伸びる細い道らしきものが有り、これを超えるとまた大きな岩脈や熔岩と瀧があるのだが、その瀧の手前をこの細い道は巻いてなんと石垣を築いて居る。
勿論、その石垣は既に部分的に崩壊しているのでかなり以前のものらしい。対岸に車の通れる道が出来る以前にこの場所は植林の人々が通った場所なのだろうか?

話がずれたが、この岩脈の岩石もこれまたかなり硬いのです。
この処少々忙しく、あっという間に10日以上の日々が過ぎてしまった。もう少しこのブログも続けなくてはと思いつつも最近少々フィールド歩きで疲れ気味。

2014年11月10日月曜日

本宿カルデラ 馬居沢の露頭 (2) 二次陥没の傾いた湖成層


馬居沢の集落をバイパスで越えて沢に入って間もなく河床に下る道が分岐していて、ここに車を止め(軽トラックは出入りしているが道路状況は極めて悪くマイクロバスは入れそうにない)ここからほんのチョット歩いて沢に下ると小さな滝が在る。両側から岩脈が迫っている最初の場所だ。
地理院地図の座標で行くと[ 36.223525, 138.706944 ] 上の画像の小さな滝が有り、その瀧の下流の砂岩に下の画像の露頭がある。右上から左下に下がる斜めの筋模様が見える。判り難いかもしれないが、これは湖成層で、露頭では級化構造がはっきり見える。
湖成層が傾いている!事が重要なのです。
でも、此処本宿は、判り難い。団研の方々が熱心に研究された事には敬意を表したいが、情報発信が少なすぎて、体系的な説明や一つ一つの露頭の年代や陥没の根拠や、資料が手に入らないのはジオパークを世界に広げようと考えているのならマイナス要因でしかない様に思う。

此処を訪れたのは先日の下見以外には2007年以来久し振りの事だった。あの頃よりは少しは観察眼が良くなっているので、今は説明係に昇進(?)である。昨日の安山岩の流理構造も傾斜していた。

2014年11月9日日曜日

本宿カルデラ 馬居沢の露頭 (1) 流理構造

馬居沢には興味深い岩石露頭が沢山あります。沢を詰めていくと、砂防堤の少し上流側に大きな貫入岩が瀧を造っている場所が有り、これを巻いて更に上流に向かい、道路が坂に掛かって急角度に折れ曲がった部分を越える瀧の上部を過ぎて少し進むと、河床に降りる緩やかな坂が有ります。これを下り河床に出ると、下の図の様な淡い平行な模様を見せる大きな岩体があります。上の画像は、偶々瀧の下流で採取した岩片を見付けたので、乾いた状態で撮影したものですが、上下何れも同じ岩相です。 岩は安山岩だと思われます。剪断破壊を受けて薄板状になった隙間に水が入り急冷ガラスが出来て、これが緑簾石か、緑泥石の何れかを称しています。
この様な岩相は日光流紋岩では観たような記憶がありますが、興味深いです。

地理院地図の十進法座標は、[ 36.221522, 138.704403 ]