2012年2月19日日曜日

高畠石 高房神社 山の神の鳥居-2

明日はどの画像をUPしようか?と探していたらこの画像に当たりました。こらえ性が無いので今日UPしてしまいます。左側の凝灰岩の角礫はその一番左側の高さが48mmです。クリックで拡大すると大体原寸程度でしょうか。入れ子になっているので、噴火⇒堆積⇒固結⇒噴火と破砕⇒堆積⇒固結合⇒噴火と破砕と言うプロセスを繰り返している様です。中央部と右側に繊維状(材木状)軽石の組織が見えます。海底火山の山頂付近に見られるものと同じだろうと思います。詳しくは加藤祐三氏の「軽石 海底火山からのメッセージ」から第10章「漂流できなかった変わり種 材木状軽石」をご覧下さい。
秋保石にも似たようなものがあります。といってもまだご紹介していなかったですね。
下の画像は仙台の奥座敷と言われる秋保温泉付近で採掘される秋保石の例です。画面左下の25と言う数字の入った部分が25mmです。垂直に立った岩壁などで表面の詳細画像が欲しい時に使っているラベル用紙を利用したスケールです。数回は貼り付けて使用出来る優れものです。
これも様々な礫が複雑に混じっています。


高畠石 高房神社 山の神の鳥居

高房神社は高畠の中心部から南に少し離れた場所に位置しています。何かスケールを置こうかと思ったのですが、灯篭や松の大きさから大まかに判断して頂けると思い省きました。自分用にはタクシーの車体を入れた画像も一枚撮影しています。道路の雪は除雪されていましたが、大体腰の高さまであります。この雪で確認出来ませんでしたが、左の柱に天文戌9月18日(1538年)の銘が在るとの事で日本史には詳しくありませんが室町時代末期の建立だと聞きます。500年近く経過している事になります。尤も、凝灰岩石材としては500年は余りにも短い瞬間でしかないのかもしれません。
美しい鳥居ですね。石材の表面も美しく保たれていますので、礫を含む組織構造を示す画像を数枚ご案内したいと思います。

2012年2月18日土曜日

高畠石 泣いた赤鬼君

暫く更新が出来ませんでした。多賀城へ正味3日間出張していました。最初の日は移動だけでしたので、夕方移動すればよいものを早朝に出掛け、福島で途中下車して山形新幹線に乗り換え(勿論、自腹です!)高畠町に立ち寄りました。お隣の置賜(おいたま)には30年ほど前に労災で腰痛の際にお世話になった最上整体治療院があり、その頃の経験で冬でも雪は少ないと舐めていましたがとんでもない雪の量でした。
背広に革靴で行けそうな場所を私の見学候補地リストでタクシーの運転手さんと相談し、「高房神社」の鳥居を観察と撮影後、山形交通旧高畠駅駅舎に移動し、此処ではゆっくり時間を掛けて高畠石の観察をしました。
駅前に「花の散歩道 中央通り 昭和ミニ資料館案内図」の看板が在りました。街中の高畠石を見て回る心算でしたので、取り敢えずこの道から散策を始めて出会ったのがこの「泣いた赤鬼君」です。御菓子屋さんの前にありました。
高畠石の中でも比較的「礫」の少ない部分を使用しています。この処数か所の凝灰岩石材産地を巡っていますが、暫くこの高畠石を紹介してみようと思って居ます。

2012年2月11日土曜日

岩舟山 日本で一番小さい石の資料館

最近、枕状溶岩の露頭を訪ねるだけでは無く、枕状溶岩と縁の深い水中自破砕溶岩や凝灰岩の露頭を歩く機会が増えました。今日はぼんやりと温泉に浸かる心算で出掛けたのに、岩船山の凝灰岩を見たくなり、この「日本で一番小さい 岩舟石の資料館」を見学させて頂きました。外装は勿論岩舟石で、川島家の採石場に努めておられた職人さん達の手で細工されたものだそうです。
東武岩舟駅の岩舟石を見学している時に地震で、体が揺れて一瞬脳溢血にでもなったかとドキッとしました。
様々な材質の角礫(花崗岩も入っている)が含まれる凝灰岩は美しいですね。
この後、高原山に近い塩谷町の船生に「船生石」の採石業者さんの工場をチラリと拝見しました。

2012年2月4日土曜日

鋸山 急傾斜の搬出道

この処、鋸山に何度か続けて通っています。千葉県立中央博物館の野外観察会の下見を兼ねて、担当の先生と共に行動する事もあるのですが、一人で歩く事もあります。
画像は、コンサートホールと言われる石切場から観月台方面に下る道から少しだけ外れた場所で見掛けた45度近い急傾斜の搬出道らしい遺構です。(訂正追記)この斜路は採掘された石を幾つかまとめて連結し滑り下ろす為の滑り台だと判りました。
来週も歩く予定なのでこの上部になにか他に遺構が無いか確認してみたいのですが、兎に角、車力道に比べて遥かにキツイ傾斜なので少々怖い雰囲気です。しかも、下の方も同じように真っ直ぐに落ちて行きます。この下は崩落してしまっています。
下の画像は勿論上の画像の続きです。

2012年1月22日日曜日

ハワイ火山観測100周年記念出版

ハワイにおいて火山観測を開始して100年に成る事を記念して、ハワイでは巡検や観測所のオープンハウス等様々な行事が開催されています。その様な記念行事の中で嬉しい事に、記念誌が発行されpdfファイルで公表(英文)されている事です。下記は日本火山の会MLで昨日配信した内容です。美しい画像が含まれて居るので、自分は英語が読めないよと言う方にもお勧めします。
画質は300dpi の67MBのもので充分満足出来る内容だと思います。

“HVO”のHPでこの100年の記録をまとめた“The Story of the Hawaiian Volcano Observatory — A Remarkable First 100 Years of Tracking Eruptions and Earthquakes ”が公開されています。

本文は60頁で美しいカラー画像が入っているのでデータ量も多くDLに少々時間が掛かりますが、下記の頁の右側で、300dpi のデータ容量67.1MB版と、600dpi のデータ容量139MB版、それ
に e-book版の簡易版で16.8MBの3サイズで自由にDL出来ます。
印刷物も入手可能だそうですが、価格は明記されていません。
http://pubs.usgs.gov/gip/135/

試に67.1MBサイズでDLしてみましたが、300dpiでも十分美しい画像が楽しめます。
ハワイの火山と言えば溶岩を流しだすオーシャンエントリーの美しさが強調されていますが、かなり激しい噴火を起こして火砕流の様な噴煙が立ち昇っている画像も有ります。文章を読めなくても是非DLされて(pdfファイルです)美しい画像をお楽しみ頂ければと考えます。

尚、USGSの出版物などのHPは下記です。
http://pubs.er.usgs.gov/#home:Jan-2012:30
このなかでこの資料を調べた結果です。
http://pubs.er.usgs.gov/#search:basic/query=The%20Story%20of%20the%20Hawaiian%20Volcano%20Observatory/page=1/page_size=100:0

2012年1月15日日曜日

紅海の新火山島を生み出した噴火活動

昨年の12月頃から紅海の海底火山が活発化し、ついには火山島を形成しています。日本近海の海底噴火活動ではその火山は何れ波浪により浸食されて陸上部は無くなってしまうのが通例ですが、紅海のこの場所ではどう推移するのでしょうか?NASAの画像集からご案内します。
下記は2007年のこの付近の状況と2011年12月23日に出現した火山の状況を示す画像です。
http://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php?id=76801
下記は1月7日のこの火山の状況
http://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/view.php?id=76911
下記は“Volcano Discovery”が報じるこの火山の説明
http://www.volcanodiscovery.com/view_news/4217/Volcanic-Eruption-in-the-Red-Sea-Yemen-reported.html
下記はUSGS:アメリカ地質調査所のHP
http://www.nature.nps.gov/geology/usgsnps/pltec/diverge.html